ソフトバンクの低価格ブランド「ワイモバイル」が2020年7月1日より主力料金プラン「スマホベーシックプラン」のサービス改定を行います。
改定内容は、料金据え置きで毎月使えるギガの増量(プラン(M))と、ギガを使い切った場合の低速通信を現行の128Kbpsから1Mbpsへと大幅に高速化(プラン(M/R))となります。
“ワイモバイル”、スマホ向け料金プラン「スマホベーシックプランM/R」を7月1日に改定 | ソフトバンク
おそらく、楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」への対抗、そして一か月早くサービス改定したUQモバイルへの対抗だと思われます。
この記事では新しいスマホベーシックプランのサービス内容の詳細説明と、UQモバイルや楽天モバイルとの全サービス比較を行っていきます。
ワイモバイル「スマホベーシックプラン」改定内容
高速通信使い切っても低速1Mbpsへ高速化
2020年6月1日にソフトバンクは「ワイモバイルのスマホベーシックプラン(M/R)を7月1日に改定」とアナウンスしました。
“ワイモバイル”、スマホ向け料金プラン「スマホベーシックプランM/R」を7月1日に改定 | ソフトバンク
プランの改定内容は以下の赤字の部分になります。
スマホベーシックプラン | ||||
---|---|---|---|---|
プランS | プランM | プランR | ||
高速データ通信容量 | 3GB | 9GB ⇒ 10GB |
14GB | |
「データ増量オプション」適用時の 高速データ通信容量 |
4GB | 12GB ⇒ 13GB |
17GB | |
高速データ通信容量 超過時の通信速度 |
最大128kbps ⇒ 最大300Kbps |
最大128kbps ⇒ 最大1Mbps |
最大128kbps ⇒ 最大1Mbps |
|
通話料 | 10分以内の国内通話は無料 | |||
基本使用料 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 | |
新規割 | -700円 | |||
おうち割光セット(A) または家族割引サービス (2回線目以降) |
-500円 | |||
月額利用料金 (合計) |
加入翌月~7か月目 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
8か月目以降 | 2,180円 | 3,180円 | 4,180円 |
最大の特徴は、高速通信のギガを使い切った場合の低速通信速度が128Kbpsから1Mbpsへと大幅に高速化されたことです(プランM/L)。
今までは高速通信のギガを使い切ってしまうと通信速度128Kbpsへ速度制限され、この速度はYahoo!JAPANのトップページも開けないほどの低速通信でした。
これが低速通信でも1Mbpsへと高速化されることで、速度制限がかかっても標準画質程度の動画視聴も十分こなせる速度になります。
料金改定はなし
今回のプラン改定により、月額料金や割引サービスなどの変更はありません。
通信サービスの変更のみとなります。
「スマホベーシックプラン(M)」が料金据え置きでギガ増量
「スマホベーシックプラン(M)」のデータ通信容量(ギガ)が今までの「月間9GB」から「月間10GB」へ増量されます。
また、利用開始から最大13か月間無料適用される「データ増量オプション」は従来通り適用され、それにより「スマホベーシックプラン(M)」の最大13か月間のデータ通信容量(ギガ)は「月間12GB」から「月間13GB」へ増量されます。
「スマホベーシックプラン(M/R)」の低速通信を高速化(1Mbps)
「スマホベーシックプラン(M/R)」の低速通信が今までの「低速通信128Kbps」から「低速通信1Mbps」へと大幅に高速化されます。
「スマホベーシックプラン(S)」は変わらず
今回のプラン改定は「スマホベーシックプラン(S)」には影響を与えません。
「スマホベーシックプラン(S)」のサービス内容じゃ従来のままとなります。
2020年10月14日より、「スマホベーシックプラン(S)」では低速通信300Kbpsへサービス改定されました。
ギガ翌月繰り越しや高速・低速切替は非対応のまま
今回のサービス内容改定では、「余ったギガの翌月繰り越し」や「高速通信・低速通信の切替」の機能は見送られました。
改定スケジュール
このサービス内容は2020年7月1日より適用されます。
すでに「スマホプラン(M/R)」をご利用の方は7月1日以降は自動的に新しいサービス内容が適用されます。
“ワイモバイル”、スマホ向け料金プラン「スマホベーシックプランM/R」を7月1日に改定 | ソフトバンク
現在の契約者はどうなる?
