大手キャリアと変わらない使い勝手で人気の格安SIM「ワイモバイル」はソフトバンクと変わらない高速通信とサービスで、大手キャリアからの乗り換えがしやすい格安SIMです。
さらに、現在ソフトバンクをご利用の方で「ソフトバンクおうち割光セット」での割引適用を受けている方は、ソフトバンク光をそのまま「ワイモバイルおうち割光セット」へ切り替えることで、ソフトバンク光のままワイモバイルでも割引サービスを受けることができます。
しかし、「ワイモバイルへ家族(複数回線)で乗り換える」を考える場合にはあまりソフトバンク光にこだわる必要はありません。
この記事では、「家族(複数回線)でワイモバイルへ乗り換える」場合において、「ワイモバイルおうち割光セット」があまりお得にならない理由を説明し、ソフトバンク光よりもお得になる光回線を提案しています。
おうち割光セットの適用条件と割引額
ワイモバイル「おうち割光セット(B)」の適用条件
ワイモバイル「おうち割光セット」とはワイモバイルの新プラン「スマホベーシックプラン」や旧プラン「スマホプラン」をソフトバンク光とセット利用することで、毎月の月額料金割引が受けられるサービスです。
割引額は「スマホベーシックプラン(S/M/R)」や「スマホプラン(S/M/R/L)」のプランのサイズ「S/M/R/L」によって異なり、以下の割引額になります。
自宅ネット回線 | スマホベーシックプラン スマホプラン |
割引額 |
---|---|---|
ソフトバンク光 ソフトバンク・エアー |
スマホベーシックプラン(S/M/R) スマホプラン(S) |
550円/月 |
スマホプラン(M/R) | 770円/月 | |
スマホプラン(L) | 1,000円/月 |
ポイントは、新プラン「スマホベーシックプラン(S/M/R)」はプランのサイズ(S/M/R)によらず「一律500円割引」という点です。
「おうち割光セット」の割引額
旧プラン「スマホプラン(L)」を5回線契約であれば、毎月の割引額は5,000円となり、ソフトバンク光(月額5,200円)の月額料金が実質無料となるほどの割引額です。
しかし、新プラン「スマホベーシックプラン」ではプランサイズ(S/M/R)に関わらず一律500円割引と割引額が小さくなりました。
家族割引とおうち割光セットの割引比較
「家族割引」の概要
ワイモバイルでは複数回線契約向けの割引サービスとして「家族割引」というサービスがあります。
複数回線のうち、1回線目を「主回線」として登録し2回線目以降を「副回線」とし、2回線目以降の副回線(最大9回線)に対してすべての副回線で月額500円の割引をしてくれます。
「2回線目以降の副回線(最大9回線)に割引適用」がポイントで、「主回線」とする1回線目への割引はありません。
「家族割引」と「おうち割光セット」の同時適用はできません。どちらか一方を利用者が選ぶ必要があります。
「家族割引」と「おうち割光セット」の比較
ワイモバイルでは2019年10月の新プラン「スマホベーシックプラン」に合わせて、「おうち割光セット」の割引額を変更(割引額減少)しました。
現在の「スマホベーシックプラン」での「おうち割光セット」の割引額は以下のようになり、「家族割引」と変わらなくなります。
費用と割引 | スマホベーシックプラン(S/M/R) 割引額 |
||
---|---|---|---|
おうち割光セット | 家族割引 | ||
割引適用条件(必須オプション) | 基本プラン(N)(550円/月) | – | |
割引額 | 1回線目(主回線) | 550円/月(S/M/R) | – |
2~10回線目(副回線) | 550円/月(S/M/R) | 550円/月(S/M/R) |
「おうち割光セット」の割引を受けるための必須オプション「基本プラン(N)」は光電話サービスです。もともと光電話が必要な方には当然の出費ですが、光電話不要の方にとっては無駄な出費となります。
この比較表からわかる通り、新プラン「スマホベーシックプラン」では「おうち割光セット」にこだわる必要はなく「家族割引」で十分な割引額となります。
おうち割光セットのお得度
新プラン「スマホベーシックプラン」ではあまりお得ではない
