現在の通信サービスの多くは「支払い方法はクレジットカードのみ」というのが主流です。
請求側としては請求額に対してクレジットカード会社が立て替え払いしてくれるため、与信リスクがないからです。
しかし、若くてクレジットカードを持っていない世代や自営業などで支払いを通帳記帳したい、などの理由で「クレジットカード不要」「口座振替で払いたい」というニーズは一定数あります。
この記事では「安くて速いおすすめ光回線」の中から、さらに「クレジットカード不要」「口座振替払いができる」光回線を厳選し、ご紹介します。
口座振替可能!手数料無料!enひかり
enひかりは「契約期間の縛りなし」「解約時違約金なし」という特殊な契約プランでありながら、月額料金3,520円/月(マンションタイプ)から使えるという「縛りがなくて、安い光回線」として人気のフレッツ光コラボです。
この契約面・コスト面のメリット以外でも、次々と新しいサービスの提供に意欲的であり、「使っていてワクワクする」というちょっと面白い光回線でもあります。
enひかりでの口座振替払い
enひかりは複数の支払方法に対応しており、以下の支払い方が利用できます。
支払い方法 | 発生手数料等 | 1回あたりの費用 |
---|---|---|
クレジットカード払い | なし | – |
請求書払い | 請求書発行手数料 | 220円/回 |
口座振替払い ※@ビリング/Myビリングなしの場合 |
口座振替通知手数料 領収証発行手数料 |
220円/回 |
口座振替払い ※@ビリング/Myビリングありの場合 |
なし | – |
そして、「口座振替払い」「@ビリング/Myビリングあり」の支払方法を選ぶことで「口座振替払い・振替手数料無料」の支払いとすることができます。
「@ビリング」「Myビリング」とはNTTグループの決済代行会社であるNTTファイナンスが提供している決済代行・Web明細照会サービスであり、NTT東エリアが「@ビリング」NTT西エリアが「Myビリング」というサービス名となります。
一般的に口座振替払いに対応しているサービスでも、振替手数料として毎月の振替ごとに220円ほどの手数料が加算請求されるのが一般的です。
enひかりでは「口座振替払い」に加えて「振替手数料無料」での振替ができる点が最大の魅力です。
- クレカ払いと口座振替払いが選べる
- NTTファイナンス経由で口座振替すると振替手数料無料
NTTファイナンス利用で口座振替手数料無料
enひかりの申込画面における「支払い方法」の選択は以下のようになっています。
「enひかり」の初期費用や月額料金の支払いには「クレジットカード引き落とし」と「口座振替」が選べます。
「口座振替」の場合、引き落とし事に「振替手数料200円」が必要となりますが、NTTの振り替えサービス「@ビリング(NTT東)」「Myビリング(NTT西)」をご利用になると「振替手数料無料」となります。
通常の口座振替払い
通常の口座振替払い(NTTファイナンスを利用しない)の場合には、毎月の利用料金はenひかりが直接振替処理を行います。
この場合には振替ごとに220円の口座振替手数料が加算請求されます。
NTTファイナンスを利用した口座振替
もうひとつの振替方法として「NTTファイナンスを利用した口座振替」を選ぶことができます。
NTTファイナンスはNTTグループの決済代行会社であり、NTT東日本エリアでは「@ビリンク」、NTT西日本エリアでは「Myビリング」というサービス名称で決済代行サービスを提供しています。
※ドコモのスマホをご利用の方は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
この「@ビリング」「Myビリング」というサービスを利用して(つまりNTTファイナンスを利用して)口座振替を行うと、振替にかかる手数料が無料となります。
すべての支払いが口座振替で支払える
光回線サービスにおいて口座振替ができる場合でも、「最初の初期費用はクレジットカードで払ってください」という場合が多くあります。
これは口座振替での支払い手続きが完了するまでの書面のやりとりや金融機関での承認などで時間がかかるためです。
enひかりで支払い方法を「口座振替」を選んだ場合、初期費用を含むすべての支払いが口座振替で支払うことができます。
確実に手続きするためには事前に「@ビリング」「Myビリング」に登録しておき、契約確認の電話(enひかりから連絡がある)において「口座振替払いを希望」「@ビリング/MyビリングのIDはこれ!」と準備しておくことをおすすめします。
- 口座振替払いができる
- 振替手数料が無料にできる
- 初期費用を含むすべての支払いで口座振替ができる
これらのことから、「口座振替払い」においてもっともおすすめの光回線は「enひかり」です。
「@ビリング」「Myビリング」ってなに?