「スマホベーシックプラン(S/M/R)」の契約者
現在「スマホベーシックプラン」をご利用の方も7月1日より新しいサービスが適用されます。
現在「スマホベーシックプラン(M/R)」をご利用であれば、自動的に新しいサービス内容での利用ができます。特に申し込み等は不要です。
旧プラン「スマホプラン(S/M/L)」の契約者
旧プラン「スマホプラン(S/M/L)」をご利用の方が「スマホベーシックプラン(S/M/R)」へプラン変更する場合には注意が必要です。
ワイモバイル歴3年以上なら違約金なしでプラン変更
ワイモバイルのご利用期間が3年を超えている場合には違約金等不要で「スマホプラン(S/M/L)」から「スマホベーシックプラン(S/M/R)」へプラン変更することができます。
現在ご利用の「スマホプラン(S/M/L)」の継続利用期間が3年、ではなくワイモバイル(旧イーモバイル含む)のご利用期間が3年以上、です。
なので、「スマホプラン(S/M/L)」のご利用期間は3年経っていなくても、スマホプラン以前(たとえば旧イーモバイルの4GSプランなど)から継続利用で3年以上あれば、いつでも無料で「スマホベーシックプラン(S/M/R)」へプラン変更することができます。
ワイモバイル歴3年未満なら違約金が必要
上記以外(ワイモバイル継続利用3年未満)の方は、「スマホプラン(S/M/L)」から「スマホベーシックプラン(S/M/R)」へのプラン変更は「解約・新規契約」となるため、「スマホプラン(S/M/L)」の違約金10,450円が必要となります。
10/5 さらに「プランS」の低速通信も300Kbps高速化
そして2020年10月5日に「スマホベーシックプランS」について、「低速通信速度を300Kbpsへ高速化」のアナウンスがなされました。
スマホ向け料金プラン「スマホベーシックプランS」の改定について | ワイモバイル
「スマホプランM/R」がギガ使い切った場合の低速通信が「低速通信でも1Mbpsで動画見放題」と大幅改善されたのに対し、「スマホプランS」については従来の「低速通信128Kbps」のままでした。
この「低速通信128Kbps」はYahoo!JAPANのトップページも開けないどころか、ワイモバイルのメンバーサイトでギガ追加購入さえもできない程度の速度です。
この「低速通信128Kbps」が「低速通信300Kbpsへ高速化」が2020年10月14日以降実施される、すでに「スマホベーシックプランS」をご利用の方についても順次「低速通信300Kbps」のサービスが適用される、というアナウンス内容となります。
低速通信の使い勝手で人気の高いUQモバイルの「スマホプランS」に合わせてきたサービス改定となります。
ワイモバイル・UQモバイル・楽天モバイルのサービス比較
プラン全体の通信・通話サービス比較
ワイモバイルの「スマホベーシックプラン」改定は、UQモバイル同様に楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」対抗だと思われます。
月額3,278円での大容量ギガと低速でも1Mbpsと動画視聴も十分という楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」へ寄せてきたサービス改定です。
各社の料金プランの概要を以下にまとめます。
UQモバイル スマホプラン |
ワイモバイル スマホベーシック プラン |
楽天モバイル UN-LIMIT |
|
---|---|---|---|
プラン(S) | 月額2,178円 月間3GB(+1GB) 低速300Kbps |
月額2,680円 月間3GB(+1GB) 低速300Kbps |
月額3,278円 月間無制限(自社回線)/5GB(au回線) 低速3Mbps(自社回線)/1Mbps(au回線9 |
プラン(R/M) | 月額3,278円 月間10GB(+3GB) 低速1Mbps |
月額3,680円 月間10GB(+3GB) 低速1Mbps |
|
プラン(L) | -(廃止) | 月額4,680円 月間14GB(+3GB) 低速1Mbps |
|
音声通話料金 | 22円/30秒 | 10分かけ放題 | 国内・海外かけ放題 ※「Rakuten LINK」利用時 |
無料通話 オプション |
通話パック(550円) 10分かけ放題(770円) 完全かけ放題(1,700円) |
完全かけ放題(1,000円) | 標準装備 |
余ったギガの 翌月繰り越し |
〇 | × | × |
高速・低速切替 | 〇 | × | 〇(au回線) ※自社回線は無制限 |
ギガの追加チャージ | 100MB/100円 500MB/500円 |
500MB/500円 | 1GB/500円(au回線) |
契約形態 | 契約期間の縛りなし・解約時の違約金なし |
上記の表からわかるように、今回のワイモバイルのプラン改定は「スマホベーシックプラン(M)」を楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」およびUQモバイル「スマホプラン(R)」に寄せていることがわかります。
よって、ここからは楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」の月額3,278円プランに対する、ワイモバイル「スマホベーシックプラン(M)」とUQモバイル「スマホプラン(R)」との比較を中心にしていきます。
サービス概要と契約形態の比較
