楽天モバイルが2020年4月8日より「第四のキャリア」として正式サービスを開始しました。
料金プランは「Rakuten UN-LIMIT(アンリミット)」プランただ一つ、月額最大3,278円の「使わない月は月額無料」から「どんなに使っても最大3,278円」の4段階制プランで、ギガ使い放題・通話し放題の衝撃プランです。
しかもキャンペーンで「3か月間無料」実施中です。
衝撃プランの「UN-LIMIT(アンリミット)」ですが、実はエリアによってサービス内容が微妙に異なります。
この記事では、楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」で理解しておくべき「3つのエリア」と「エリア別サービス内容」について、詳しく説明していきます。
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)のエリア別サービス
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)のフルサービス
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」は既存のキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)には真似できないサービスを目指した意欲的なサービスを提供しています。
楽天モバイルの「他社に真似できないサービス」は、以下のように表現されています。
- 高速でギガ完全使い放題
- 使わない月(~1GB/月)は無料、どんなに使っても最大3,278円/月の4段階従量制プラン
- Rakuten LINK(楽天リンク)アプリで国内通話かけ放題
- 海外66の国・地域でグローバル無料(2GB/SMS無料)
これらのサービスは楽天モバイルの3つのエリアによって、サービス内容が少し違ってきます。
楽天モバイルには3つのエリアがある
楽天モバイルは2020年4月8日に正式サービスを開始したばかりの新しいサービス、このため楽天モバイルには現在3つのエリアが存在し、エリアごとにサービス内容が違ってきます。
- 楽天モバイル自社回線エリア
- 国内パートナーエリア(au回線)
- 海外パートナーエリア(66か国)
楽天モバイル自社回線エリアのサービス
まず、楽天モバイルの自社回線エリアとは、楽天モバイルの自社アンテナ基地局で稼働するサービスです。
最終的には日本全国が楽天モバイルの自社回線エリアとなる予定ですが、現在のところ(2020年5月時点)では、日本国内では限られたエリアのみになります。
- ギガ使い放題(無制限)
⇒1日10GB超えると通信速度3Mbps(?) - Rakuten LINK(楽天リンク)アプリで日本国内通話し放題・SMSし放題
国内パートナーエリアのサービス
日本国内において、楽天モバイル自社回線エリアはまだまだ狭く限られたエリアになり、自社回線エリアだけでは日本全国をカバーできません。
そのため、楽天モバイルでは自社回線エリア以外ではau(KDDI)の回線を借りて楽天モバイルを全国展開しています。
この日本国内での自社回線エリア以外のau(KDDI)回線を国内パートナーエリアと言います。
現時点(2021年6月時点)では、日本国内の多くののエリアはまだまだ国内パートナーエリア(au回線)となります。
- au高速回線が月5ギガまで、月5GB超えても通信速度1Mbpsで使い放題
- 1ギガ550円の格安でチャージもできる
- Rakuten LINK(楽天リンク)アプリで日本国内通話し放題・SMSし放題
国内自社回線エリアとパートナーエリアの見分け方
楽天モバイルでは日本全国のサービス提供エリアを「サービスエリア」のページで公開しています。
楽天モバイルのサービスエリアを見るときに注意すべきは、先述のように「自社回線エリア」と「パートナーエリア」がある、ということです。
サービスエリアマップでは、「自社回線エリアを濃いピンク色」「パートナーエリアは薄いピンク色」で表現しています。
このエリアマップは関東地方の広域エリアマップですが、「濃いピンク色」「薄いピンク色」「灰色」の地域に分けられています。
「濃いピンク色」が楽天モバイル自社回線エリア、「薄いピンク色」がパートナーエリア(au回線)、そして「灰色」が圏外エリアとなります。
海外パートナーエリアのサービス