ここまで「NTTファイナンスを利用することで手数料無料で口座振替ができる」と説明してきました。
ではNTTファイナンスの仕組み「@ビリング(NTT東)」「Myビリング(NTT西)」について説明していきます。
本来のサービスは「決済代行」と「Web明細照会サービス」
NTTファイナンスが提供する「@ビリング」「Myビリング」は「決済代行」と「Web明細照会サービス」を提供しています。
NTTグループなので、かつてはNTTドコモの契約者が@ビリング・Myビリングを利用することで請求書発行手数料相当として月額100円(税抜き)の割引サービスが提供されていたので、ドコモご利用の方ならWeb明細サービスを利用している方も多いのではないでしょうか?
もし現在「@ビリング」「Myビリング」をご利用であれば、enひかり申し込み後の確認電話時にご利用の番号(ID)を伝えるとNTTファイナンス利用での口座振替が利用可能となります。
enひかりで「@ビリング」「Myビリング」を利用するにはどうする?
@ビリングやMyビリングはNTTグループの決済代行およびWEB明細照会サービスです。
つまり、NTT東西契約者(固定電話やフレッツ光など)やNTTドコモ契約者(スマホ利用料金)であれば、NTTファイナンスの「@ビリング」「Myビリング」を利用することができます。
NTT東西でフレッツ光回線を契約してる(していた)人やドコモのスマホをご利用の方など、すでに「@ビリング」「Myビリング」をご利用の方も多いと思います。
すでにご利用の方はお客様IDを伝える
すでに「@ビリング」「Myビリング」をご利用であれば、enひかりの契約申し込み後の電話確認において「@ビリング」「Myビリング」のお客様IDを伝えることで手続きは完了となります。
ご利用でない方はどうする?
「@ビリング」「Myビリング」はNTTグループの利用(支払い)がある場合でなければサービス利用できません(申し込みできない)。
この場合はNTT東西のフレッツ光コラボの申込時(つまり、enひかりの申込時)に同時に「@ビリング」「Myビリング」の申込が可能です。
まずはenひかりを申し込み、後日の電話確認の場において「口座振替希望」「@ビリング(NTT東エリア)Myビリング(NTT西エリア)への新規加入希望」を伝えることで、「@ビリング」「Myビリング」への加入手続きを同時に行ってくれます。
enひかりに確認してからの申込もできる
すでに「@ビリング」「Myビリング」をご利用の場合は、enひかり申し込み後の確認電話において「口座振替払い希望」「@ビリング/Myビリングの口座番号」を伝えましょう。
「@ビリング」「Myビリング」をご利用でない方は、事前に申し込んでおいても良いですし、enひかり申し込み後の電話確認において「まだ口座開設していない」旨を伝えると手続きの手順を教えてくれます。
「@ビリング」「Myビリング」ともに申込後に即利用開始できるわけではなく、口座振替の金融機関届け出資料など書面によるやり取りが発生するので申し込みから口座開設まで2週間ほどかかります。
enひかりの申込時に確認してから「@ビリング」「Myビリング」を申し込んでも、最初の振り替え(利用開始の翌月)には十分間に合います。
enひかりの料金体系と通信サービス
ここまではenひかりでの「口座振替」について説明してきました。
ここからは、enひかりの通信サービスについて説明していきます。
enひかりの通信サービスおよび契約形態は以下のようになります。
費用項目 | 戸建て向け | 集合住宅向け | |
---|---|---|---|
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円(新規) 2,200円(転用・事業者変更) |
|
基本工事費 | 16,500円(新規) 工事不要なので無料(転用・事業者変更) |
||
月額費用 | 基本料金 | 4,620円/月 | 3,520円/月 |
オプション (IPv4 over IPv6) |
198円/月 ※以下より選択可能 ・v6プラス ・Transix ・クロスパス |
||
契約形態 | 契約期間 | 契約期間なし | |
解約時 違約金 |
解約時違約金なし |
月額料金最安級で安いフレッツ光
enひかりの月額料金は最安級で「戸建4,620円/月」「マンション3,520円/月」となります、これはほぼ最安と言って良いでしょう。
実際の利用・契約においてはこの基本料金に加えて「オプション」である「高速通信方式(IPv4 over IPv6)」を追加しておくべきでしょう。
選べる3つの高速通信(IPv4 over IPv6)
この高速通信オプションはフレッツ光の夜間の通信速度低下を回避してくれるオプションなので、フレッツ光回線で常に安定した高速通信を行うためにはこのオプションが必要です。
そして、enひかりでは「v6プラス」「Transix」「クロスパス」という国内で主流の3つの高速通信サービスを提供、どれも月額料金189円/月のオプション料金です。
「3つの中でどれを選べばよいかわからない!」という場合には「v6プラス」を選んでおきましょう。
ahamoとpovo・UQモバイルのセット割引「勝手に割り」
enひかりは「勝手に割り」という独自の割引サービスを提供しており、NTTドコモのahamo(アハモ)やKDDI(au)のpovo1.0/2.0・UQモバイルをご利用であれば月額料金から110円/月を割引してくれます。
割引額は小さいですが、ahamoやpovo・UQモバイルをご利用の方ならぜひ利用してほしい割引サービスであり、この割引適用によってenひかりは最安の光コラボ回線となります。
契約期間なし、解約時違約金なし
enひかりの契約形態は「契約期間なし・解約時違約金なし」という契約になります。
使ってみて、もし不満があれば違約金なしでいつでも解約することができる契約です。
enひかりならどれくらい安くなる?