ワイモバイル「スマホベーシックプラン(M)」、UQモバイル「スマホプラン(R)」、楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」を比較するとサービス概要は以下のようになります。
UQモバイル スマホプラン |
ワイモバイル スマホベーシック プラン |
楽天モバイル UN-LIMIT |
||
---|---|---|---|---|
サービスエリア | 全国のauエリア | 全国のソフトバンクエリア | 自社回線エリア(都市部中心) 全国のauエリア 海外66の国・地域 |
|
月額料金 | 3,278円 | 月額3,680円 | 月額3,278円 | |
高速 通信 |
容量 | 10GB(+3GB) | 10GB(+3GB) | 無制限(自社回線エリア) 5GB(auエリア) 2GB(海外) |
翌月 繰越 |
〇 | × | × | |
追加 チャージ |
100MB/100円 500MB/500円 |
500MB/500円 | 1GB/500円(au回線) 1GB/500円(海外) |
|
低速 通信 |
速度 | 1Mbps | 1Mbps | 3Mbps(自社回線) 1Mbps(au回線) 128Kbps(海外) |
容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
高速・低速 切替 |
〇 | × | 〇 | |
音声 通話 |
標準 通話料金 |
22円/30秒 | 22円/30秒 ※「10分かけ放題」標準 |
22円/30秒 ※「Rakuten LINK」利用時は0円 |
無料通話 オプション |
通話パック(550円) 10分かけ放題(770円) 完全かけ放題(1,700円) |
完全かけ放題(1,000円) | 標準装備 | |
契約形態 | 契約期間の縛りなし・解約時の違約金なし |
まず、この比較表に従ってサービス項目を説明していきます。
サービスエリアについて
まず各社のサービスエリアについてですが、ワイモバイルは全国のソフトバンクエリアで利用可能、UQモバイルはKDDI(au)のサービスエリアで利用可能で、どちらもほぼ全国をカバーしています。
楽天モバイルは現在自社回線エリアが都市部を中心に非常に狭く、全国のほとんどのエリアはKDDI(au)の回線を借りてサービスを提供しており、これを「パートナーエリア」と呼んでいます。
楽天モバイルについては、この「自社回線エリア」「(国内)パートナーエリア(au回線)」に加えて、海外の66の国・地域でも使える「海外パートナーエリア」があり、エリア別の詳しいサービス内容については以下の記事を参考にしてください。
各社のサービスエリアは以下のようになり、楽天モバイルは国内でも「自社回線エリア」と「(国内)パートナーエリア(au回線)」に分かれていることに注意してください。
各社のサービスエリア | |
---|---|
ワイモバイル スマホベーシックプラン |
全国のソフトバンクエリア ※全国をカバー |
UQモバイル スマホプラン |
全国のauエリア ※全国をカバー |
楽天モバイル UN-LIMIT |
楽天モバイル自社回線エリア ※都市部中心に狭い |
国内パートナーエリア(au回線) ※全国のauエリア |
|
海外パートナーエリア ※世界66の地域・国 |
この記事では、楽天モバイル「自社回線エリア」と「国内パートナーエリア」を中心に比較していきます。
月額料金について
3社とも月額料金3,278円に寄せていますが、ワイモバイル「スマホベーシックプラン(M)」は月額3,680円と少し高くなっています。
これは、「スマホベーシックプラン(M)」には「10分かけ放題オプション」が標準装備であるためで、UQモバイル「スマホプラン(R)」に「10分かけ放題(月額770円)」を追加すると、同額3,680円になります。
各社の月額料金と無料通話 | |
---|---|
ワイモバイル スマホベーシックプラン(M) |
月額3,680円 ※「10分かけ放題」コミ |
UQモバイル スマホプラン(R) |
月額3,278円 ※無料通話なし |
月額3,680円 ※「10分かけ放題(月額770円)」オプション追加時 |
|
楽天モバイル UN-LIMIT |
月額3,278円 ※「国内・海外かけ放題」コミ |
高速通信容量(ギガ)について
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」は自社回線エリアではギガ使い放題、パートナーエリア(au回線)では月間5ギガまで使えます。
同じ月額3,278円の価格帯でワイモバイル・UQモバイルは月間10ギガ(増量オプションで+3ギガ)使えます。
楽天モバイルはエリア(お住まいのエリア)によってギガの使い勝手が大きく変わる点に注意が必要です。
各社の高速通信容量(ギガ) | |
---|---|
ワイモバイル スマホベーシックプラン(M) |
月間10GB ※「データ増量オプション」で最大13か月間は+3GB |
UQモバイル スマホプラン(R) |
月間10GB ※「増量オプション」で最大13か月間は+3GB |
楽天モバイル UN-LIMIT |
自社回線エリアではギガ無制限 ※実際には1日10GBで速度制限 |
国内パートナーエリア(au回線)では月間5GB |
余ったギガの翌月繰り越し
UQモバイルは毎月の余った高速通信容量(ギガ)は翌月末まで繰り越して使うことができます。