このように、ワイモバイルの新プラン「スマホベーシックプラン(S/M/R)」ではソフトバンク光とのセット割引「おうち割光セット」はあまりお得ではなくなりました。
「おうち割光セット」で割引適用を受けなくても、「家族割引」により回線ごとに毎月500円の割引が適用されます。この割引額は「おうち割光セット」の割引額と同じなので、自宅の光回線をソフトバンク光にこだわる必要がなくなりました。
固定電話が不要な人はまったくお得ではない
「おうち割光セット」で割引適用を受けるためには別途550円/月の基本パック(光電話サービス)への加入が必要です。
自宅で固定電話(光電話)が必要な方は良いですが、不要な方には「割引のための出費」となります。
旧プラン「スマホプラン」も併用なら少しお得になる
ワイモバイルの旧プラン「スマホプラン(S/M/R/L)」をご利用なら「おうち割光セット」は「家族割引」よりお得になる可能性があります。
「家族割引」が一律550円/月の割引額であるのに対し、「おうち割光セット」はスマホプラン(M/R)なら770円/月、スマホプラン(L)なら1,000円/月となります。
結論:家族でワイモバイルへ乗り換えなら「家族割引」で十分
これらのことから、家族でワイモバイル(新プラン「スマホベーシックプラン」)へ乗り換えるなら、割引サービスは「家族割引」で十分であり、自宅ネット回線をソフトバンク光にこだわる必要はありません。
むしろ、「家族割引」の適用に加えて「ソフトバンク光」よりも安い光回線に乗り換えることで、さらに通信費を安くできます。
ワイモバイルとセットでお得な光回線
割引は「家族割引」を活用、光回線はコストを下げる
このように、ワイモバイルの新プラン「スマホベーシックプラン(S/M/R)」へ家族(複数回線)で乗り換える場合には、自宅ネット回線はソフトバンク光で「おうち割光セット」を検討するよりも、「家族割引」による割引適用と光回線のコストを下げる、ということを検討すべきです。
新プラン「スマホベーシックプラン(S/M/R)」では「おうち割光セット」も「家族割引」も割引額は同じになるので、割引は「家族割引」を適用したうえで光回線はソフトバンク光よりも安いものを選ぶ、ということでさらに通信費を安くすることができます。
将来の乗り換えに有利な光回線
2019年に導入された「事業者変更(再転用)」により、フレッツ光コラボ間での契約の乗り換えができようになりました。
ソフトバンク光からそのまま他のフレッツ光(ドコモ光など)への乗り換えが可能、ということです。もちろん、光電話をご利用の場合にも電話番号そのままで乗り換えることができます。
この「事業者変更」制度によって、スマホの乗り換えと一緒に自宅の光回線もよりお得な光回線へ気軽に乗り換えられるようになりました。
スマホを乗り換える場合にはこの「事業者変更」制度を積極的に活用していきましょう。
ソフトバンク光より安い光回線
ソフトバンク光の月額料金は以下のようになります。
ファミリータイプ | 5,200円/月 |
---|---|
マンションタイプ | 4,180円/月 |
これに対し、現在フレッツ光コラボで安いサービスは以下のようなサービスがあります。ソフトバンク光よりも安いことに加えて、将来さらに乗り換えやすいように「契約期間の縛りナシ」の回線を選んでみました。
サービス | 戸建て向け | 集合住宅向け | 特徴 |
---|---|---|---|
ぷらら光 | 4,800円 | 3,600円 | 2年縛りなし |
DTI光 | 4,800円 | 3,600円 | 2年縛りなし |
MEC光 | 4,500円 | 3,500円 | 2年縛りなし |
enひかり | 4,300円 | 3,300円 | 2年縛りなし |
縛りのない「DTI光」
DTI光の特徴
「DTI光」はフレッツ光回線を使った光コラボなので、新規での契約以外にソフトバンク光から「事業者変更」で乗り換えることができます。
「DTI光」の特徴は以下の点です。
- 契約期間の縛りがない(いつでも無料で解約できる
- IPv6高速通信「OCNバーチャルコネクト」標準対応
- 「auセット割」「DTI×SIMセット割」対応
- 月額料金が(ソフトバンク光よりも)安い
- 口座振替での支払いができる
- キャッシュバックキャンペーン実施中
DTI光の料金プランと特典