口座振替払いに関するコスト
enひかりは多彩な支払い方法に対応しており、支払い方法別の手数料は以下の通りです。
支払い方法 | 発生手数料等 | 1回あたりの費用 |
---|---|---|
クレジットカード払い | なし | – |
請求書払い | 請求書発行手数料 | 220円/回 |
口座振替払い ※@ビリング/Myビリングなしの場合 |
口座振替通知手数料 領収証発行手数料 |
220円/回 |
口座振替払い ※@ビリング/Myビリングありの場合 |
なし | – |
そして「@ビリング」「Myビリング」というNTT東西の決済システムを利用することで、口座振替払いであっても手数料なしでの支払いができる仕組みが提供されています。
「@ビリング」「Myビリング」への申込方法については、enひかり申し込み後の確認電話において手続き方法を確認してからの申し込みが良いでしょう。
通信サービスに関するコスト
従来の光回線サービスは高額なキャッシュバックなどを提供する見返りとして長期の契約縛りや「〇年目から高くなる」などわかりにくい料金プランで、結果として高くなるサービスが多くあります。
enひかりに限らず、最近は「派手なキャンペーンなし!」「シンプルでわかりやすい」「契約縛りがない、緩い」というサービスが人気、しかもそれらのサービスはほとんどが従来サービスよりも月額1,000円ほど安いサービスを提供しています。
最近人気の「シンプルで安い光回線」を比較すると以下のようになります。
プロバイダー | 月額基本料金 (戸建て/集合住宅) ※v6プラス込み |
対応ルーター | 新規工事費 (戸建て/集合住宅) |
契約形態 | 口座振替 |
---|---|---|---|---|---|
契約縛りなし enひかり |
4,818円/月 3,718円/月 |
自分で用意 ※特価販売あり |
16,500円 16,500円 |
契約期間縛りなし | 可能 ※手数料無料 |
工事費無料 @スマート光 |
4,730円/月 3,630円/月 |
自分で用意 | 無料 無料 |
2年契約 自動更新なし |
不可 |
月額料金最安 GMO光アクセス |
4,818円/月 3,773円/月 |
無料レンタル ※接続設定済 |
19,800円 16,500円 |
2年契約 自動更新あり |
不可 |
【参考】 ドコモ光 ソフトバンク光 |
5,720円/月 4,400円/月 ※v6プラス無料 |
無料レンタル | 19,800円 16,500円 |
2年契約 自動更新あり |
可能 ※手数料無料 |
注目すべきは一番下に記載されている「ドコモ光」や「ソフトバンク光」などです。
従来は標準的なプラン料金とされているこれらのサービスですが、最近の格安プランと比較すると月額1,000円ほど高いプランであることがわかります。
フレッツ光コラボ「enひかり」の特徴
6/24追記:「enひかり」新料金による値下げ
2021年6月24日、「enひかり」を運営・提供する株式会社縁人は「enひかり」の月額料金を値下げすることを発表しました。
新料金は2021年7月分の利用料金より適用され、既存のユーザーに対しても自動的に値下げ後の新料金が適用されます。
フレッツ光コラボで最安級
月額料金
「enひかり」はフレッツ光コラボのサービスとしては最安級の月額料金で提供されています。
この最安級の月額料金は「新規契約」「転用」「事業者変更」によらず、同一価格です。
戸建て向け | 月額4,620円(6/24値下) |
---|---|
集合住宅向け | 月額3,520円(6/24値下) |
初期費用
契約時の初期費用は通常のフレッツ光同様ですが、「戸建て向け」と「集合住宅向け」が同じ工事費なので戸建てであれば少しお得感があります。
新規契約 | 契約事務手数料 | 3,300円 |
---|---|---|
工事費 | 2,200円~16,500円 | |
転用・事業者変更 | 転用手数料 事業者変更手数料 |
2,200円 |
新規の場合の工事費は2,200円~16,500円と幅がありますが、これは回線の設置状況でかわります。
現在フレッツ光を使っていなくても、以前の居住者が使っていた場合などはすでに回線設備は整っているのでNTT側の設定のみ(派遣工事なし)で2,200円、まったくの新規で電柱から自宅内までの工事が必要なら16,500円と幅があります。
これはどこのプロバイダーでも同じ仕組みですね。
また「enひかり」ではたまに「工事費半額」のキャンペーンを実施しているようです。
縛りナシ、違約金ナシ
「enひかり」の最大の特徴は「契約期間の縛りがない」という点です。
契約縛りがないため、いつでも解約自由、もちろん解約時の違約金等もありません。