楽天モバイルの新しいサービスとして、海外でもサービス提供する「海外パートナーエリア」があります。
既存のキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)でも海外の地元キャリアと提携して通話・通信サービスを利用することができますが、別途国際サービスのオプション料金が必要となります。
楽天モバイルの「海外パートナーエリア」は標準の月額最大3,278円だけで海外でも通話・通信サービスを提供しています。
楽天モバイルの通話・通信サービスが標準で使える世界66の国・地域を「海外パートナーエリア」といいます。
- 海外パートナーの高速回線が月2ギガまで
- 1ギガ550円の格安でチャージもできる
- Rakuten LINK(楽天リンク)アプリで日本国内へ通話し放題・SMSし放題
海外パートナーエリアの確認方法
楽天モバイルでは「海外66の国・地域」の海外パートナーエリアをエリア情報として公開しています。
海外への渡航前に、楽天モバイルが使えるかどうかを事前に確認しておくことができます。
渡航先エリア情報の確認
たとえば、渡航先として「台湾」を見てみましょう。
「渡航先の選択」から「アジア」を選び、「地域・国」で「台湾」を選びます。
ご利用になるスマホの選択
次に渡航先でご利用になる予定のスマホを選択します。
たとえば「OPPO Reno3 A」を指定したとします。
渡航先のローミング情報が確認できる
「渡航先の選択」と「スマホの指定」が完了すると、その地域・国で利用可能なローミング情報が確認できます。
渡航先「台湾」での利用状況として、以下の内容が確認できます。
渡航先 | 台湾 |
---|---|
選択した製品 | OPPO/Reno3 A |
データ通信 | 無料 |
4G LTE | 対応 |
3G | 対応 |
渡航先「台湾」で「OPPO Reno3 A」をご利用になる場合には、海外パートナーエリアとして月に2GBまで無料(基本料金にコミ)で使え、4Gおよび3G通信ができる、ということがわかります。
もちろん、Rakuten LINK(楽天リンク)を使えば、台湾にいる間も「090/080/070番号」による電話の発信・着信が可能、発信する場合は無料通話になるし、日本国内からの着信についても発信者の通話料金は国内通話料が適用されます(国際通話にはならない)。
さらに渡航先のエリアマップも確認できる
さらに、地域・国別にエリアマップが確認できます。
「台湾」では中央部の山岳地帯を除き、ほぼ全体で4G LTE通信ができることが確認できます。
海外利用ではスマホの周波数に注意
海外で利用する場合には、ご利用になるスマホが現地(海外パートナーエリア)の通信周波数に対応しているかどうか、が問題となります。
スマホの電波の周波数は国によって違うので、日本国内で使えるスマホでも渡航先では周波数が違うことで使えない、という場合も多くあります。
そして、スマホによって利用できる周波数は違うので、渡航先の周波数に対応していない、という場合があります。
渡航先でご利用になる場合には、ご利用予定のスマホが現地の周波数に対応しているかどうかが重要です。
エリア別サービスまとめ
以上の3つのエリア別に楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」のサービスをまとめると、以下のようになります。
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」 | ||||
---|---|---|---|---|
契約関係 | 初期費用 | 無料(0円) |
||
プラン料金 | 0~1GB/月:0円(無料) 1~3GB/月:1,078円/月 3~20GB/月:2,178円/月 20GB/月~無制限:3,278円/月 |
|||
契約期間 | 契約期間の縛りなし、違約金なし | |||
サービスエリア | 自社回線エリア | 国内パートナー エリア |
海外パートナー エリア |
|
データ通信 | 高速 | 無制限 | 5GB/月 | 2GB/月 |
低速 | – | 1Mbps | 128Kbps | |
音声通話 | Rakute LINK 同士 |
通話し放題 | ||
Rakute LINK 利用 |
通話し放題 ・日本国内同士 ・日本国内⇒海外パートナーエリア ・海外パートナーエリア⇒日本国内 |
|||
SMS | Rakute LINK 同士 |