ワイモバイルと楽天モバイル(au回線エリア)ではギガが余っても翌月へ繰り越すことはできません。
余った高速通信容量(ギガ)の翌月繰り越し | |
---|---|
ワイモバイル スマホベーシックプラン(M) |
できない |
UQモバイル スマホプラン(R) |
できる、翌月末まで使える |
楽天モバイル UN-LIMIT |
できない |
高速通信容量(ギガ)の追加チャージ
3社とも高速通信容量(ギガ)を使い切ってしまっても、有料で追加チャージすることができます。
UQモバイルとワイモバイルが「500MB=550円」であるのに対して、楽天モバイルのau回線エリアでは「1GB=550円」と半額、圧倒的に安く追加チャージすることができます。
高速通信容量(ギガ)の追加チャージ料金 | |
---|---|
ワイモバイル スマホベーシックプラン(M) |
500MB=550円 |
UQモバイル スマホプラン(R) |
100MB=100円 500MB=550円 |
楽天モバイル UN-LIMIT |
1GB(1,000MB)=500円 |
低速通信について
ワイモバイル・UQモバイルともに高速通信容量(ギガ)を使い切った後の通信速度は1Mbpsへ速度制限されますが、この速度は標準画質動画も十分見れる速度です。
楽天モバイルでは自社回線エリアで1日に10ギガを超過するとその後日付が変わるまで速度3Mbpsへ制限、auエリアでは月5GB超過後は1Mbpsへ制限となります。
UQモバイルおよび楽天モバイルのauエリアでは、アプリで「高速・低速通信」の切替がいつでもできますが、ワイモバイルでは切り替えができません。
各社の低速通信の仕様 | ||
---|---|---|
低速速度 | 低速通信の条件 | |
ワイモバイル スマホベーシックプラン(M) |
1Mbps | ギガを使い切った時 |
UQモバイル スマホベーシックプラン(M) |
1Mbps | ギガを使い切った時 アプリで「低速(節約モード)」へ切り替えたとき |
楽天モバイル UN-LIMIT |
1Mbps | ギガを使い切った時 アプリで「低速(節約モード)」へ切り替えたとき |
音声通話について
3社とも標準電話アプリを使った音声通話料金は22円/30秒となります。格安SIMなどで提供されている通話料金が半額になるようなサービスは提供されません。
ワイモバイルは標準で「10分かけ放題」を装備していますが、UQモバイルでは無料通話はすべて有料オプションになります。
また、楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」は無料アプリ「Rakuten LINK(楽天リンク)」を利用することで、国内・海外での音声通話・SMSが無料となります。
各社の音声通話の仕様 | ||
---|---|---|
通話料金 | 無料通話 | |
ワイモバイル スマホベーシックプラン(M) |
22円/30秒 | 10分かけ放題(標準) 完全かけ放題「スーパーだれとでも定額」(月額1,100円) |
UQモバイル スマホベーシックプラン(M) |
22円/30秒 | 通話パック(月額550円) 10分かけ放題(月額770円) 完全かけ放題(月額1,700円) |
楽天モバイル UN-LIMIT |
22円/30秒 | 国内・海外で完全かけ放題 ※Rakuten LINK(楽天リンク)利用時 |
契約形態について
3社とも契約形態は「契約期間の縛りなし・解約時の違約金なし」の契約になります。
いつでも気に入らないときには無料で解約することができます。
各社の契約形態 | |
---|---|
ワイモバイル スマホベーシックプラン(M) |
契約期間なし、解約時の違約金なし |
UQモバイル スマホベーシックプラン(M) |
|
楽天モバイル UN-LIMIT |
データ通信サービスを比較
楽天モバイルのエリアに注意
楽天モバイルには「自社回線エリア」「国内パートナーエリア」「海外パートナーエリア」という3つのエリアがあり、エリアによってサービス内容が違ってきます。
自社回線エリア内での通信は「ギガ無制限」ですが、実際には毎日10ギガを超えた場合にはその日は日が変わるまで(0:00)速度が3Mbpsに制限されます。
国内パートナーエリア(au回線)では毎月5ギガ使えて、5ギガ超過後の通信速度は1Mbpsに制限される仕組みです。
これに対し、ワイモバイル・UQモバイルともに毎月10ギガ(増量オプションで13ギガ)使えて、超過後の通信速度は1Mbpsに制限される仕組みです。
3社とも「低速通信1Mbps」という通信速度は低速制限であっても動画視聴が十分できる速度です。
楽天モバイルとUQモバイルは高速通信ギガの節約ができる
「低速通信1Mbps」は毎月のギガを使い切った場合に制限される通信速度ですが、楽天モバイルとUQモバイルはアプリでいつでも「高速通信と低速通信の切り替え」が自由にできます。
どちらも低速通信はギガ無制限で使えるので、低速通信を活用することで高速通信のギガを節約することができます。
ワイモバイルは「高速・低速の切り替え」ができないので、高速通信を使い切った場合のみ月末まで低速通信1Mbpsで我慢する、という使い方になります。
さらにUQモバイルはギガの翌月繰り越しができる
楽天モバイルとUQモバイルはアプリで「高速・低速の切り替え」ができることで、高速通信ギガの節約ができます。
そしてUQモバイルは節約で余った高速通信ギガを翌月へ繰り越して無駄なく使うことができます。
