auのオンライン専用プラン「povo」、トッピングで本当に安いの?

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au新料金プラン「POVO(ポヴォ)」 03 povo(ポヴォ)へ乗り換え
本記事はPRによる消費税込みの価格表示です

2021年1月13日、KDDI(au)から新料金プラン「povo」が発表されました。

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すでに発表されているNTTドコモの「ahamo(アハモ)」およびソフトバンクの「Softbank on LINE」への対抗プランとなります。

月額3,278円でデータ通信20GBを基本としている「ahamo(アハモ)」「Softbank on LINE」に対し、音声通話の「5分かけ放題」を別途オプションとすることで他社よりも安い月額料金に設定されているのが特徴です。

この記事ではKDDI(au)の新料金プラン「」のプラン詳細説明、および先行して発表されているNTTドコモ「ahamo(アハモ)」およびソフトバンク「Softbank on LINE」との比較を行っていきます。

au最安20ギガプラン「povo」

au新料金プラン「povo」の特徴

au新料金プラン「povo」はすでに発表され2021年4月より提供開始されるNTTドコモ「ahamo(アハモ)」ソフトバンク「Softbank on LINE」への対抗プランとなります。

「月額3,278円で20GB/月」を基本とする両プランに対して「月額2,728円で20GB/月(5分かけ放題別途)」と料金的に550円も安い料金設定が特徴と言えます。

au新料金プラン「povo」は「ahamo(アハモ)」「Softbank on LINE」と同様にオンライン専用プランとして提供され、既存のauショップなどでの手続き・サポートを受けることはできません。

20GBが月額2,728円、auのオンライン専用の新料金「povo」を提供 | KDDI

ココに注意

  • オンライン専用プラン
  • 月額2,728円(最安)で20GB/月
  • かけ放題は別途オプション
  • 「トッピング」という名の追加オプション⇒最大の特徴
  • 2021年3月提供開始(「トッピング」は順次追加)

「povo」の料金プラン体系

「povo」の料金プランは以下のようになり、「月額2,728円で20GB/月」「通話・データ通信のオプションは”トッピング”で追加」という特徴あるプランになっています。

au新プラン「povo」
料金 基本
料金
2,728円
手数料 初期費用なし
解約手数料なし
MNP手数料なし
データ
通信
基本
容量
20GB/月
超過時
速度
1Mbps
データ
フリー
「トッピング」メニュー

  • データ使い放題24時間(220円/24時間)

※今後、順次追加予定

4G/5G 4G/5G
対応
追加
チャージ
1GB=550円
海外
通信
音声
通話
基本
通話料金
22円/30秒
無料通話
無料通話
オプション
「トッピング」メニュー

  • 5分かけ放題(550円/月)
  • 国内かけ放題(1,650円/月)

「月20ギガで月額2,728円」と、ahamo(アハモ)やSoftbank on LINEよりも安くなっていますが「5分かけ放題」が別途オプションになっており、オプション含めると同額になります。

他社にない特徴「トッピング」

「ahamo(アハモ)」や「Softbank on LINE」との最大の違いは「トッピング」という名で提供される追加オプションです。

一例として「追加220円で1日データ通信無制限」というトッピングが提供されています。

この「トッピング」メニューは順次提供予定とされており、「2時間映像見放題」や「1日SNSし放題」などのトッピングが追加予定されている、とのことです。

音声通話かけ放題を「トッピング」でオプション化

au新料金プラン「povo」は先行して発表されているNTTドコモ「ahamo(アハモ)」ソフトバンク「Softbank on LINE」への対抗プランとなります。

まず、注意点として「ahamo(アハモ)」「Softbank on LINE」は5分かけ放題をコミで「月額3,278円で20GB/月」であるのに対し、「povo」では5分かけ放題は別途オプション(トッピング)として「月額2,728円で20GB/月」というプランになります。

「povo」でも5分かけ放題をトッピングとして追加すると、同額の月額3,278円となります。

しかし、LINE通話が多く音声通話はほとんど使わない人にとっては、この5分かけ放題(550円/月に相当)が別途オプション(トッピング)となることで、その分安く使えるプランになっています。