無料(送受信) | ||
Rakute LINK 利用 |
無料(送受信) ・日本国内同士 ・日本国内⇒海外パートナーエリア ・海外パートナーエリア⇒日本国内 |
特別なオプション不要の月額料金のみで、海外でも使えて、Rakuten LINKアプリを使うと「090/080/070番号」による通話が国内・海外で通話し放題、海外でも着信・発信ができる、という新しいサービスです。
楽天モバイルの自社回線エリア
楽天モバイル自社回線エリアの通話・通信サービス
楽天モバイル自社回線はBAND3対応
楽天モバイルの自社回線エリアには、楽天モバイルに割り当てられたBAND3の周波数で運用されています。
BAND3は比較的高周波で障害物にあまり強くありません。そのため、楽天モバイル自社回線エリア内であっても場所によっては自社回線の電波(BAND3)をつかむことができず、国内パートナーエリア(au回線)の電波をつかむ場合があります。
自社回線エリア内でもパートナーエリア接続もある
この「BAND3は障害物に弱い」という特性により、自社回線エリア内であっても自社回線の電波をうまくつかめない場合があります。
この場合は国内パートナーエリア(au回線)の電波に切り替わります。
BAND3対応のスマホ
楽天モバイルに割り当てられているBAND3は、現在国内で販売されているほとんどのSIMフリースマホで対応しています。
よって、よほど古いSIMフリースマホでなければ「楽天モバイル自社回線に対応していない!」ということはありません。
楽天モバイル自社回線エリアはフルサービスでギガ無制限
楽天モバイルの自社回線の電波をつかんでいる状態では、楽天モバイルはフルサービスで利用することができます。
データ通信においては、基本的にギガ無制限・使い放題です。
ただし、2020年5月時点では、1日で10ギガ以上通信した場合その日は通信速度3Mbpsになり午前0時にリセットされる、という運用を行っています。
1日に10ギガ以上通信する、という特別な人に対応しながらも「ギガ無制限」を実行するために、工夫した運用を行っていると思われます。
また、楽天モバイルでは4G(LTE)の電波のみを提供、古い規格の3G(ドコモのFOMAに相当)は提供していません。
楽天モバイルの音声通話は「Rakuten VoLTE」のみ
楽天モバイルの音声通話とSMSは4G(LTE)による「Rakuten VoLTE」のみを提供しています。
よって、スマホの標準電話アプリ・メッセージアプリで楽天モバイルの音声通話・SMSを行うためには「Rakuten VoLTE対応スマホ」が必要になります。
この「Rakuten VoLTE対応スマホ」が楽天モバイル対応製品として、楽天モバイルのホームページで紹介・販売されています。
なお、国内パートナーエリア(au回線)であっても通話・SMSのためにはRakuten VoLTE対応でなければ利用できません。
楽天モバイルスーパーアプリ「Rakuten LINK(楽天リンク)」
楽天モバイルの目玉機能「Rakuten LINK(楽天リンク)」は無料でダウンロード・利用できる通話・メッセージアプリです。
Rakuten LINK(楽天リンク)を使えば、国内・海外で通話し放題・SMS送信し放題になります。
楽天モバイルの自社回線エリアマップ
2020年4月8日に正式サービスを開始したばかりの楽天モバイル、その自社回線エリアは首都圏・京阪を中心に局所的です。
今後、どれくらいの速度でエリアが拡大していくかはわかりませんが、自社回線エリアが拡大することでそのエリアは国内パートナーエリア(au回線)から自社回線エリアへ変更される、ということになります。
現在(2020年4月28日時点)での楽天モバイル自社回線エリアは以下のようになっています。
楽天モバイル自社回線エリア(2020年4月28日更新) | |
---|---|
北海道 |
|
宮城県 |
|
秋田県 |
|
新潟県 |
|
富山県 |
|
福島県 |
|
埼玉県 |
|
千葉県 |
|
東京都 |
|
神奈川県 |
|
愛知県 |
|
三重県 |
|
京都府 |
|
大阪府 |
|
兵庫県 |
|
広島県 |
|
鳥取県 |
|
愛媛県 |
|
高知県 |
|
福岡県 |
|
熊本県 |
|
宮崎県 |
|
沖縄県 |
|
月額たったの3,278円で「ギガ使い放題」「Rakuten LINKで通話し放題」のフルサービスが利用できる楽天モバイル自社回線エリア、今後のエリア拡大に期待したいところです。