契約期間 | 契約期間の定めなし ※いつでも解約可能、違約金なし |
---|
UQモバイルセット割「勝手に割り」
面白いサービスが、UQモバイルとのセット割引「勝手に割り」という割引サービスです。
UQモバイル利用者であればenひかりの月額料金から毎月110円を割引してくれます。
「enひかり」はKDDIグループではないので、本当にKDDI(au)に勝手に割引しています。サービス名通りで笑っちゃいますね。
ホームページによると「enひかり」を運営する株式会社縁人がUQモバイルの販売代理店であることから、UQモバイルの販売促進としてサービスを開始したようです。
もちろん、「enひかり」を経由してUQモバイルを契約しなくても、すべてのUQモバイルユーザーが「勝手に割り」の対象となります。
勝手に割り | 月額110円割引 ※「enひかり」利用料金より割引 ※UQモバイル1回線まで割引 ※UQモバイル全ての料金プランが割引対象 |
---|
この「enひかり・勝手に割り」の割引対象プランはUQモバイルの主力プラン「スマホプラン」や従来の「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」だけではありません。
なんとUQモバイルの隠れた良プラン「データ高速」「データ無制限」でも割引対象となります。
「勝手に割り」がahamo(アハモ)にも適用
2021年3月26日、UQモバイルとのセット割引として提供開始された「勝手に割り」はNTTドコモが新しく提供開始した「ahamo(アハモ)」へも適用を発表しました。
ahamo(アハモ)は「20GB/月で月額2,970円」というNTTドコモの格安プランとしてすでに100万回戦もの契約がありますが、格安プランであるがゆえにドコモの光回線セット割引「ドコモ光セット割」の割引適用対象外となっています。
つまりahamo(アハモ)ユーザーにとってドコモ光は「ただ高いだけのフレッツ光回線」になってしまいました。
enひかりが「勝手に割り」をahamo(アハモ)にも適用してくれることで「enひかりはahamo(アハモ)とセットで最もお得な光回線」となりました。
料金項目 | ドコモ光とセット利用 | enひかりとセット利用 |
---|---|---|
ahamo月額料金 | 2,970円/月 | |
光回線基本料金 | 5,720円/月(戸建て) 4,400円/月(集合住宅) |
4,620円/月(戸建て) 3,520円/月(集合住宅) |
光回線セット割 | なし | 110円/月 |
総額 | 8,690円/月(戸建て) 7,370円/月 |
7,480円/月(戸建て) 6,380円/月(集合住宅) |
2022/3/1より「勝手に割り」がpovoにも適用
UQモバイル(KDDI)およびahamo(NTTドコモ)に加え、2022年3月より「勝手に割り」はpovo1.0/2.0(KDDI)にも対応しました。
povo2.0の魅力は「基本料金0円」「通話も通信も必要な時にチャージ」という画期的な仕組みと料金体系で「サブ回線」として人気が高まっています。
たとえば、まだまだ電波の弱い楽天モバイルユーザーがいざという時のためのサブ回線としてpovo2.0を「月額無料で契約しておく」という使い方です。
そして、この場合においてもpovo1.0/2.0の利用者であれば「enひかり」の月額料金が毎月110円割引されることになりました。
povo2.0は「使わなければ月額無料」なので「enひかりを毎月110円安く使うために契約」しても良いのかも・・・(笑)
高速通信技術「v6プラス」「Transix」両対応
フレッツ光を高速化する高速通信技術「IPv6(IPoE)+IPv4 over IPv6」はフレッツ光をご利用になる場合、もはや必須と言えます。
この「高速通信技術」は複数のサービスがありますが、「enひかり」では最も普及している「v6プラス」と「Transix」から選ぶことができます。
どちらを選ぶべきかわからない場合には「v6プラス」を選ぶと良いでしょう。
「v6プラス」「Transix」は月額198円のオプションとして提供されており、「enひかり」への申し込みと同時申し込みなら初期費用2,200円が免除されます。
「v6プラス」オプション | 月額198円 ※「enひかり」同時契約で初期費用無料 ※あとから申し込むと初期費用2,200円 |
---|---|
「Transix」オプション |
「v6プラス」「Transix」は仕組み上、同時利用はできませんが、オプションを乗り換えることはできます。
「v6プラス」「Transix」間で乗り換える場合には、乗り換える先のオプションに対して初期費用2,200円が必要となります。
