enひかりクロス「2年ぶり3度目の最安チャレンジ!」既存ユーザーも勝手に値下げの太っ腹

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フレッツ光コラボ最安「enひかり」 enひかり
本記事はPRによる消費税込みの価格表示です

最近流行りの「業界最安値級で契約縛りなし光回線」の先駆けであるenひかりがフレッツ光クロス回線を利用した光コラボ「enひかりクロス」を2024/10/1より値下げしました。

「値下げ」と聞くと「売れてないんだろうな、大変だな」と思うわけですが、そもそもenひかりはサービスイン当初から「業界最安値」をセールストークにやってきました。

今回のenひかりクロス「最安値チャレンジ」は2022年8月以来の「2年ぶり3度目の最安値チャレンジ」となります。

特筆すべき点は新プランとしての提供ではなく単純に値下げなので、すでにenひかりクロスをご利用の方についても2024年10月ご利用分から値下げ後新料金が勝手に適用される仕組みになっている点です。

本記事では「2年ぶり3度目の最安値チャレンジ」のenひかりクロスのサービス内容について、詳しく説明していきます。

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2年ぶり3度目の最安チャレンジ「enひかりクロス」

enひかりクロス新料金プラン(値下げ)

enひかりクロスは2024年10月分のご利用料金から値下げを行い、月額基本料金4,917円(税込み)となります。

現在が5,445円/月(税込み)なので、なんと月額528円もの値下げとなります。

実はenひかりクロスはサービス提供開始以降、すでに3回目の値下げ実施であり、今までの経緯および最新の料金プランは以下のようになります。

費用項目 enひかりクロス(10ギガ)
戸建て向け 集合住宅向け
初期費用 事務手数料 3,300円(新規)
2,200円(転用/事業者変更)
工事費 16,500円(派遣工事)
2,200円(無派遣工事)
工事費無料キャンペーン
月額費用 基本料金 6,468円/月(サービス開始)
⇒ 6,270円/月(2021/7より値下げ)
⇒ 5,445円/月(2022/8より値下)
4,917円/月(2024/10より値下げ)
高速通信
IPv4 over IPv6
基本料金に含む
※v6プラス/Xpassから選択可能
固定IPv4
※オプション
770円/月
※v6プラス固定IP/Xpass固定IP
ルーターレンタル
※オプション
550円/月
⇒ ひかり電話契約なら330円/月
割引
サービス
勝手に割り 下記ユーザーなら月額110円割引
・UQモバイル
・ahamo
・povo(1.0/2.0)
契約形態 契約期間 契約期間の定めなし
※契約縛りなし
解約時違約金 解約時違約金なし

enひかりクロスはサービス開始からの4年間でなんと3回もの値下げを行い、サービス開始当初の最安値(当時)の月額6,468円/月からなんと1,551円/月もの値下げとなっています。

ついにフレッツ光クロス回線(コラボ)が5,000円(税込み)を切ってきた!という点で評価されるべきでしょう。

「新プラン」ではなくシンプルな「値下げ」

今回の値下げは「安くてお得な新プラン」ではなく、既存の「enひかりクロス」の単純な値下げです。

通常、他社では値下げ時でも新プランとして導入し、既存契約者は従来の基本料金のまま(高いまま)という事例が多くあります。

また、この場合、安いプランへ乗り換えるためには現在の契約をいったん解約して新プランへ乗り換え、という手続きとなり、面倒なだけでなく場合によっては現行プランの解約違約金等が発生してしまう場合もあります。

enひかりクロスの値下げは新プランではなく単純な値下げであり、サービスの品質(回線速度等)を抑えてコストを下げるなどではない、単純な現行サービスの値下げという点が最大のポイントです。

既存契約者も10月分料金より「勝手に値下げ」

enひかりクロスでは2024年10月分のご利用料金からenひかりクロス月額料金の引き下げを行います。

これは「新プラン」ではなく単純な「値下げ」です。

つまり、これからenひかりクロスを契約する人が新しい安い月額料金で契約できるのに加えて、既存の契約者・利用者についても10月ご利用分から勝手に値段が安くなります。

enひかりクロスは2022年8月にも「最安値チャレンジ」で値下げを行いましたが、この時も既存契約者についても値下げ後の新料金が自動適用されています。

今回も、新規契約者だけでなく既存契約者も「最安値チャレンジ」の恩恵を受けることができます。

enひかりでは「勝手に割り」というスマホセット割引があって、通信事業者(auやソフトバンク)に勝手にセット割引を提供しています。

光回線の基本料金についても、放っておくだけで勝手に値下げしてくれます。

期間限定の値下げなの?