自社回線エリア拡大中
楽天モバイルの自社回線エリアは思ったより早くエリア拡大しています。
私は九州の福岡市の中心地(博多駅)から2駅離れたところに住んでいますが、2020年4月8日のサービス開始当時は博多駅周辺のごく一部しか自社回線エリアではありませんでしたが、2020年6月には自社回線エリアとなりました。
ただし、自社回線エリアであってもまだアンテナが少ない(または弱い)のか、自宅内はパートナーエリア(au回線)となり、一歩外出すれば自社回線エリアとなります。
楽天モバイル自社回線エリアは現状のエリア情報に加えて今後のエリア拡大予定情報までも公開しています。
自宅が自社回線エリアかどうか気になる人は、ぜひエリア情報の予定も確認してみてください。
楽天モバイルの国内パートナーエリア
楽天モバイル国内パートナーエリアの通話・通信サービス
日本国内の多くのエリアは国内パートナーエリア
楽天モバイルのサービスは日本国内のほぼすべてで利用できます。
ただし、現時点ではその多くのエリアでは国内パートナーエリア(au回線)での利用となります。
楽天モバイルの国内パートナーエリアはauの電波の一部(BAND18)を借りてサービス提供しているので、そのエリア内ではau回線の周波数(BAND18)に対応したスマホでなければ利用できません。
エリア | BAND | 周波数 |
---|---|---|
楽天モバイル自社回線エリア | BAND3 | 1.7GHz |
国内パートナーエリア(au回線) | BAND18 | 800MHz |
国内パートナーエリアであっても毎月5ギガも使える
楽天モバイルの自社回線エリア外であっても心配することはありません。
国内パートナーエリアであっても、高速なau回線プラチナバンドが月額最大3,278円で毎月5ギガも使えます。
5ギガを超過しても動画視聴も十分可能な1Mbpsの速度が使い放題、さらに「アプリで高速・低速の切り替えがいつでもできる」「低速(1Mbps)の通信はギガを消費しない」という非常に使い勝手の良いサービスになっています。
つまり、楽天モバイルは自社回線エリア外であっても・・・
- 月額最大3,278円でauプラチナバンドが月5ギガまで使える
- 5ギガを超えても高速な1Mbpsで無制限に使える
- アプリで「高速・低速」切替自由自在、低速通信はギガを消費しない
- 追加チャージも1GB=550円と破格で安い
というお得な通信サービスになっています。
国内パートナーエリアで使えるスマホの条件
国内パートナーエリアであっても、通信方式は自社回線エリアと同じ、すなわち「データ通信はLTEのみ、音声通話・SMSはRakuten VoLTEのみ」となります。
このため、国内パートナーエリアでは使えるスマホが限られてきます。
データ通信方式が「LTE固定」、音声通話が「Rakuten VoLTE対応」に設定できる(または自動設定)スマホでなければ国内パートナーエリアで利用することはできません。
国内パートナーエリアでももちろん通話し放題
そして、楽天モバイルの目玉サービス「Rakuten LINK(楽天リンク)」は国内パートナーエリアでも利用できます。
国内パートナーエリア(au回線)であっても、Rakuten LINK(楽天リンク)を使うことで国内・海外で通話し放題・SMS送信し放題、というサービスが利用できます。
Rakuten LINK(楽天リンク)の利用には別途費用は必要ありません。
ちょっと複雑なパートナーエリアの料金体系
楽天モバイル「UN-LIJMIT Ⅵ」は使った分だけの4段階従量制プランとなりました。
最安で「1GB/月までなら月額無料」「どんなに使っても20GB/月以上は3,278円」です。
具体的には以下の従量制料金体系となります。
月間データ量 | UN-LIMIT Ⅵ料金体系 | |
---|---|---|
1回線目 | 2回線目以降 | |
~1GB/月 | 0円(無料) | 1,078円 |
~3GB/月 | 1,078円 | |
~20GB/月 | 2,178円 | |
20GB/月~ | 3,278円 |
この「月間データ量」は国内の自社回線エリア・国内パートナーエリア・海外パートナーエリアの3つのエリアでのすべての通信容量を合算して料金が決まります。