DTI光の初期費用と月額費用は以下のようになります。
費用・割引・特典項目 | 費用・割引・特典 | |
---|---|---|
初期費用 | 事務手数料 | 新規:800円 転用:1,800円 |
工事費 | 新規:18,000円(ファミリータイプ) 新規:15,000円(マンションタイプ) 転用:工事不要 |
|
月額費用 | ファミリータイプ | 5,280円/月 |
マンションタイプ | 3,600円/月 | |
特典 | キャッシュバック ※「新規」のみ適用 |
新規(光電話あり):19,000円(ファミリー) 新規(光電話なし):12,000円(ファミリー) 新規(光電話あり):16,000円(マンション) 新規(光電話なし):10,000円(マンション) |
開通月無料 | DTI光の開通月月額料金は無料 | |
割引 | auセット割 | auスマホとセットで最大1,200円/月割引 |
DTI×SIMセット割 | 「DTI SIM」とセットで150円/月割引 |
「おうち割光セット」とのざっくり比較
ワイモバイルのスマホベーシックプランで「おうち割光セット」を適用する場合と光回線をDTI光へ乗り換える場合のお得度をざっくり比較してみます。
費用項目 | DTI光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|---|
月額料金 | 戸建てタイプ | 5,280円/月 | 5,200円/月 |
マンションタイプ | 3,600円/月 | 4,180円/月 | |
契約形態 | 縛りなし | 2年契約自動更新 |
DTI光なら毎月の月額料金は200~400円ほど安くなります。
また、DTI光なら契約の縛りがないので将来の乗り換え時にも違約金が発生しません。
よって、ワイモバイルへの乗り換えでは「家族割引」を活用したうえで、自宅ネット回線はDTI光へ乗り換えるほうがお得になります。
DTI光のおすすめポイント
DTI光はそこそこ安い月額料金に加えて「契約期間の縛りがない」「結構良い条件のキャッシュバック」がおすすめポイントです。
また、現在のフレッツ光では必須ともいえるIPv6高速通信にも「OCNバーチャルコネクト」を標準(無料)提供しています。
※「OCNバーチャルコネクト」を利用するためには、以下のような対応ルーターが必要となります。
縛りのない「ぷらら光」
ぷらら光の特徴
「ぷらら光」はフレッツ光回線を使った光コラボなので、新規での契約以外にソフトバンク光から「事業者変更」で乗り換えることができます。
「ぷらら光」の特徴は以下の点です。
- 契約期間の縛りがない(いつでも無料で解約できる
- IPv6高速通信「OCNバーチャルコネクト」標準対応
- 月額料金が(ソフトバンク光よりも)安い
- キャッシュバックキャンペーン実施中
ぷらら光の料金プランと特典
ぷらら光の初期費用と月額費用は以下のようになります。
費用・割引・特典項目 | 費用・割引・特典 | |
---|---|---|
初期費用 | 事務手数料 | 0円(無料) |
工事費 | 新規:最大18,000円(ファミリータイプ) 新規:最大15,000円(マンションタイプ) 転用:工事不要 |
|
月額費用 | ファミリータイプ | 5,280円/月 |
マンションタイプ | 3,600円/月 | |
特典 | キャッシュバック | 新規:35,000円 転用:10,000円 |
開通月無料 | DTI光の開通月月額料金は無料 |
「おうち割光セット」とのざっくり比較
ワイモバイルのスマホベーシックプランで「おうち割光セット」を適用する場合と光回線をぷらら光へ乗り換える場合のお得度をざっくり比較してみます。
費用項目 | ぷらら光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|---|
月額料金 | 戸建てタイプ | 5,280円/月 | 5,200円/月 |
マンションタイプ | 3,600円/月 | 4,180円/月 | |
契約形態 | 縛りなし | 2年契約自動更新 |
ぷらら光なら毎月の月額料金は200~400円ほど安くなります。
また、ぷらら光なら契約の縛りがないので将来の乗り換え時にも違約金が発生しません。