一方でenひかりのリリース(X)には、なにやら怪しげな条件も記載されています。

ただしこの10Gbps挑戦価格は2027年1月1日時点のenひかりクロス契約回線数が12,000回線に満たない場合、これまでの価格4,950円(税抜)を上限に、再度価格の見直しを行う予定です。

つまり、今回2024年10月分から2年ぶり3度目の値下げを行うけど、2027年1月時点での回線契約者数が12,000回線に満たない場合はこれまでの価格(現行=5,445円/月)を上限として価格見直し(つまり値上げ)を行う予定、ということです。

この点だけ見ると、2024年10月から2026年いっぱいの期間限定値下げ??だとも受け取れます。

NTTの卸値を考慮してのチャレンジ?

おそらく2026年末時点での回線契約者数によるNTTからプロバイダー各社へのフレッツ光回線卸値が影響してくる、ということでしょう。

enひかりクロスの場合にはそれが(2026年末での契約回線数)12,000回線以上であれば卸値が安くなるし、12,000回線に満たなければ卸値が安くならない、という条件が提示されているものと思われます。

そしてその2026年末に向けて回線契約者数を12,000回線に増加すべく、先行投資として今回の最安値チャレンジに打って出た、ということでしょう。

enひかり/enひかりクロスを運営している株式会社縁人、大きな会社ではないようですがこの辺りリスクを取って攻めてきているということでしょう。

現在の契約回線数がどれくらいなのか、12,000回線にあとどれくらい足りないのかなどは不明ですが、あと2年これはぜひ達成してほしい数字ですね。

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今回の最安チャレンジのターゲットは「NURO光」?

enひかりクロスでは2年ぶり3度目の最安チャレンジ(値下げ)を行いますが、今回の値下げのターゲットは(おそらく)NURO光の新プランではないか?と思われます。

NURO光は10月よりマンション向けプランを刷新、従来の「NURO光forマンション」の値上げ&新規受付停止とマンション向け新プラン「NURO光(マンション)」の提供開始を行います。

「安くて速い」の代名詞でもあるNURO光ですが、最近では10ギガ回線エリアの拡大を進めており、今回のenひかりクロスの最安チャレンジはこのNURO光対抗と思われます(個人的感想)。

新プラン「NURO光(マンション)」の登場

NURO光はすでに10月からのマンション向け新プランをプレスリリースしています。

「NURO 光 for マンション」、新プランの提供および価格変更について | PRTIMES

NURO光にはマンション向けのプランとしてすでに「NURO光 for マンション」というサービス商品が提供されています。

今回、マンション向けの新プラン「NURO光(マンション)」が新規提供開始されることで、従来サービス「NURO光 for マンション」は新規受付終了となり、かわりに新プラン「NURO光(マンション)」への切り替えとなるようです。

enひかりクロス(10ギガ) vs NURO光(10ギガ)

NURO光は戸建て向け・マンション(集合住宅向け)ともに「安くて速い」と評判の光回線サービスです。

通常プランでも2Gbps回線を提供している点がフレッツ光コラボに対する優位点であり、しかもフレッツ光コラボよりも安い価格設定となっています。

さらにNURO光は10ギガ回線にも力を入れており、10ギガ回線サービスにおいてはフレッツ光クロスのコラボサービスを圧倒するほどの低価格で提供されています。

一方で、数年前に起こった長期的なパケットロス問題や、2024年に入ってからのMAP-e切り替えなど、サービス品質や運用方針に対して不満のユーザーも多いようです。

まぁ、「いろいろあるけど安くて速い」という感じがNURO光です。

enひかりクロスの優位点

優位点① 戸建て向けならenひかりクロス

NURO光のマンション向け新プラン「NURO光(マンション)」はめっちゃ安いです。

特に10ギガ回線サービスである「NURO光(マンション)10ギガ」は月額4,400円という、もはや1G回線よりも安いような料金でマンション内に10ギガ回線を引き込むことが可能です。