国内パートナーエリアでは「高速通信が5GB/月」「5GB/月以上つかっても、高速1Mbpsで使い放題」という仕様になっていますが、国内パートナーエリアでの高速通信(5GB/月)と低速通信(1Mbpsでの通信)もすべて合算された通信量により、月額料金が決まります。
楽天モバイル国内パートナーエリアのエリアマップ
楽天モバイルの国内パートナーエリアは、au(KDDI)のプラチナバンド「BAND18(800MHz)」を借りて運用されています。
au(KDDI)のBAND18は日本全国でもっとも広いエリアを持ち、また障害物にも強い周波数帯であることから、楽天モバイルは国内パートナーエリアにおいて十分安心して利用することができるサービスになっています。
楽天モバイルが公開している「楽天モバイルエリア情報」は、現在(2020年5月現在)そのほとんどがau(KDDI)回線のエリアつまり「国内パートナーエリア」となっています。
楽天モバイルの海外パートナーエリア
楽天モバイル海外パートナーエリアの通話・通信サービス
海外でもそのまま使える「海外パートナーエリア」
楽天モバイルが謳う「他社に真似できないサービス」のひとつが、海外でも使えるという点です。
他キャリアのように国際サービスオプションなど不要で、月額最大3,278円の範囲内で海外66の地域・国の海外パートナーエリアで通話・通信サービスが利用できます。
海外パートナーエリアでの通信サービス
海外パートナーエリアでの通信サービスは「毎月2ギガまで高速通信、2ギガを超えると128Kbpsに速度制限」です。
追加チャージも破格で安く、1ギガ=500円となります。
ちょっとした海外渡航では十分使えるサービスが標準装備です。
海外パートナーエリアでの通話サービス
また、通話についても「Rakuten LINK(楽天リンク)」を利用することで、日本国内から「090/080/070番号」での着信ができるし、海外からの発信も通話料無料です。
海外パートナーエリアでRakuten LINK(楽天リンク)を使った場合のポイントは以下の点です。
- 海外にいても日本国内から「090/080/070番号」で着信できる
- 海外から日本国内へ通話料無料で発信できる
- 海外から海外へもRakuten LINK同士なら完全かけ放題
楽天モバイル海外パートナーエリアのエリアマップ
楽天モバイルの「海外パートナーエリア」は世界の主な66の地域・国がエリア内となっています。
ざっと見て、日本人が一般的に渡航しそうな地域・国は含まれています。
アイスランド、アイルランド、アメリカ(ハワイ)、アメリカ本土、アンドラ、イギリス、イタリア、インド、インドネシア、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、カンボジア、韓国、キプロス、ギリシャ、グアドループ、グアム、クロアチア、サイパン、ジブラルタル、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、デンマーク、ドイツ、トルコ、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィリピン、フィンランド、ブラジル、フランス、フランス領ギアナ、ブルガリア、ベトナム、ペルー、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マカオ、マルタ、マルティニーク、マレーシア、南アフリカ、ミャンマー、メキシコ、モロッコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、レユニオン、ロシア(2020年3月3日時点)
楽天モバイル「UN-LIMIT V」の5Gエリア
4Gも5Gもどちらも使える「UN-LIMIT V(ファイブ)」
2020年9月30日に、楽天モバイルは新しい料金プラン「UN-LIMIT V(ファイブ)」を発表しました。
月額料金はいままでの「UN-LIMIT」と同じ月額最大3,278円で、楽天モバイルの5G通信に対応したプランです。
今後の料金プランは「UN-LIMIT V」のみとなり、既存「UN-LIMIT」ユーザーも順次「UN-LIMIT V」へ移行されていきます。
楽天モバイルの今後の料金体系は、特別な追加料金なしに4Gも5Gもどちらも使える料金プラン「UN-LIMIT V(ファイブ)」のみとなります。
楽天モバイルの5Gエリア
では、楽天モバイルで利用できる5Gエリアはどうなっているのでしょうか?