よって、ワイモバイルへの乗り換えでは「家族割引」を活用したうえで、自宅ネット回線はぷらら光へ乗り換えるほうがお得になります。
ぷらら光のおすすめポイント
ぷらら光はDTI光と同様に、そこそこ安い月額料金に加えて「契約期間の縛りがない」「結構良い条件のキャッシュバック」がおすすめポイントです。
また、現在のフレッツ光では必須ともいえるIPv6高速通信にも「OCNバーチャルコネクト」を標準(無料)提供していることもDTI光と同様におすすめポイントになります。
ぷらら光なら「OCNバーチャルコネクト」の対応ルーターを無料レンタルしてくれるので、対応ルーターの購入費用分だけDTI光よりもお得になります。
縛りナシ、UQモバイルセット割ありの「enひかり」
enひかりの特徴
「enひかり」はフレッツ光回線を使った光コラボなので、新規での契約以外にソフトバンク光から「事業者変更」で乗り換えることができます。
「enひかり」の特徴は以下の点です。
- 契約期間の縛りがないのでいつでも無料で解約できる
- IPv6高速通信「v6プラス」「Transix」両対応(別途180円/月)
- 月額料金が(ソフトバンク光よりも)安い
- UQモバイルセット割「勝手に割」
enひかりの料金プランと特典
enひかりの初期費用と月額費用は以下のようになります。
費用・割引・特典項目 | 費用・割引・特典 | |
---|---|---|
初期費用 | 事務手数料 | 新規:3,000円 転用:2,000円 |
工事費 | 新規:最大15,000円(ファミリータイプ) 新規:最大15,000円(マンションタイプ) 転用:工事不要 |
|
月額費用 | ファミリータイプ | 4,300円/月 |
マンションタイプ | 3,300円/月 |
「おうち割光セット」とのざっくり比較
ワイモバイルのスマホベーシックプランで「おうち割光セット」を適用する場合と光回線をenひかりへ乗り換える場合のお得度をざっくり比較してみます。
費用項目 | enひかり | ソフトバンク光 | |
---|---|---|---|
月額料金 | 戸建てタイプ | 4,300円/月 | 5,200円/月 |
マンションタイプ | 3,300円/月 | 4,180円/月 | |
契約形態 | 縛りなし | 2年契約自動更新 |
enひかりなら毎月の月額料金は500円ほど安くなります。
また、enひかりなら契約の縛りがないので将来の乗り換え時にも違約金が発生しません。
よって、ワイモバイルへの乗り換えでは「家族割引」を活用したうえで、自宅ネット回線はenひかりへ乗り換えるほうがお得になります。
enひかりのおすすめポイント
トータル価格で一番安い
enひかりは月額料金なら一番安いフレッツ光と言えますし、通信速度もかなり快適でおすすめです。
フレッツ光で必須ともいえるIPv6高速通信は別途オプション(180円/月)となりますが、オプション料金を加算しても少し「DTI光」「ぷらら光」より安くなります。
また、IPv6高速通信「v6プラス/Transix」に対応したルーターが必要ですが、定期的に「対応ルーター特価1,000円で販売!」というキャンペーンを実施しています。
対応ルーターを購入する場合には「v6プラス」にも「Transix」にも対応した以下のルーターが安くて良いでしょう。
UQモバイルとのセット割がある
また、enひかりはUQモバイルとのセット割引「勝手に割(月額110円割引)」を提供しています。
UQモバイルはワイモバイルと並び「大手キャリアと変わらない使い勝手」で人気の格安SIMですが、将来的にワイモバイルとUQモバイルを行ったり来たりする場合には少しお得になります。
「新規」なら工事費無料の「MEC光」
MEC光の特徴
「MEC光」はフレッツ光回線を使った光コラボなので、新規での契約以外にソフトバンク光から「事業者変更」で乗り換えることができます。
「MEC光」の特徴は以下の点です。
- 契約期間の縛りがないのでいつでも無料で解約できる
- IPv6高速通信「Transix」標準対応
- 月額料金が(ソフトバンク光よりも)安い
- 「最低利用期間1か月(1年ではない)」契約なら新規工事費無料
MEC光の料金プランと特典
enひかりの初期費用と月額費用は以下のようになります。