「enひかり」は「v6プラス固定IPサービス」にも対応
フレッツ光を使う上でもはや必須とも言える「v6プラス」ですが、注意点もあります。
v6プラスでは自宅のルーターのポート開放が自由にできず、限られた範囲内でのポート開放のみが可能です。
多くの人にはあまり関係のない注意点ですが、以下のような使い方をしている人(ポート開放している人)にとっては注意しておくべき点になります。
- Webサーバーの自宅公開
- VPNの構築(外出先から自宅へのアクセス)
- ゲーム中心の使い方(ポート開放)
- Webカメラを設置し外出先から確認
- などなど・・・
これらの問題を解決するために、v6プラスの提供元である日本ネットワークイネイブラー(JPNE)では、v6プラス向けに固定IPアドレス(IPv4)を提供する「v6プラス固定IPオプション」を提供しています。
v6プラス固定IPオプションを利用することで、v6プラスを利用しながらも自宅のルーターにIPv4固定IPアドレスが付与され、外部からのIPv4アドレスアクセスや任意ポートの開放ができるようになります。
現在、JPNEが提供する「v6プラス固定IPオプション」を提供しているプロバイダーはあまり多くありませんが、enひかりはいち早くこの「v6プラス固定IPオプション」の提供を開始しました。
v6プラス固定IPサービス 対応ISP事業者一覧 | JPNE
enひかりなら、v6プラスの快適さと固定IPアドレスによる使い勝手を両立できます。
v6プラス固定IPサービス | 月額770円 ※初期費用2,200円 ※別途「v6プラス」オプション必須 |
---|
いち早く10ギガサービス「フレッツ光クロス」にも対応
2020年8月より、フレッツ光コラボ事業者としてはかなり早い段階で「フレッツ光クロス」に対応しました。
サービス名称もそのまま「enひかりクロス」です。
「業界最安級」「契約期間の縛りなし」「高速v6プラス対応」の特徴そのままに、超高速10ギガサービス「フレッツ光クロス」を利用できるようになりました。
費用項目 | 費用 | ||
---|---|---|---|
戸建て向け | 集合住宅向け | ||
初期費用 | 事務手数料 | ||
工事費 | 16,500円(派遣工事) 2,200円(無派遣工事) |
||
月額費用 | 基本料金 | 6,270円/月(6/24値下) ※v6プラス標準 |
|
ルーターレンタル | 550円/月 | ||
特徴 |
|
v6プラス標準装備になった
enひかりクロスは「v6プラス」標準装備となり、オプション料金なしでv6プラスを利用できるようになりました。
また、フレッツ光クロスは専用のブロードバンドルーターのレンタル(550円/月)が必須ですが、このレンタルルーターがv6プラスに対応しています。
よって、enひかりクロスでは別途「v6プラス対応ルーター」を用意する必要がありません。
またも新サービス!「クロスパス」対応
2021年10月、enひかりは「v6プラス」「Transix」に続く高速通信サービスとして「クロスパス」の提供を開始しました。
「クロスパス」はもっとも新しいVNEであるアルテリアネットワークスが運営・OEM提供しているIPv4 over IPv6サービスであり、フレッツ光コラボ事業者への提供としては「楽天ひかり」へ提供されています。
今回、enひかりは3つ目の選択肢として「クロスパス」の提供を開始、オプション料金は「v6プラス/Transix」と同額の198円/月と設定されています。
「クロスパス固定IPサービス」にも対応
enひかりではクロスパス提供に合わせて「クロスパス固定IPサービス」の提供も開始、これは一般的なコラボ事業者としては初のサービスとなります。
「クロスパス」はDS-Lite方式のIPv4 over IPv6なので自宅ルーターに固定IPv4アドレスが付与されず、VNE側での制御となります。
このため、クロスパス(DS-Lite方式)では自宅ルーターでのIPv4ポート開放ができず、NASやVPNやWEBカメラなど外部からのアクセスができないというデメリットがあります。
このデメリットを解決してくれるサービスが「固定IPv4サービス」であり、IPv4 over IPv6サービスであっても自宅ルーターに固定IPv4アドレスを付与してくれるサービスです。
enひかりでは「クロスパス固定IPサービス」を月額770円で提供します。
最速10Gサービス「フレッツ光クロス」でも提供
enひかりはフレッツ光クロスを利用したコラボサービス「enひかりクロス」も提供しています。