「5分かけ放題(550円/月)」「国内かけ放題(1,650円/月)」が必要な人はトッピングとして追加すればよい、というプランです。

音声通話のトッピング

au新料金プラン「povo」の音声通話は20秒/30円の従量課金です。

これに、以下のトッピングメニューが選べます。

音声通話
トッピングメニュー
トッピング料金 内容
5分かけ放題 550円/月 5分かけ放題
※5分超過後は22円/30秒の従量課金
国内かけ放題 1,650円/月 国内通話かけ放題
※一部対象外の電話番号あり

データ通信使い放題を「トッピング」でオプション化

au新料金プラン「povo」のデータ通信は「20GB/月」が基本となり、追加チャージは「1GB=550円」と最安クラスでの提供です。

そして、これに加えて「トッピング」としてさまざまなデータ通信サービスが提供予定となっています。

データ使い放題24時間

au新料金プラン「povo」の提供開始時点(2021年3月)ではトッピングとして「データ使い放題24時間(220円/24時間)」が提供されます。

標準プラン内での「データ通信容量20GB/月」とは別に、別途200円のトッピングとして「申し込みからデータ使い放題24時間」となるトッピングメニューです。

この「データ使い放題24時間」は標準プラン内の20GB/月を消費しませんし、またテザリングに対しても使い放題となります。

たとえば「週末にまとめて新作動画を見たい」「明日はテレワークで一日中オンライン会議」などの場合に「20GB/月」を意識せずにたっぷりデータ通信を使うことができます。

また、「データ使い放題24時間」以外にも、今後順次トッピングメニューを追加予定と発表されています。

契約時・解約時の手数料も無料

au新料金プラン「povo」では、契約時・解約時の手数料は不要です。

また、KDDI(au)では2021年1月12日に「MNP転出手数料を撤廃(無料化)」を実施しています。

「携帯電話番号ポータビリティ」の手数料を廃止 | KDDI(au)

これにより、「povoは契約時・解約時の手数料が不要、そして解約後に他社へ転出する場合の手数料(MNP転出手数料)も無料となります。

いつでもオンラインで気軽に契約でき、使ってみて気に入らなければいつでも無料で解約・他社転出できる手数料体系になっています。

ahamo(アハモ)やSoftbank on LINEと比較

比較表でわかる三社の違い

au新料金プラン「povo」は先行して発表されているNTTドコモ「ahamo(アハモ)」やソフトバンク「Softbank on LINE」への対抗プランとなります。

三社の料金プランは「月額3,278円で20GB/月」を基本としており、比較すると以下のようになります。

povo ahamo
(アハモ)
Softbank
on LINE
料金 基本
料金
2,728円 2,970円 2,728円
手数料 初期費用なし
解約手数料なし
MNP手数料なし
初期費用なし
解約手数料なし
MNP手数料なし
初期費用なし
解約手数料なし
MNP手数料なし
データ
通信
基本
容量
20GB/月 20GB/月 20GB/月
超過時
速度
1Mbps 1Mbps 1Mbps
データ
フリー
トッピング
・データ使い放題
(220円/24時間)
LINEフリー
4G/5G 4G/5G
対応
4G/5G
対応
3G/4G/5G
対応
追加
チャージ
1GB=550円 1GB=550円
海外
通信
88の国・地域
で利用可
音声
通話
基本
通話料金
22円/30秒 22円/30秒 22円/30秒
無料通話 5分かけ放題
(標準)
5分かけ放題
(標準)
無料通話
オプション
5分かけ放題
⇒550円/月
国内かけ放題
⇒1,650円/月
国内かけ放題
⇒1,100円/月
5分かけ放題
⇒550円/月
国内かけ放題
⇒1,650円/月

「月額3,278円で20GB/月」が基本となりますが、NTTドコモ「ahamo(アハモ)」およびソフトバンク「Softbank on LINE」は「5分かけ放題」コミで月額3,278円に設定されています。

一方のau新料金プラン「povo」は5分かけ放題を別途オプションとして「月額2,728円」とし、5分かけ放題をつけると「月額3,278円」と同額になる料金体系になっています。