この点においてenひかりクロスは「戸建てと集合住宅は同じ料金体系」というフレッツ光クロス回線の制約があるため、今回の「最安チャレンジ」でも月額500円ほどの差が生まれてしまいます。

手っ取り早くそしてできるだけ安く高速10ギガ回線を使いたいなら「NURO光(マンション)10ギガ」は非常にコスパの高い選択肢と言えます。

戸建て向けならenひかりクロス

一方で戸建て向けであればNURO光の従来プラン「NURO光10ギガ」だと月額5,700円と割高となります。

マンション向けに比べて割高ではありますが、それでも10ギガ回線としては安いです。

そして、enひかりクロスの今回の値下げにより戸建て向けの10ギガ回線だとenひかりクロス月額4,917円となり、今まで最安だったNURO光10ギガを抑えてenひかりクロスが最安の10ギガ回線となりました。

料金だけをみれば「マンションタイプならNURO光10ギガ」「戸建て向けならenひかりクロス」が最安の10ギガ回線サービスとなります。

優位点② enひかりクロスなら隠れた解約費用がない

NURO光の新プラン「NURO光(マンション)」ではスペック上は「契約縛りなし」となっていますが、これは「契約期間の定めなし」つまり「解約時の契約解除料が不要」ということです。

しかし、NURO光の新プラン「NURO光(マンション)」には解約時の隠れコストが存在し、これは戸建て向けプラン「NURO光」でも同様です。

NURO光では回線契約時に基本工事費が44,000円となり24回または36回の分割払いとなります。

そしてこの工事費残債(未払い分)があるうちに(つまり2年以内または3年以内)に解約すると、工事費残債が一括で請求されるという仕組みになっています。

つまり「契約縛りなし」なので解約時の契約解除料は不要ですが、未払いの工事費残債(最大44,000円)は支払いが必要、という点でこれが解約時の隠れコストとなります。

費用項目 NURO光(10ギガ) enひかりクロス(10ギガ)
戸建て マンション 戸建て/マンション
初期費用 契約事務手数料 3,300円 3,300円
新規工事費 44,400円
※24回/36回分割払い
44,000円
※24回分割払い
工事費無料
※「工事費無料キャンペーン」適用
継続利用により実質無料 無料
※「実質」ではなく「無料」
月額費用 基本料金 5,700円/月 4,400円/月 4,917円/月
工事費割賦金 1,220円/月
※36回分割
1,833円/月
※24回分割
工事費割賦金
割引
-1,220円/月
※36か月間適用
-1,833円/月
※24か月間適用
解約時費用 契約形態 2年または3年契約 契約縛りなし 契約縛りなし
契約解除料 不要 不要
工事費残債 残債一括請求 不要
※そもそも「工事費」が発生していない

このように、NURO光では2年以内または3年以内に解約すると工事費残債が一括請求される、という解約時隠れコストが存在します。

一方のenひかりクロスでは契約縛りなしはもちろんのこと、そもそも工事費などが発生しないため解約時の残債などもなく隠れコストはありません。

優位点② enひかりクロスならMAP-eでポート開放ができる

世界中でIPv4アドレスの枯渇が問題となっており、フレッツ光の世界ではすでにIPv4アドレスを節約できる「IPv4 over IPv6」という仕組みが一般化しています。

「v6プラス(MAP-e方式)」や「クロスパス(DS-Lite方式)」などですね。

NURO光においても、2024年に入ってからそれまでの「デュアルスタック方式」から「MAP-e方式」へと通信方式を変更、このMAP-eによる通信方式は新規契約者はもちろんのこと既存契約者へも順次適用されていきます。