今までは高速通信サービスとしてv6プラスを使った「enひかりクロス with v6プラス」を提供していましたが、今回のクロスパス提供に合わせて「enひかりクロス with クロスパス」の提供も開始されました。
「enひかり」運営会社情報
enひかりを運営しているのは「株式会社縁人」という会社です。
本業は光回線やスマホの販売代理業ですが、販売代理業を飛び越えて「enひかり」の運営を開始した、ということでしょう。
またUQモバイルの販売代理店であることから、今回の「勝手に割り」を設定したようです。
「勝手に割り」や「v6プラス固定IPサービス」以外にも法人向けに「enひかり for Biz」など他のプロバイダーではあまり見ない面白いサービスも提供しており、積極的にアイディア登用している若い会社のイメージですね。
会社名 | 株式会社縁人(en-jin inc.) |
---|---|
設立 | 平成19年10月1日 |
代表取締役社長 | 横山 満 |
本社所在地 | 東京都板橋区成増2-17-10タカスビル6階 |
「enひかり」の申し込み方・注意点
「お申込内容」の「新規契約」「転用」「事業者変更」
「お申込み内容」では「新規申し込み」「転用申し込み」「事業者変更申し込み」をどれかひとつ選びます。
申し込み画面では複数が選べてしまいますが、「ひとつだけチェック」してください。
新規申し込み
現在フレッツ光の回線をご利用でない場合は「新規申し込み」を選びます。
「以前使っていたけど、今は解約済み」の方も「新規申し込み」となります。
転用申し込み
現在フレッツ光回線をご利用の方は「転用申し込み」を選びます。
フレッツ光回線でNTT東西へ料金を支払っている方(NTT契約)が対象です。
「転用承諾番号」が必要
「転用」での申し込みの場合、申し込み時に「転用承諾番号」が必要になります。
この「転用承諾番号」は現在契約しているNTT東西から発行してもらう「11桁英数字」の番号で、申し込み画面で記入します。
NTT東西から「転用承諾番号」を発行してもらい「enひかり」へ乗り換える場合、NTTへの転出手数料等はありません。
事業者変更申し込み
現在、他社フレッツ光コラボをご利用で、今回「enひかり」へ乗り換える方は「事業者変更」を選びます。
「事業者変く承諾番号」が必要
「事業者変更」での申し込みの場合、申し込み時に「事業者変更承諾番号」が必要になります。
この「事業者変更承諾番号」は現在契約しているプロバイダーから発行してもらう「11桁英数字」の番号で、申し込み画面で記入します。
現在ご利用のプロバイダーによっては、事業者変更による転出の手数料が請求される場合があります。
「転用承諾番号」「事業者変更承諾番号」は申し込み直前に取る
「転用承諾番号」も「事業者変更承諾番号」も、有効期限があります。有効期限は各承諾番号の発行から15日間です。
この有効期限15日の間に、enひかりへの申し込みが完了していなければ有効期限切れで乗り換えできなくなります。
※「有効期限切れ」の場合は再発行してもらうことができます。
なので、承諾番号は申し込みの直前に発行してもらいましょう。
開通工事希望日
申し込みフォームの中に「開通工事希望日」を記入します。
ここで希望日を記入しますが、どうせ実際にはNTTからの連絡によって最終的な工事日の調整が入ります。
とりあえず、選べる日程で直近(1週間ほどあと?)を記入しておきましょう。
お支払方法
「enひかり」の初期費用や月額料金の支払いには「クレジットカード引き落とし」と「口座振替」が選べます。
「口座振替」の場合、引き落とし事に「振替手数料200円」が必要となりますが、NTTの振り替えサービス「@ビリング(NTT東)」「Myビリング(NTT西)」をご利用になると「振替手数料無料」となります。
口座振替払いでの指定の仕方
enひかりを口座振替で支払い希望の場合には、申し込み時点では上記「口座振替払い希望」をチェックしておきます。
申し込み後、後日enひかりから申し込み確認の電話がかかってきます。
その時に、@ビリングまたはMyビリングのご利用IDがあるならそれを伝える、無いなら(ご利用でないなら)「@ビリング」「Myビリング」の利用を希望、と伝えてください。
それによって、enひかり(フレッツ光コラボ)の契約と同時に「@ビリング」「Myビリング」の利用開始手続きをenひかりが行ってくれます。
実際にはNTTファイナンスと契約者(あなた)の間で引き落とし銀行口座の登録など、書面でのやり取りが発生し、約2週間ほどで「@ビリング」「Myビリング」の利用が可能、という流れになります。
enひかりお申込みタイプ
「お申込みタイプ」では「ファミリータイプ」と「マンションタイプ」が選べます。
ファミリータイプ
戸建て住宅の方は「ファミリータイプ」を選びます。
マンションタイプ