料金体系の比較

各プランの料金および手数料の体系は以下のようになっています。

povo ahamo
(アハモ)
Softbank
on LINE
料金 基本
料金
2,728円 3,278円 3,278円
手数料 初期費用なし
解約手数料なし
MNP手数料なし
初期費用なし
解約手数料なし
MNP手数料なし
初期費用なし
解約手数料なし
MNP手数料なし

NTTドコモ「ahamo(アハモ)」およびソフトバンク「Softbank on LINE」は「月額3,278円(5分かけ放題コミ)で20GB/月」ですが、「povo」は5分かけ放題をオプション(トッピング)として「月額2,728円で20GB/月」という価格設定になっています。

このため、au「povo」に5分かけ放題をトッピング(オプション追加)した場合は三社の料金プランは同額となります。

ほとんど電話を使わない人には「povo」が無駄なオプションがない分だけ安く使えるプランになっています。

三社とも手数料無料

また、三社とも契約・解約に関わる手数料はすべて無料となります。

これは同じ会社内でのプラン変更時だけでなく、他社からの乗換契約や他社へのMNP転出においてもすべての手数料が無料です。

どのプランも気軽に使ってみて、気に入らなければいつでも無料で解約・他社転出ができる手数料体系となっています。

データ通信サービスの比較

三社のデータ通信サービスは以下のようになります。

povo ahamo
(アハモ)
Softbank
on LINE
データ
通信
基本
容量
20GB/月 20GB/月 20GB/月
超過時
速度
1Mbps 1Mbps 1Mbps
データ
フリー
トッピング
・データ使い放題(220円/24時間)
LINEフリー
4G/5G 4G/5G
対応
4G/5G
対応
3G/4G/5G
対応
追加
チャージ
1GB=550円 1GB=550円
海外
通信
88の国・地域
で利用可

データ通信については「20GB/月」を基準としながらも、各社の特徴が出ています。

NTTドコモ「ahamo(アハモ)」の強みは「海外82の国・地域でも使える(20GB/月にコミ)」という海外利用可能というのが特徴です。

ソフトバンク「Softbank on LINE」は人気アプリ「LINE」を使う場合のデータ通信容量がカウントフリーとなり、「20GB/月」を消費しないのが特徴。

auの「povo」は「20GB/月」とは別に「データ使い放題24時間(220円/24時間)」という”トッピング”により、「20GB/月」を消費せずに24時間のデータ使い放題をトッピングできるのが特徴、この「データ使い放題24時間」はテザリング利用もできます。

音声通話サービスの比較

三社の音声通話サービスは以下のようになります。

povo ahamo
(アハモ)
Softbank
on LINE
音声
通話
基本
通話料金
22円/30秒 22円/30秒 22円/30秒
無料通話 5分かけ放題
(標準)
5分かけ放題
(標準)
無料通話
オプション
5分かけ放題
⇒550円/月
国内かけ放題
⇒1,650円/月
国内かけ放題
⇒1,100円/月
国内かけ放題
⇒1,100円/月

三社の音声通話の基本通話料金「22円/30秒」の従量課金ですが、NTTドコモ「ahamo(アハモ)」およびソフトバンク「Softbank on LINE」では5分かけ放題が標準でついているのが特徴です。

一方のau「povo」ではかけ放題は別途トッピング(オプション)となっており、必要であれば月額550円で「5分かけ放題」月額1,650円で「国内かけ放題」を追加することができます。

「5分かけ放題」が必要であれば三社横並びで「月額3,278円」となります。

付帯サービスの比較

まとめ、どれがベストの20ギガプラン?