この点においてはNURO光のMAP-e方式もenひかりクロスのv6プラス方式も同じなのですが、利用者の使い勝手の面からは圧倒的な差が生まれます。

NURO光の一体型ONUの問題点

enひかりクロスで利用するルーターは利用者が自由に選択することができます。

しかし、NURO光では自宅で利用するルーターは回線終端装置(ONU)と一体型となっており利用者は選択肢がありません。

そして、NURO光で提供されるONU(ルーター一体型)では「MAP-e利用時にポート開放/転送ができない」という問題があります。

これにより、enひかりクロスでは問題とならない(ルーター次第)「自宅のテレワークでVPNを使う」「自宅サーバーをインターネットに公開する」などの使い方ができない場合があります。

優位点③ enひかりクロスなら固定IPv4グローバルアドレスが使える

enひかりクロスでは個人向けサービスとしては貴重な(珍しい?)「固定IPv4アドレス」のオプションを月額770円で提供しています。

現在のフレッツ光系の回線サービスではv6プラスやクロスパスなどの「IPv4 over IPv6」が主流となり、この仕組みによって世界的に枯渇しているIPv4アドレスを節約したり夜間の通信速度が快適になったり、というメリットがあります。

その反面、「自宅サーバーを公開したい」「テレワークでVPNを使いたい」などの場合には不完全なIPv4アドレスが付与されるために「使いづらい!使えない!」という場面もあります。

この点においてIPv4 over IPv6の通信環境でも完全なIPv4アドレスを使って自宅サーバー公開やVPN通信するための仕組みとしてIPv4固定アドレスオプションがあります。

企業向けのサービスとしては一般的なオプションなのですが、個人向けサービスではあまり提供されているオプションではありません。

enひかりクロスなら「固定IPv4アドレスオプション」を気軽に(手軽に)使えることで、完全なIPv4アドレス環境を構築することができます。

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実は10ギガ回線最優秀(?)のenひかりクロス

「フレッツ光クロスで最安チャレンジ!」とか「契約縛りなしですよ!」とか言ったところで、実際の回線サービスとして快適に使えるのか?というのは非常に大事な部分です。

この点のおいて、実はenひかりクロスは10ギガ回線サービスの中でトップクラスの回線サービスでもあります。

みんなのネット回線速度で上位独占

「みんなのネット回線速度」という独立系の回線サービス速度測定サイトがあります。

光回線の通信速度ランキング | みんなのネット回線速度

多くの人が自宅のネット回線の速度測定を行い、その結果を集計しランキング化している独立系の速度測定サイトです。

この「みんなのネット回線速度」サイトが公表しているプロバイダーサービス別の回線速度ランキングは以下のようになっています。

順位 プロバイダー 下り通信速度 測定条件
1位 コミュファ光ゲーミングカスタム 1388.72Mbps 中部地区限定
10ギガ専用
2位 enひかりクロス 1048.75Mbps 全国エリア
10ギガ専用
3位 フレッツ光クロス 1008.88Mbps 全国エリア
10ギガ専用
4位 eo光 840.72Mbps 関西エリア限定
1ギガ/10ギガ混在
5位 NCT光(長岡ケーブルテレビ) 665.87Mbps 新潟限定
1ギガ/10ギガ混在
6位 コミュファ光 664.86Mbps 中部地区限定
1ギガ/10ギガ混在
7位 CC9ひかりネット 631.83Mbps 北関東限定
1ギガ/10ギガ混在
8位 NCV光 628.06Mbps 東北一部限定
1ギガ/10ギガ混在
9位 NURO光 623.49Mbps 全国エリア
2ギガ/10ギガ混在

※2024/9/13調べ

第一位の「コミュファ光ゲーミングカスタム」は中部電力系の地域限定サービスであり、さらに「ゲーミングカスタム」という特別なオプションに加入することで最速の平均1388.72Mbpsとなっています。