基本的に集合住宅(マンション・アパート)でのご利用の場合は「マンションタイプ」を選びます。
enひかり電話
「転用」や「事業者変更」での申し込みの方で、現在光電話をご利用の場合は「enひかり」でも光電話を申し込みできます。
この場合、電話番号がNTT発番(NTT固定電話での番号)であれば、「転用」でも「事業者変更」でも同番移行ができます。
現在ご利用の電話番号がNTT発番ではなく(固定電話ではなく)、光電話と一緒にとった番号であれば(プロバイダー発番)、同番移行はできません。
enひかり付加サービス
「enひかりv6プラス(月額198円)」または「enひかりTransix(月額198円)」は最初に申し込んでおくことをおすすめします。
フレッツ光の夜間の通信混雑による速度低下を回避し、快適・高速な通信速度を期待できるオプションが「v6プラス」「Transix」です。
このオプションは、「enひかり」と同時申し込みなら初期費用無料ですが、あとから申し込むと初期費用2,200円が必要です。「enひかり」申し込みと一緒に申し込みをおすすめします。
申し込み画面では両方チェックできるようになっていますが、どちらか一方しか申し込むことはできません。
どちらか迷ったら「v6プラス」を選びましょう。
申し込み後の確認電話
申し込み画面で多少間違っても大丈夫です。
申し込み後に申し込み内容の確認の電話がかかってきます。その電話で詳細を確認しながら、わからないところは説明してくれます。
UQモバイルセット割「勝手に割り」の申し込み
UQモバイルとのセット割「勝手に割り」の申し込みは申し込み画面からはできません。
「勝手に割り」の申し込みは、「enひかり」の開通後にカスタマーセンターへ電話で申し込みます。
「勝手に割り」申し込みに必要なもの
「enひかり」はUQモバイルとの資本関係はありませんし、システム的な連携もありません。そのため、「勝手に割り」の申し込みにはUQモバイル利用者である証明の提出が必要です。
UQモバイルをご利用の方なら、毎月「UQ mobileサービスご利用金額のご案内(自動送信メール)」というメールが送られてきているはずです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
UQ mobileサービスご利用金額確定のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━**** 様
日頃よりUQ mobileをご利用いただき誠にありがとうございます。
UQ mobileサービスご利用金額が確定いたしましたので、ご連絡いたします。【請求金額】 1602 円
【my UQ mobile ID】 *********
「勝手に割り」の申し込みは、カスタマーセンターへ電話連絡後に、このメールに必要事項を追記してメール転送することになります。
enひかりカスタマーセンター | 03-5534-9997 ・10:00~19:00 年中無休・土日祝日も営業(年末年始を除く) |
---|
「新規」で特に「集合住宅」の場合は事前確認しておこう
現在フレッツ光やフレッツ光コラボをご利用の方は、回線の切り替えだけなので特に問題はないでしょう。
しかし、「新規」特に「集合住宅」でのご利用の場合は、建物の設備について事前確認しておいたほうが良いでしょう。
配線方式がわからない
フレッツ光回線の光ケーブルの配線方式には大きく3つの方式があります。
- 直接光配線配線(主に戸建て向け)
- 光配線方式(集合住宅で光ケーブルによる配線)
- VDSL方式(集合住宅で電話線による配線)
まず「直接光配線配線」です。これは主に戸建て向けの配線方式で、近くの電柱から自宅・自室まで直接光ケーブルをひく配線方式です。
集合住宅の場合には「光配線方式」と「VDSL方式」があります。「光配線方式」は自室まで光ケーブルで配線、「VDSL方式」は自室まで既存の電話線での配線となります。
当然、「VDSL方式」より「光配線方式」の方が速度が速くて良いわけですが、どちらの配線方式になるかは建物の設備次第です。
配線方式が違うと速度が違う
集合住宅の場合は「光配線方式」と「VDSL配線方式」では速度が違います。もちろん「光配線方式」の方が高速です。
「光配線方式」だと最大で1ギガの規格になりますが、「VDSL配線方式」だと最大で100メガの規格となります。
配線方式が違うと料金も違うかも
集合住宅の「光配線方式」と「VDSL配線方式」では、そもそもの規格上の最高速度が違います。
それでも集合住宅であれば、月額料金は同じです。
また、集合住宅でも建物に「光配線方式」も「VDSL配線方式」も設備がない場合には、戸建て向けと同じように「直接配線方式」となります。