楽天モバイルでは自社回線エリアの一部において5Gサービスを開始、パートナーエリア(au回線)では5G通信は利用できません。
5Gでは先行しているドコモ・au・ソフトバンクにおいてもなかなか5Gエリアは広がらず、まだ都内中心にピンポイントという状況です。
楽天モバイルでも以下のエリア(ポイント?)において、すでに5Gサービスを提供しています。
北海道 |
|
---|---|
埼玉県 |
|
東京都 |
|
神奈川県 |
|
大阪府 |
|
兵庫県 |
|
このように、楽天モバイルの5Gエリアはまだまだエリアというよりポイントといった状態です。
東京都の5Gエリアは世田谷区中心に点在していますが、楽天の本社は東京都世田谷区1丁目にあります。
また、兵庫県の神戸市兵庫区御崎町1丁目はヴィッセル神戸のホームスタジアムであるノエビアスタジアム神戸があります。
まずは「自宅の庭から」という状況ですね。
まとめ、楽天モバイルの3つのエリアとサービス
楽天モバイルのサービスまとめ
楽天モバイルには日本国内でも自社回線エリアと国内パートナーエリアがあり、少しサービスが違います。
まとめると、以下のようになります。
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」 | ||||
---|---|---|---|---|
契約関係 | 初期費用 | 無料(0円) |
||
プラン料金 | 0~1GB/月:0円(無料) 1~3GB/月:1,078円/月 3~20GB/月:2,178円/月 20GB/月~無制限:3,278円/月 |
|||
契約期間 | 契約期間の縛りなし、違約金なし | |||
サービスエリア | 自社回線エリア | 国内パートナー エリア |
海外パートナー エリア |
|
データ通信 | 高速 | 無制限 | 5GB/月 | 2GB/月 |
低速 | – | 1Mbps | 128Kbps | |
音声通話 | Rakute LINK 同士 |
通話し放題 | ||
Rakute LINK 利用 |
通話し放題 ・日本国内同士 ・日本国内⇒海外パートナーエリア ・海外パートナーエリア⇒日本国内 |
|||
SMS | Rakute LINK 同士 |
無料(送受信) | ||
Rakute LINK 利用 |
無料(送受信) ・日本国内同士 ・日本国内⇒海外パートナーエリア ・海外パートナーエリア⇒日本国内 |
楽天モバイルを日本国内で使う
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」は国内・海外で使えるサービスですが、日本国内で使う場合に限定してサービスをまとめてみます。
エリア | 自社回線エリア | 国内パートナー エリア(au回線) |
---|---|---|
周波数 | BAND3(1.7GHz) | BAND18(800MHz) |
データ通信 | 4G(LTE)のみ | |
音声通話・SMS (標準アプリ利用) |
Rakuten VoLTEのみ | |
音声通話・SMS (Rakuten LINK利用) |
4G(LTE)/WiFiが利用できれば利用可 ※初期ログイン時には標準SMSでの認証が必要 |
|
データ通信量 | 無制限 ・10ギガ/日超過後は3Mbps |
5ギガ/月 ・5ギガ超過後でも1Mbps使い放題 ・アプリで高速・低速切換可 ・低速通信はギガ消費しない ・1ギガ550円でチャージ可 |
音声通話 (標準アプリ) |
22円/30秒 | |
音声通話 (Rakuten LINK) |
通話料無料 |
日本国内でデータ通信を使う
日本国内でのデータ通信は自社回線エリアではギガ無制限、国内パートナーエリアでも毎月5ギガまで使えます。
自社回線エリアでなくても、auのプラチナバンドが月に5ギガまで使えて月額最大3,278円と考えると、非常に安いサービスだと言えます。
自社回線エリアのギガ無制限は本当?
自社回線エリアでは「ギガ無制限」と謳っていますが、さすがに本当に無制限は無理です(笑)
楽天モバイルでは「ギガ無制限」を基本としながらも「1日で10ギガを超えた瞬間からその日は速度3Mbps制限」という運用を行っています(2020年5月現在)。
1日で10ギガ使うのもあまりにひどいですが、そんな一部のヘビーユーザーに対しても工夫しながら「ギガ無制限」の運用を頑張っているようです。
国内パートナーエリアでも使い勝手のよりデータ通信
日本国内の多くのエリアは国内パートナーエリアになります。
この場合のデータ通信量は「月に5ギガまで」となりますが、auプラチナバンドの高速通信が5ギガ使えて月額最大3,278円というのは、格安SIMと比較しても非常にお得です。
5ギガを超過しても速度1Mbpsで動画視聴も十分できる速度、また「高速通信・低速通信」はアプリでいつでも切り替え可能で低速通信(1Mbps)ならギガを消費しません。
さらに、ギガを使い切った場合の追加チャージも「1ギガ550円」と破格の安さに設定されています。
楽天モバイルは国内パートナーエリアで使っても、十分お得なサービスだと言えます。
国内での音声通話
楽天モバイルでの国内での音声通話・SMSはRakuten VoLTEによって行われます。
通話料金はスマホでは標準的な22円/30秒です。