費用・割引・特典項目 | 費用・割引・特典 | |
---|---|---|
初期費用 | 事務手数料 | 新規:3,000円 転用:2,000円 |
工事費 | 新規:最大15,000円(ファミリータイプ) 新規:最大15,000円(マンションタイプ) 転用:工事不要 |
|
月額費用 | ファミリータイプ | 4,550円/月 |
マンションタイプ | 3,550円/月 |
「最低利用期間1か月」契約で新規工事費無料
MEC光の特典として「最低利用期間1か月」での契約の場合には特典があります。「1年」ではなく「1か月」です。
特典項目 | 「最低利用期間1か月」割引特典 |
---|---|
新規工事費割引特典 | 最大18,000円 ⇒ 無料 |
契約事務手数料割引特典 | 1,000円 ⇒ 無料 |
開通手数料割引特典 | 3,000円 ⇒ 無料 |
月額料金割引特典 | 戸建て向け:450円×12か月割引 マンション向け:425円×12か月割引 |
「おうち割光セット」とのざっくり比較
ワイモバイルのスマホベーシックプランで「おうち割光セット」を適用する場合と光回線をMEC光へ乗り換える場合のお得度をざっくり比較してみます。
費用項目 | MEC光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|---|
月額料金 | 戸建てタイプ | 4,550円/月 | 5,200円/月 |
マンションタイプ | 3,550円/月 | 4,180円/月 | |
契約形態 | 縛りなし | 2年契約自動更新 |
MEC光なら毎月の月額料金は500円ほど安くなります。
また、MEC光なら契約の縛りがないので将来の乗り換え時にも違約金が発生しません。
よって、ワイモバイルへの乗り換えでは「家族割引」を活用したうえで、自宅ネット回線はMEC光へ乗り換えるほうがお得になります。
MEC光のおすすめポイントと注意点
MEC光はフレッツ光の新規契約の場合に「最低利用期間1か月」で申し込むことで工事費無料と諸費用無料という特典を受けられます。これだけで最大23,000円ほどお得になります。
特に、新規契約の場合に必須となる工事費が無料となる特典は大きいです。
一方で、残念ながらご利用になる地域によっては非常に回線速度が遅くなると報告されています。IPv6高速通信「OCNバーチャルコネクト」を利用しても、です。
よって、フレッツ光新規契約の方で、「自分の地域は遅いかもしれない」と注意しながら「最低利用期間1か月」で申し込み、工事費無料の特典を受けるのが良いでしょう。
もしお住まいの地域での回線速度が非常に遅くても「最低利用期間1か月」です。
まとめ
「おうち割光セット」はあまりお得ではなくなった
ワイモバイルの旧プラン「スマホプラン」では、ソフトバンク光とのセット割引「おうち割光セット」は大きな割引サービスでした。特に「スマホプラン(L)」を家族で複数契約した場合にはほとんどソフトバンク光の代金が実質無料となるほどの割引額となりました。
2019年10月より開始された新プラン「スマホベーシックプラン」では、スマホのプランそのものが安くなりまた「契約期間の縛りなし、違約金なし」というプランとなり使い勝手が各段に良くなった代わりに、「おうち割非回セット」の割引額がぐっと縮小されたのが残念です。
現在、「スマホベーシックプラン」を複数契約して「おうち割光セット」での割引適用を検討する必要はありません。複数回線契約の「家族割引」により「おうち割光セット」と同等・同額の割引が適用されるからです。
「家族割引」の活用と光回線のコスト削減
家族の複数回線でワイモバイルの新プラン「スマホベーシックプラン」へ乗り換える場合には、もはや自宅のネット回線としてソフトバンク光にこだわる必要はありません。
また、2019年より導入された「事業者変更」制度によってフレッツ光コラボ間での乗り換えが自由にできるようになったことで、将来へ向けて「乗り換えやすい光回線」「契約期間のない、または緩い光回線」へ乗り換えておくほうがよい、ということになります。
- 「スマホベーシックプラン」ではもはやソフトバンク光は不要
- 割引は「家族割引」を適用、光回線は「より安い」「より乗り換えやすい」ものへ