地域限定である点と、ゲーミングカスタムオプションを加えると月額7,740円/月(6,970円/月+770円/月)となる、かなり「ゲームに特化した回線サービス」となります。

そして次点(第二位)が全国展開しているenひかりクロスであり、全国平均で1048.75Mbpsとなっています。

つまり、全国展開している回線サービスにおいて最速がenひかりクロスである、という結果になっているわけです。

フレッツ光クロスのプロバイダーとしても第一位

さらに、フレッツ光クロス回線が第三位となっていますが、フレッツ光クロス回線のプロバイダーとしてもenひかりは第一位となっています。

enひかりクロス

これ、「enひかりクロスとフレッツ光回線のプロバイダー”enひかりブロードバンド”って違うんじゃない?」と思うかもしれませんが同じです(enひかりクロスです)。

これは測定者が測定環境を選ぶときに「enひかりクロス」として選択したか「フレッツ光クロス回線」として選択したかの違いであり、実態はどちらもenひかりクロスとなります。

つまり、enひかりクロスは10ギガ回線サービスの速度測定において、フレッツ光コラボとして第二位でありプロバイダーサービスとしても第三位、という結果になっています。

enひかりクロスの回線速度

速度測定サイト「みんなのネット回線速度」における「enひかりクロス」の回線速度状況は以下のリンクから詳細を見ることができます。

enひかりクロスの速度測定結果 | みんなのネット回線速度

時間帯別の速度測定結果

enひかりクロスの時間帯別(朝・昼・夕方・夜・深夜)の速度測定結果(全平均値)は以下のように報告されています。

enひかりクロス速度測定結果

インターネット利用が最も多く混雑する時間帯は「夜」の時間帯となります。

enひかりクロスはこのもっとも通信が混雑する「夜」の時間帯においても全平均値として「ダウンロード:1110.5Mbps」「アップロード:1792.42Mbps」と高速通信を維持していることがわかります。

平均速度の期間推移

そして、通信が最も混雑する「夜」の時間帯における平均ダウンロード速度の期間平均も報告されています。

enひかりクロス速度測定結果

通信混雑の大きな「夜」の時間帯においてもおおむね1Gbps以上を維持しています。

一方でグラフ全体を見ると1.0Gbps~2.5Gbpsと結構バラつきが大きな印象も受けます。

このフレッツ光クロスコラボ回線の通信速度のバラつきは他のプロバイダーでも見られる傾向となっており、フレッツ光クロス回線はフレッツ光ネクスト回線に比べて少し安定性に欠けているかな?という印象です。

有線/無線による速度測定結果

このようにenひかりクロスでは直近でも「夜」の時間帯において平均通信速度はおおむね1Gbpsを超える高速通信を実現しています。

この数値は全平均であり、その内訳としての速度測定環境が「有線」「無線」に分けての速度測定結果も報告されており、以下のようになっています。

enひかりクロス速度測定結果

上記を見るとわかるように、実は「無線」による速度測定結果が「有線」による速度測定結果平均よりかなり悪く、「無線」による速度測定結果が全体平均を大きく押し下げていることがわかります。

これはenひかりクロスに限らず、どの回線プロバイダーの速度測定結果を見ても同じであり、「速い優先接続」の測定結果を「遅い無線接続」の速度測定結果が平均値を下げている傾向にあります。

「無線(Wi-Fi)による速度測定は遅い」というのは回線サービスの速度結果ではなく、自宅の無線ルーターや対応デバイスの環境による通信速度低下、ということです。

つまり「無線(Wi-Fi)による速度測定結果」は実は回線サービスの通信速度よりも測定者の自宅環境が悪いことが速度低下の原因となっています。

よって、実際の通信速度を比較する場合には「有線による速度測定結果」を見る必要があります。

この点において、enひかりクロスでの通信速度(全平均)はダウンロード:1401.94Mbps、アップロード:2047.33Mbpsという高速通信になっており、この数値を参考にするとよいでしょう。