また、楽天モバイルが無料で提供するアプリ「Rakuten LINK(楽天リンク)」を使うと、国内での通話料金が完全無料となります。
Rakuten LINK(楽天リンク)を使った通話はデータ通信(LTE)またはWiFiが繋がっている状態で利用することができます。
つまり、楽天モバイルは基本的に「通話・SMSはRakuten LINK(楽天リンク)を使いましょう!」という使い方が良いでしょう。
※Rakuten LINK(楽天リンク)は現在Android版のみ提供
※Rakuten LINK(楽天リンク)の初期ログイン時にはRakuten VoLTEによるSMS認証が必要
楽天モバイルを海外で使う
楽天モバイルは海外でも66の地域・国で使える
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」の特徴のひとつに「海外標準対応」というのがあります。
国際ローミングなどの別途オプションを必要とせず、標準価格の月額最大3,278円の範囲内で海外66か国で使えるサービスです。
海外でも毎月2ギガまで使える
まず、楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」は海外パートナーエリアでも毎月2ギガまでデータ通信できます。この「毎月2ギガ」は国内パートナーエリアの「毎月5ギガ」とは別枠になります。
さらに、国内パートナーエリア同様、ギガを使い切っても「1ギガ550円」の格安で追加チャージすることができます。
海外にいてもかけ放題、日本国内から着信可能
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」のRakuten LINK(楽天リンク)は海外パートナーエリアでも利用できます。
Rakuten LINK(楽天リンク)を使えば、海外にいても日本から「090/080/070番号」での着信ができるし、海外パートナーエリアから日本国内への発信も通話料無料になります。
Rakuten LINKはWiFiが繋がれば利用可能
日本国内でも海外にいても、スマホがWiFiに繋がっていればRakuten LINKを利用することができます。
LTE通信ができる状態だけでなく、WiFiでもRakuten LINK(楽天リンク)を使っての通話ができるのが特徴、特にRakuten LINK(楽天リンク)利用者同士なら世界中どこにいても無料通話になります。
楽天モバイルの情報まとめ
楽天モバイル対応スマホ情報
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」は始まったばかりのサービスなので、対応スマホに注意する必要があります。
特に標準アプリでの通話・SMSはRakuten VoLTEを使ったサービスになるので、スマホがRakuten VoLTEに対応している必要があります。
一方、「Rakuten LINK(楽天リンク)」アプリを使うとRakuten VoLTEに対応していなくても無料通話ができますが、最初の初期設定時にはやはりRakute VoLTEによるSMS認証が必要となります。
これらの点から、以下の記事で楽天モバイルで使えるスマホの情報をまとめています。
楽天モバイルで使えるiPhone情報
楽天モバイルでは一部制限つきでありながら、人気スマホ「iPhone(XR以降のモデル)」が使えます。
iPhone(XR以降)は物理SIMカードの他に回線契約情報をダウンロードして回線サービスを利用する「eSIM」にも対応しており、また楽天モバイル「UN-LIMIT」を物理SIMカードでの契約に加えてeSIMでの契約にも対応しています。
iPhone(XR以降)であれば、現在お使いの回線サービス(ドコモ・au・ソフトバンクなど)に加えて楽天モバイルのeSIMにより1台で2回線の通信サービスを使うこともできます。
スーパーアプリ「Rakuten LINK(楽天リンク)」情報
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」は「他社が真似できないサービス」を謳ったサービス、その特徴的なサービスが「Rakuten LINK(楽天リンク)」です。
Rakuten LINK(楽天リンク)を使うと世界中で無料通話が可能、しかもIP電話ではなく「090/080/070番号」による発信・着信ができます。
Rakuten LINK(楽天リンク)の高度な使い方や少し面倒な初期設定のやり方は以下の記事でまとめています。
Rakuten LINK(楽天リンク)iOS版も発表、iPhoneでも無料通話
そして、2020年7月8日に楽天モバイルはiOS版Rakuten LINK(楽天リンク)を発表しました。
AppStoreから無料ダウンロードし、iPhone(XR以降)でもRakuten LINK(楽天リンク)を利用することができるようになりました。
Rakuten LINK(楽天リンク)を使えば、iPhoneでも国内・海外で無料通話・無料SMSが使えます。
楽天モバイルキャンペーン情報
楽天モバイル「UN-LIMIT(アンリミット)」は月額最大3,278円の格安サービスですが、現在さらに「3か月間無料」の特別キャンペーンを実施中。
さらに、初期費用のポイント還元を始めとして各種の楽天ポイントばら撒きキャンペーンを実施しています。
以下の記事で実施中のキャンペーンを詳しく説明しています。