まずは3月まで情報収集

大手三社の20ギガプランが出揃いました。

「月額3,278円(5分無料通話コミ)で20GB/月」と基本は揃ってきましたが、現状「未定」となっている個別の細かいサービス仕様については三社のサービス提供時期である2021年3月までに順次発表となっていきます。

現時点で決めることなく、サービスが開始される2021年3月までは情報収集が必要でしょう。

一方で、三社のどのプランを選んでも、使ってみて気に入らないなら違約金・手数料等なしでいつでも他社へ乗り換えることができるプランになっています。

音声通話をしないなら・・・

まず、「電話はほとんど使わない」という人ならau新料金プラン「povo」が一番安くなります。

NTTドコモ「ahamo(アハモ)」およびソフトバンク「Softbank on LINE」はどちらも5分かけ放題コミで月額3,278円、一方でau新料金プラン「povo」なら5分かけ放題が別途オプションとなっておりその分安く月額2,728円となります。

LINEのヘビーユーザーなら・・・

LINEをたくさん使うからソフトバンク「Softbank on LINE」にしよう!とう方もいらっしゃるでしょう。

ソフトバンク「Softbank on LINE」ならLINEアプリの利用によるデータ通信は20GB/月を消費せず、「LINEアプリならどれだけ使ってもギガ無制限」となります。

しかし、実際のLINEアプリが消費するデータ通信容量は以下のようになります。

機能 通話時間 データ消費量
音声通話 1分 0.3MB
10分 3MB
30分 9MB
60分 18MB
ビデオ通話 1分 5.1MB
10分 51MB
30分 153MB
60分 307MB

上記のように、LINEアプリはあまりデータ通信量を消費しません。

よほどのLINEヘビーユーザーでなければ、LINEカウントフリーはあまり大きなメリットではないことになります。

海外でも使いたいなら・・・

NTTドコモ「ahamo(アハモ)」の強みはそもそものネットワーク品質の高さと「海外でも使える」というサービスにあります。

まず、現在大手三社の中でもっともネットワーク品質(エリア・速度)が優れているのがNTTドコモです。

さらにNTTドコモの「ahamo(アハモ)」なら海外82の国・地域でも20GB/月の範囲内で利用することができます。

月に20ギガも使わないなら・・・

また、「月に20ギガも使わない!」「月10ギガを安くして!」という声もあります。

現時点では「月10ギガプラン」であっても「ahamo(アハモ)」「povo」「Softbank on LINE」のどれかを選ぶのが安くなります。

しかし「月に3ギガで十分!自宅はWi-Fiがある」という方は、KDDI(au)がUQモバイルブランドで提供する新料金プラン「くりこしプラン(S)」が月額1,628円と最安になります。

くりこしプラン
S M L
月額料金 1,628円 2,728円 3,828円
データ
通信
基本
データ容量
3GB/月 15GB/月 25GB/月
超過後
速度
300Kbps 1Mbps 1Mbps
データ
繰越
翌月末まで 翌月末まで 翌月末まで
音声
通話
通話
料金
22円/30秒
無料通話
オプション
  • 通話パック(550円/月)
  • かけ放題(5分/回)(770円/月)
  • かけ放題(24時間いつでも)(1,870円/月)

3GB/月⇒20GB/月⇒無制限

このように、現状では以下を基準にスマホプランを検討すると良いでしょう。

月に3ギガまでならUQモバイル「くりこしプラン(S)」

自宅にWi-Fiがある人で「月に3ギガで十分」という方は、KDDI(au)がUQモバイルブランドで提供する新料金プラン「くりこしプラン(S)」がおすすめです。

月額1,628円で3GB/月、無料通話が必要なら3つのオプションから選ぶことができます。

ギガの翌月繰り越しや高速通信・低速通信の切替もできて、ギガの節約ができる使い勝手の良いプランです。

月に3ギガ以上20ギガまでなら・・・

そして「3ギガじゃ足りない」という方は、20ギガまでは「ahamo(アハモ)」「povo」「Softbank on LINE」の中から選ぶことになります。

中間の「10GB/月」などのプランが現状では安く提供されておらず、少し余ったとしても三者の中から選ぶのが結果として安くなります。

そして月に20GB以上なら無制限プラン

そして「月に20GBでも足りない!」という方は、さらに大容量・無制限プランとなります。

三社の大容量プランは料金的には横並びですが、NTTドコモの「5Gギガホプレミア」ならパソコンなどでのテザリングも含めて無制限となる点が特徴です。

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