「直接配線方式」の場合にはフレッツ光の最高の速度が期待できますが、一方で集合住宅であっても戸建て向けと同じ料金になります。
配線方式はNTTで聞いておこう
このように、配線方式には複数があり、それぞれ期待できる最高速度や毎月の月額料金が違ってきます。
この点については建物の設備の問題なので「enひかり」では事前にわかりません。
申し込み前に配線方式を確認したい場合には、設備を管理しているNTTへ確認することができます。
NTTへ電話し、住所・建物名・部屋番号を伝えると、NTTの設備管理情報に基づいて「配線方式」や概算での「工事費用」を教えてくれます。
v6プラス対応ルーター
v6プラス対応ルーターをお持ちの場合
フレッツ光を夜間でも快適・高速に使える魅力的なオプション「v6プラス」「Transix」ですが、この機能を使うためには「対応ルーター」が必要です。
最近流通しているブロードバンドルーター(Wi-Fiルーター)は「v6プラス」にも「Transix」にも対応しているものが多いので、現在ご利用のルーターがすでに「v6プラス」「Transix」対応かもしれません。
「v6プラス」の対応ルーターはこちらで確認できます。
v6プラス(IPv6/IPv4インターネットサービス) | JPNE
光電話をご利用の場合
光電話をご利用になる場合は、別途「v6プラス対応ルーター」は必要ありません。
光電話をご利用になる場合は、光電話用機器(ホームゲートウェイ:HGW)がNTTよりレンタルされますが、この「ホームゲートウェイ」にはv6プラスに接続できる機能があります。
市販品を購入する
最近流通しているWi-Fiルーターは多くが「v6プラス」「Transix」に対応しています。
新規でv6プラス対応ルーターを購入される場合はこちらで対応ルーターを確認できます。
v6プラス(IPv6/IPv4インターネットサービス) | JPNE
比較的安くて高機能、という点で人気がありまたv6プラス対応プロバイダーでの実績が多いのは「I-O DATA WN-AX1167GR2」で、実売価格で4,000円程度です。
また、少し高性能ならこちらがおすすめ、インターネット側の通信速度もWi-Fi速度も速く、また広い家でも十分Wi-Fi電波が届きます。
enひかりキャンペーン利用
また「enひかり」では「v6プラス対応ルーター」を「プレゼント」や「特価販売」のキャンペーンを実施することもあります。
現在は「新規申し込み(光回線+v6プラス)」を対象に、「NEC Aterm WG-1200HS4」を特価1,430円および郵送料880円で特価販売しています。
合計で2,200円ほどなので、特価購入してみるのも良いかもしれません。
特にルーターの設定などが不安の方は、enひかりから購入しておけばサポートも受けられやすいと思います。
※なお、「v6プラス」や「Transix」はほとんどの対応ルーターで「設定はほぼ不要で接続」できます。
まとめ、手数料なしで口座振替払いなら「enひかり」
enひかりなら「口座振替払い」ができる
通信サービスでは多くの事業者が「支払い方法はクレジットカードのみ」としています。
enひかりではクレジットカード以外でも「請求書払い」「口座振替払い」など複数の支払い方法を選ぶことができます。
enひかりなら「口座振替払い」でも「手数料無料」
一般的な口座振替払いでは毎月の振替ごとに振替手数料200円ほどが加算請求されます。
enひかりなら「NTTファイナンス」が提供する「@ビリング(NTT東エリア)」「Myビリング(NTT西エリア)」の仕組みを利用することで、「口座振替」が可能、「振替手数料無料」が可能、となります。
手続き・申し込みは簡単
現在「@ビリング」「Myビリング」をご利用でない場合、enひかり申し込み後にenひかりからかかってくる確認の電話において、「@ビリング」「Myビリング」への加入手続きを行うことができます。
実際の手続きはNTTファイナンスと契約者(あなた)の間で金融機関への申込書等書類のやり取りが発生しますが、約2週間ほどで手続きは完了します。
口座振替希望の場合には、enひかり申し込み後の電話確認時に「口座振替希望」「@ビリング/Myビリングの利用希望」と伝えましょう。
enひかりなら初期費用も口座振替が可能
口座振替に対応している通信サービスでも「最初の初期費用はクレジットカードで払ってください」と言われる場合があります。
これは、口座振替のための手続きが支払いに間に合わないためです。
enひかりが利用するNTTファイナンスの「@ビリング」「Myビリング」の仕組みを利用することで、クレジットカードを一度も使うことなく初期費用含めてすべての支払いを口座振替払いとすることができます。