楽天モバイルとワイモバイルでは余ったギガの翌月繰り越しはできません。
データ通信の使い勝手はUQモバイルが一番良い
このようにデータ通信の使い勝手はUQモバイルが一番優れています。
UQモバイルなら「高速・低速通信切替でギガ節約」「余ったギガを翌月へ繰り越し」によって、ギガがどんどん貯まっていきます。
楽天モバイルは「高速・低速通信切替でギガ節約」はできますが、余ったギガの翌月繰り越しができません。
ワイモバイルは「高速・低速通信切替でギガ節約」も「余ったギガの翌月繰り越し」もできません。
- UQモバイルは「高速・低速切替」でギガ節約、「余ったギガの繰り越し」で無駄なく使える
- 楽天モバイルは「高速・低速切替」でギガ節約できるけど、翌月繰り越しができない
- 高速通信の使い勝手はUQモバイルが最も良い
音声通話サービスを比較
標準通話料金は22円/30秒
3社の標準電話アプリを使った通話料金は22円/30秒です。
多くの格安SIMサービスで提供されているような「11円/30秒」となるアプリは提供されていません。
ワイモバイルは「10分かけ放題」標準装備
ワイモバイルの「スマホベーシックプラン(M)」は標準で「10分かけ放題」を装備していますが、UQモバイル「スマホプラン(R)」は無料通話は別途有料オプションです。
月額料金は少しワイモバイルの方が高く見えますが、「10分かけ放題」を加えてみるとワイモバイルもUQモバイルも月額3,680円と同じ月額料金になります。
さらに完全かけ放題にもできる
ワイモバイルもUQモバイルも国内完全かけ放題のサービスを利用することができます。
ワイモバイルは月額1,100円の「スーパーだれとでも定額」、UQモバイルは月額1,700円の「かけ放題(24時間いつでも)」をオプション追加することで、月額4,680円で国内完全かけ放題となります。
楽天モバイルなら月額3,278円のままで国内・海外かけ放題
楽天モバイルでは「Rakuten LINK(楽天リンク)」という無料アプリを使うことで、国内・海外での通話料金が完全無料になります。
国内だけでなく海外66の国・地域の「海外パートナーエリア」でも「090/080/070番号」による通話が無料です。
Rakuten LINK(楽天リンク)は無料アプリなので、「UN-LIMIT(アンリミット)」の月額3,278円のままで「国内・海外でかけ放題」ができます。
楽天モバイルとワイモバイルは留守番電話も無料
また、音声通話を多く使う人に便利な機能「留守番電話」がワイモバイルと楽天モバイルなら無料、UQモバイルは別途月額380円の「電話基本パック」が必要です。
なお、ワイモバイルは留守番電話オプションは無料ですがメッセージを聞くための通話料金は有料であるのに対し、楽天モバイルなら留守番電話無料に加えてメッセージを聞く通話料金も無料です。
楽天モバイル「Rakuten LINK(楽天リンク)」は少しクセがある
Rakuten LINK(楽天リンク)によって、音声通話(090/080/070番号)のお得度は楽天モバイルが断トツでお得になります。
ただし、このRakuten LINK(楽天リンク)は現在のところAndroid向けアプリのみが提供されており、iOS(iPhone/iPad)向けのアプリは提供されていません。
また、使い始めるためのログイン(認証)に少しクセがあり、ログイン可能なスマホも限られてくるというクセの強いサービスです。
Rakuten LINK(楽天リンク)に興味持った方はこちらの記事もぜひ読んでみてください。
- 音声通話と留守番電話なら楽天モバイル(Rakuten LINK)最強!
- ただしRakuten LINKが使えるスマホが限られるので注意!
- UQモバイル・ワイモバイルも完全かけ放題オプションあり、ビジネス利用でも十分
割引サービスの比較
UQモバイルとワイモバイルでは複数回線契約や自宅ネット回線とのセット利用などにおいて月額料金を割引するサービスを提供しています。
UQモバイル スマホプラン |
ワイモバイル スマホベーシック プラン |
楽天モバイル UN-LIMIT |
|
---|---|---|---|
複数回線割引 | UQ家族割 ・2回線目以降500円割引 |
家族割引 ・2回線目以降500円割引 |
- |
回線セット割引 | ギガMAX月割(500円) | おうち割光セット(500円) | - |
学割 | UQ学割 ※期間限定 |
ワイモバ学割 ※期間限定 |
- |
高齢者割引 | シニア割 | 60歳以上 通話ずーっと無料キャンペーン | - |
楽天モバイルはまだ始まったばかりのサービスであり、現時点ではUQモバイル・ワイモバイルと同様な割引サービスを提供していません。
複数回線契約時の割引サービス
おひとりで、または家族で複数回線を契約している場合の割引サービスについて比較してみます。
UQモバイルでは複数回線契約に対して2回線目以降(子回線)に対して月額500円の割引「UQ家族割」が適用されます。
ワイモバイルも同様に、2回線目以降(子回線)に対して月額500円の割引「家族割引サービス」が適用されます。
楽天モバイルでは現在複数回線契約向けの割引サービスは提供されていません。
複数回線割引サービス(家族割引) | |
---|---|
UQモバイル | UQ家族割 ・2回線目以降(子回線)最大9回線まで月額550円割引 |
ワイモバイル | 家族割引サービス ・2回線目以降(子回線)最大9回線まで月額550円割引 |