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まとめ、2年ぶり3度目の値下げ

フレッツ光クロス回線のコラボサービスとして人気のenひかりクロスが2年ぶり3度目の値下げを行います(2024年10月分より)。

新規加入者だけでなく、既存のenひかりクロス契約者に対しても値下げ後の新料金が勝手に適用される太っ腹の値下げとなります。

そして、最大10Gbpsの超高速光回線サービスであるフレッツ光クロス回線がプロバイダー料金込みでついに月額5,000円を割ってきました。

ついに月額5,000円を割ってきたenひかりクロス

enひかりクロスの値下げにより、2024年10月分以降の諸費用は以下のようになります。

費用項目 enひかりクロス(10ギガ)
戸建て向け 集合住宅向け
初期費用 事務手数料 3,300円(新規)
2,200円(転用/事業者変更)
工事費 16,500円(派遣工事)
2,200円(無派遣工事)
工事費無料キャンペーン
月額費用 基本料金 6,468円/月(サービス開始)
⇒ 6,270円/月(2021/7より値下げ)
⇒ 5,445円/月(2022/8より値下)
4,917円/月(2024/10より値下げ)
高速通信
IPv4 over IPv6
基本料金に含む
※v6プラス/Xpassから選択可能
固定IPv4
※オプション
770円/月
※v6プラス固定IP/Xpass固定IP
ルーターレンタル
※オプション
550円/月
⇒ ひかり電話契約なら330円/月
割引
サービス
勝手に割り 下記ユーザーなら月額110円割引
・UQモバイル
・ahamo
・povo(1.0/2.0)
契約形態 契約期間 契約期間の定めなし
※契約縛りなし
解約時違約金 解約時違約金なし

新規契約の場合に適用される「工事費無料キャンペーン」は継続されることで、今後もフレッツ光クロス回線工事費は無料となります。

「実質無料」ではなく本当の無料です(工事費は発生しません)。

また、特筆すべきはフレッツ光クロスのコラボサービスにおいて、ついに月額基本料金が5,000円を割ってきた、という点になります。

現時点ではフレッツ光クロスコラボサービスの中ではダントツの最安値となります。

既存契約者も勝手に値下げ

今回の価格改定は新プランによる料金設定ではなく、既存プラン「enひかりクロス」の値下げとなります。

このため、新規契約者だけでなくすでにenひかりクロスをご利用の方についても自動的に(勝手に)値下げ後の新料金が自動適用となります。

フレッツ光クロス対応エリアが10月より全国拡大

enひかりクロスはNTT東西が提供するフレッツ光クロス回線を使ったコラボレーションモデルとして提供されています。

このため、enひかりクロスの提供エリアはほぼNTT東西のフレッツ光クロス提供エリアと同一となっています。

そして、2024年10月以降、NTT東西では大幅なフレッツ光クロス提供エリアの拡大が行われます。

いままで10ギガ回線への申し込みができなかった方も、2024年10月以降には多くの方がenひかりクロスへ申し込みできる環境となります。

NTT東日本エリア

NTT東日本エリアでは2024年10月以上にフレッツ光クロス提供エリアの大幅拡大が行われます。

フレッツ 光クロス 提供エリア | NTT東日本

すでに提供エリアとなっている首都圏に加えて、今回のエリア拡大により首都圏周辺(北関東エリア)や東北地方でのエリア拡大が目立ちます。

また、すでに提供済の北海道・札幌周辺に加え、今回のエリア拡大により北海道道央エリアがほぼフレッツ光クロス対応エリアとなります。

NTT西日本エリア、ついに九州上陸

NTT西日本エリアにおいても2024年10月より大幅なエリア拡大が順次行われます。

すでに提供済エリアの周辺拡大に加えて、今回はついに九州エリアがフレッツ光クロスエリアに加わります。

詳細スケジュールについては以下のアナウンスを確認してみてください。

「フレッツ 光クロス」(FTTHアクセスサービス)提供エリア拡大 | NTT西日本

今回のNTT西日本のフレッツ光クロス提供エリア拡大により、大きなエリア単位としては、残るは四国エリアおよび沖縄のみとなります。

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