楽天モバイル | なし |
自宅のネット回線とのセット割引サービス
各社のスマホと、自宅のネット回線をセットで利用する場合の割引サービスについて比較してみます。
UQモバイルではポケットWiFi「WiMAX2+」および光回線「BIGLOBE光」とのセット契約で月額500円の割引が適用されます(ギガMAX月割)。
ワイモバイルではSoftbankAirおよびSoftbank光とのセット契約で月額500円の割引が適用されます(おうち割光セット)。
楽天モバイルでは関連サービス「楽天ひかり」を提供していますが、セット割引は提供されていません。
セット回線割引サービス | |
---|---|
UQモバイル | ギガMAX月割(月額500円) ・WiMAX2+およびBIGLOBE光 |
ワイモバイル | おうち割光セット(A)(月額500円) ・SoftbankAirおよびSoftbank光 |
楽天モバイル | なし |
若者向けの割引サービス
UQモバイルとワイモバイルは若者向けの割引サービスとして、毎年の新入学シーズンを対象に学割キャンペーンを実施しています。
キャンペーンは毎年の年末から翌年の入学シーズンである5月末くらいまでの期間限定で実施されており、キャンペーン特典の内容はその年によって変わってきます。
セット回線割引サービス | |
---|---|
UQモバイル | UQ学割(期間限定) ※特典内容は毎年変わる |
ワイモバイル | ワイモバ学割(期間限定) ※特典内容は毎年変わる |
楽天モバイル | なし |
高齢者向けの割引サービス
若者向けの割引サービスに対して、シニア層(60才以上)に対するキャンペーン・割引の特典もあります。
UQモバイルとワイモバイルでは60才以上の利用者に対して、特定の条件のもと「通話し放題サービス」を提供しています。
UQモバイルでは60才以上の利用者に対して、完全かけ放題オプション「かけ放題(24時間いつでも)」の月額料金(通常1,700円)を「6か月間無料、7か月目以降1,000円」と割引提供しています。
ワイモバイルでは60歳以上であれば、完全かけ放題オプション「スーパーだれとでも定額(月額1,100円)」をずっと無料で提供しています。
LINEなどのアプリ通話をあまり利用しないシニア層に対して、従来の電話サービスを安く提供してくれる特典です。
セット回線割引サービス | |
---|---|
UQモバイル | シニア割 ※「かけ放題(24時間いつでも)」の割引提供 |
ワイモバイル | 60歳以上 通話ずーっと無料キャンペーン ※「スーパーだれとでも定額」の無料提供 |
楽天モバイル | なし |
国際サービスの比較
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」は月額3,278円の範囲内で海外66の地域・国(海外パートナーエリア)で通話・通信サービスが使えます。
海外でも通信が2ギガ使えて、音声通話(090/080/070番号)も海外で発信・着信可能、発信は通話料金無料です(Rakuten LINK利用時)。
2ギガで足りない場合でも、「1GB=550円」の低価格でギガの追加チャージが可能、国内だけでなく海外でも使い勝手の良いサービスです。
ワイモバイルも海外では「海外パケホーダイ」が適用可能、定額料金での海外データ通信し放題が利用可能、音声通話は国際料金が必要です。
UQモバイルは現在のところ、国際通話は利用できますがデータ通信は利用できません。
海外サービス | |
---|---|
UQモバイル | 国際通話可能(国際通話料金) データ通信はできない |
ワイモバイル | 国際通話可能(国際通話料金) 海外パケホーダイが使える |
楽天モバイル | 66の国・地域で毎月2ギガまでデータ通信可能(1GB=550円でチャージも可能) 海外でも電話の発信・着信可能、通話料無料 |
付帯サービスの比較
MMS(携帯キャリアメール)
いわゆる「ケータイメール」「キャリアメール」と言われてるメールサービスが「MMS」、携帯電話間のメール送受信では信頼性が高いとされているサービスです。
ワイモバイルは標準でMMSメールアドレスを提供しており、追加料金なしでMMSが利用できます。
UQモバイルではMMSは月額220円のオプションとして提供されます。
楽天モバイルではMMSメールサービスを提供していません。
現在スマホではGMailなどのフリーメールをご利用の方が多いですが、ガラケー利用者との連絡が多い場合には信頼性の高い(とされている)MMSを利用できる方が安心できます。
公衆無線LANサービス
ワイモバイル・UQモバイル・楽天モバイルともに公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスを提供しています。
ワイモバイルではソフトバンクが提供している「Softbank Wi-Fi」が無料で利用できます。
UQモバイルでは月額150円で「ギガぞう(スマホ専用プラン)」を利用可能、無料で使える「ギガぞう(フリープラン)」もありますが、アクセスポイントはかなり少なくなります。
楽天モバイルでは月額362円で「楽天モバイル Wi-Fi by エコネクト」を提供しています。
キャリア | 月額料金 | 公衆無線LANサービス |
---|---|---|
ワイモバイル | 無料 | Softbank Wi-Fi |
UQモバイル | 無料 | ギガぞう(フリープラン) |
150円 | ギガぞう(スマホ専用プラン) | |
楽天モバイル | 362円 | 楽天モバイル Wi-Fi by エコネクト |
携帯キャリア決済サービス
大手キャリアをご利用の方で、キャリア決済サービスを利用している方も多いでしょう。
ワイモバイルでは「ソフトバンクまとめて支払」と同じサービス「ワイモバイルまとめて支払」が提供されており、また「ワイモバイルまとめて支払」に対応していない場合でも「ソフトバンクまとめて支払」に対応していればキャリア決済サービスを利用できます。
同様に、UQモバイルも「auかんたん決済」に対応しています。
楽天モバイルでは現時点ではキャリア決済サービスに対応していません。
キャリア決済サービス | |
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ワイモバイル | ワイモバイルまとめて支払 ソフトバンクまとめて支払 |
UQモバイル | auかんたん決済 |
楽天モバイル | なし |
LINE年齢認証
LINEでID検索を行うためには年齢認証が必要になります。
このLINE年齢認証は大手キャリアが持っている個人情報を使って認証されるため、一般的な格安SIMではLINEのID検索が利用できません。
ワイモバイルは大手キャリアソフトバンクのサブブランドであるため、ソフトバンクが管理している個人情報を使ってLINE年齢認証を行うことができます。
UQモバイルはLINE年齢認証ができませんが、2020年5月よりUQコミュニケーションズからKDDI(au)へ運営が移管され、ワイモバイルと同様に大手キャリアauのサブブランドとなったことから、やがてLINE年齢認証ができるようになると思われます。
楽天モバイルでは現時点ではLINE年齢認証に対応していません。
ワイモバイル・UQモバイル・楽天モバイルの比較まとめ
一番のオススメはUQモバイル(無難な選択)
通信・通話サービスとして一番のオススメはUQモバイルです。
「節約」と「繰り越し」でギガがどんどん貯まる
まず、高速通信容量(ギガ)の使い勝手が一番優れていて、ギガの節約によってどんどんギガが貯まっていきます。
- UQモバイルは「高速・低速」切替でギガの節約ができる
- さらに余ったギガは翌月末まで繰り越しで無駄がない
必要な無料通話オプションを追加できる
電話をたくさん使う人、ビジネスで使う人でも「かけ放題(24時間いつでも)」オプション(月額1,700円)を追加することで、国内完全かけ放題のサービスが利用できます。
一方、電話をほとんど使わない人にとっては無料通話オプションを付けないことで、10分かけ放題標準装備のワイモバイルよりも安い月額料金で使うことができます。
- 「10分かけ放題」「国内完全かけ放題」のオプションあり
- 無料通話不要ならワイモバイルより安くなる
家族割引・セット割引も充実
家族みんなで安いスマホに乗り換える場合でも「UQ家族割」「ギガMAX月割」など割引サービスが充実、この点についてはワイモバイルも同様です。
- 家族みんなで乗り換えるなら「UQ家族割」
- 自宅のネットとセットなら「ギガMAX月割」
大手キャリアと使い勝手が変わらずスマホ代を安くするという点では、UQモバイルが一番おすすめです。
Yahoo!JAPAN連携でお得なワイモバイル
大手キャリアではスマホのサービスを金融サービス(ネットショップや決済サービス)との抱き合わせを展開しています。
UQモバイル(KDDI)は「auかんたん決済」「au Pay」などの決済サービスと「au PAYマーケット(au Wowma!)」というネットショップを展開しています。
ワイモバイル(ソフトバンク)は「まとめて支払」「PayPay」などの決済サービスと「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」などのショップを展開しています。
楽天モバイル(楽天)では「R Pay」「楽天ポイント」などの決済・ポイントサービスと「楽天市場」を展開しています。
Yahoo!プレミアム for Y!mobile
ワイモバイルの利用者なら「Yahoo!JAPAN連携」を設定することで、会費無料でYahoo!JAPANのプレミアム会員(Yahoo!プレミアム for Y!mobile)になることができます。
プレミアム会員ならYahoo!JAPANのサービス利用で以下のような特典を受けることができます。
- Yahoo!ショッピング、PayPayモール、LOHACOでの買い物で5%還元(通常に上乗せ)
- ヤフオクの落札システム利用料が安くなる(10%→8.8%)
- 雑誌・マンガ読み放題「読み放題プレミアム」
- 「Yahoo!かんたんバックアップ」が無料・無制限
Yahoo!ショッピングやPayPayモールでの買い物で、通常のポイント還元に5%上乗せ還元されるのが魅力です。
Enjoyパックでさらに5%上乗せ還元
また、ワイモバイルをご利用の方は月額500円の「Enjoyパック」に加入することができます。特典は以下のようになります。
- Yahoo!ショッピング、PayPayモールで使えるクーポン500円が毎月もらえる
- Yahoo!ショッピング、PayPayモール、LOHACOでの買い物でさらに5%還元(プラミアム会員と合わせて10%還元)
- 毎月500円分のギガ(500MB)がもらえる
このように、オプション料金月額500円に対して「クーポン500円」「ギガ500円相当(500MB)」がもらえて、さらにお買い物ポイントが5%上乗せ(プレミアム会員と合わせて10%還元)と超お得なオプションです。
ソフトバンクではYahoo!ショッピングやヤフオクなど大きな経済圏を持っており、PayPayでの還元サービスが活発に行われています。
Yahoo!JAPANの経済圏をご利用の方は、ワイモバイルと一緒に使うことでPayPayポイントがザクザク貯まる仕組みになっています。
まだ様子見?お試し利用?の楽天モバイル
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」は非常に魅力的なサービスです。
自社回線でギガ無制限、パートナーエリアでも低速1Mbps
まだまだ楽天モバイル自社回線エリアは狭いものの、全国で使えるパートナーエリア(au回線)で「毎月5ギガ、使い切っても1Mbps」というサービスは衝撃的、UQモバイルやワイモバイルが後を追って「低速通信1Mbps」とサービス改定してきました。
また、今後どんどん拡大される予定の「楽天モバイル自社回線エリア」では「ギガ無制限」です。ただし、実際の運用は「1日で10GBを超えると3Mbpsに速度制限」「速度制限は午前0時に解除される」という運用を行っています。
国内でも海外でも使える
楽天モバイルの他社にない強みが「海外でも66の国・地域で使える」という点です。
他社でも国際通話・海外通信サービスを別途りようすることで海外利用が可能ですが、楽天モバイルなら標準の月額3,278円で海外フル対応です。
さらに国内・海外でかけ放題
そして、楽天モバイルが提供する無料アプリ「Rakuten LINK(楽天リンク)」を使えば、国内でも海外でも「090/080/070番号」による発信・着信が可能、発信の場合は通話料金無料のかけ放題です。
海外にいても国内にいるのと同様に自分の電話番号での発信・着信ができる点はいままでになかったサービス、しかも発信の場合の通話料金は無料です。
通話だけでなく、SMSの送信料も無料です。
楽天経済圏での利用でポイントがざくざく貯まる
そして、楽天モバイルの利用者は楽天市場などの楽天サービスで還元される楽天ポイントの還元率がアップする「RSUP(スーパーポイントアップ)」のプログラム対象となります。
「RSUP」は、特定サービスの利用により通常のポイント還元率をアップしてくれるプログラムで、以下のような仕組みになっています。
標準還元率 | 1% ※サービスやキャンペーン等により変動 |
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楽天モバイルの契約 | +1倍(2%) |
楽天ひかりの契約 | +1倍(2%) |
楽天カードでの支払い | +2倍(3%) |
楽天プレミアムカードでの支払い 楽天ゴールドカードでの支払い |
+2倍(3%) |
楽天銀行+楽天カードでの支払い | +1倍(2%) |
上記以外にも、楽天経済圏のサービス利用によって、還元率がアップされていく仕組み、最大で標準還元率の16倍もの還元率になります。
「楽天モバイルを契約」「楽天カードで支払い」と、これだけで通常の買い物での還元率が3倍(3%)になるわけです。
キャンペーンが異常、お得過ぎる「1年間完全無料」さらにお釣まで
楽天モバイルの現在実施中キャンペーンは異常なほどお得です。
「300万名までは1年間の月額料金無料」「初期費用(3,300円相当)全額ポイント還元」を始めとして、1年間完全無料に加えてお釣までもらえるキャンペーンを実施中です。
1年間無料 ※300万名 |
300万名までは1年間の月額料金(3,278円/月)が全額無料 |
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初期費用全額還元 | 初期費用(3,300円)を楽天ポイントで全額還元 |
ネット契約で3,000ポイント | ネットでの契約なら3,000ポイントプレゼント |
友達紹介 | 紹介IDを使っての契約なら2,000ポイントプレゼント |
スマホ代金還元 | 楽天モバイル対応スマホの購入で、最大15,000ポイントを還元 |
このように、「1年間無料で使える」だけでなく、それ以外にも楽天ポイントが還元されるキャンペーンを実施中。
1年間無料で使ってみて、気に入らなければいつでも無料で解約できるのが楽天モバイル、楽天カードをお持ちの方なら契約してお試し利用してみると良いでしょう。
だけど現時点では「様子見」「お試し利用」をおすすめ
このように、非常に魅力的なサービスを提供している楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」ですが、現時点ではメインの回線での乗り換えはおすすめできません。
サービスが悪いということはなく私も2020年4月8日から利用していますが、通信も通話も非常に安定しています。
Rakuten LINK(楽天リンク)での無料通話も非常にクリアな音声での会話ができます。
ですが、まだまだ始まったばかりのサービス、今後しばらくはサービスの安定性を確認したいところであり、さらには自社回線エリアの拡大状況も確認したいところです。
現時点では、メイン回線での乗り換えや家族みんなで利用することはおすすめではなく、むしろ「1年間無料」「いつでも解約可能」なのでサブ回線での利用・お試し利用をおすすめします。
楽天モバイルの評価はやはりサービス開始から1年間は様子見、その後に評価したいところです。