2023年5月23日にKDDIはUQモバイルブランドの新料金プラン「ミニミニプラン」を発表、6月1日より新規受付を開始します。
UQ mobile、「コミコミプラン」「トクトクプラン」「ミニミニプラン」提供開始 | KDDI
新しく発表されたプランは「ミニミニプラン」「トクトクプラン」「コミコミプラン」の3つですが、旧プラン「くりこしプラン+5G」と比べると非常に複雑な料金体系になっています。
その中で「ミニミニプラン」は月間4GBのデータ容量を月額1,078円で使える!と宣伝していますが、実は基本料金月額2,365円と安くありません。
この記事では新プラン3つのうち「ミニミニプラン」についてその複雑な料金・割引体系、そして通話・通信サービスの特徴について詳しく説明していきます。
ミニミニプランのデメリット
ミニミニプランの特徴をメリットとデメリットに分けてざっくりとみてみましょう。
まずはデメリットから。
デメリット① 基本料金はかなり高い(値上げ)
広告ではミニミニプランは「データ容量4GB/月で月額1,078円!」と謳っていますが、実は基本料金は4GB/月で月額2,365円とかなり高い価格設定です。
旧プラン「くりこしプラン+5G」から比べるとかなり値上げされた料金プランです。
この月額2,365円/月にさまざまな(複雑な)割引が適用されて「データ容量4GB/月で月額1,078円」となる点に注意が必要です。
デメリット② 「自宅セット割」が適用されないとかなり高い
ミニミニプランの基本月額料金は2,365円と月間データ容量4GBにしてはかなり高額ですが、「自宅セット割」という割引サービスが適用されると月額1,100円もの割引が適用されて月額1,265円と結構安くなります。
「自宅セット割」には「インターネットコース」と「でんきコース」があります。
「自宅セット割インターネットコース」は自宅固定回線(光回線など)がKDDI指定のサービスである場合に適用されます。
「自宅セット割でんきコース」はKDDIが提供する自由電力サービス「auでんき」の契約がある場合に適用されます。
そして自宅セット割が適用されると月額2,365円が月額1,265円になる、という料金の仕組みです。
つまりミニミニプランはこの「自宅セット割」前提の料金体系とも言え、「自宅セット割」を適用されない場合には他社の同スペックのプランを検討するべきでしょう。
デメリット③ 「家族セット割」の割引額が少ない
「自宅セット割」が適用されない場合でも、ご家族またはおひとりで複数のミニミニプラン契約があれば「家族セット割」が適用されます。
「家族セット割」では契約回線すべてに対して月額550円の割引をしてくれます。
この結果、月額2,365円のミニミニプランは割引適用後に月額1,815円となります。
ですが月間データ容量4GBのプランとしては月額1,815円でもまだ高いです。
デメリット④ au PAYカードで支払わなければ損をする
毎月のお支払いを「au PAYカード」で支払うことで「au PAYカードお支払い割」が適用されます。
「au PAYカードお支払い割」は1回線に対して月額187円の割引となります。
複数回線契約がありすべてau PAYカードで支払う場合には契約回線数分に対して月額187円の割引が適用されます。
デメリット⑤ 契約時の事務手数料が必要
ミニミニプラン契約時には契約事務手数料3,850円が必要です(auからのプラン変更時を除く)。
UQモバイルはKDDI(au)の中のサブブランドと位置付けられていますが、他社のサブブランドではオンライン契約に限り契約時の事務手数料が不要です。
UQモバイル「ミニミニプラン」はオンライン契約であっても契約時の事務手数料が請求されるため、ちょっと損した気分になります。
デメリット⑥ 無料通話は別途オプション
基本料金は「データ容量4GB/月で月額2,365円」と高いですが、この中に無料通話は含まれません。
もし無料通話オプションが欲しい場合には別途有料による無料通話オプションが必要となります。
デメリットまとめ、実質値上げで割引前提
デメリットをまとめると「実質値上げですね」「割引適用前提なので一部の人は安くなる」という点です。
そして、割引の仕組みがちょっと複雑、という点です。
基本料金と割引の仕組み
新プラン「ミニミニプラン」の基本料金と割引サービスは以下のようになります。
初期費用 | 契約事務手数料 | 3,850円 ※オンラインショップ契約でも必要 |
---|---|---|
月額費用 | 基本料金 | 2,365円/月 |
基本データ容量 | 4GB/月 | |
割引 | ①自宅セット割 | 1,100円/月の割引 |
②家族セット割 | 550円/月の割引 ※「自宅セット割」併用不可 |
|
③au Payカードお支払い割 | 187円/月の割引 | |
最安の割引後 月額料金 |
自宅セット割 適用時 |
1,078円/月 ※①+③適用 |
家族セット割 適用時 |
1,628円/月 ※②+③適用 |
月間4GB/月のプランなので最低でも複数回線契約で家族セット割適用くらいでなければ、ちょっと高いですね。
自宅固定回線がauひかりやWiMAX+5Gホームルーターなどをご利用の場合で「自宅セット割」が適用できる方にとっては、悪くない(というか結構安い)プランになっています。
ミニミニプランのメリット
次にメリットです。
メリット① 余ったデータ容量の次月繰り越しに対応
ミニミニプランでは毎月月初(1日)に15GBのデータ通信容量が付与されます。
この時付与されるデータ通信容量の有効期限は2か月間です。
つまり、付与された当月に15GBを使い切らなくても、余ったデータ容量は翌月末まで使える、という「余ったデータ容量の次月繰り越し」の仕組みになっています。
大手キャリアのメインプランでは「有効期限が当月末まで」なので使い切れないデータ容量は月末で消えてなくなってしまいますが、ミニミニプランなら余ったデータ容量の無駄なく使い切ることができます。
メリット② 低速通信「節約モード」でギガ節約できる
ミニミニプランはアプリでいつでも高速通信と低速通信(節約モード)を切り替えて使うことができます。
そして低速通信(節約モード)での通信時はデータ通信容量を消費しない仕様になっています(通信無料)。
このため、通常の待ち受け状態やメール・SNS・LINEなどの利用時には低速通信(節約モード)で利用することで、通信料無料で使うことができます。
ミニミニプランの低速通信(節約モード)利用時の通信速度は300Kbpsとなります。
メリット③ 店舗サポート・電話サポートあり
ミニミニプランは他社のサブブランドのように「オンライン専用プラン」ではないため、実店舗や電話(フリーダイヤル)によるサポートを受けることができます。
オンライン専用プラン(ahamo・LINEMO・povoなど)ではチャットによるサポートしか受けられないためあまりスマホに詳しくない人が困ったことになるとどうしようもなくなってしまいます。
ミニミニプランならいざとなっても店舗へ行ったり電話により困りごとを相談することができます。
メリットまとめ、使い勝手の良さはそのまま
メリットをまとめると「従来からのUQモバイルの使い勝手の良さはそのまま」という点です。
使い勝手の良いデータ通信サービス
余った(使わなかった)データ通信容量が翌月末まで繰り越して無駄なく使える機能は大手キャリアではUQモバイルの専売特許みたいなものです。
さらに低速通信使い放題やアプリでの高速・低速切り替え機能も大手キャリアではUQモバイルだけの機能です。
UQモバイルのデータ通信サービスの使い勝手の良さはそのまま新プラン「ミニミニプラン」でも提供されている点は大きなメリットです。
格安スマホプランでもサポートが充実
また、大手キャリアの格安プランが店舗サポート・電話サポートを制限している中で、UQモバイル新プラン「ミニミニプラン」は従来通り店舗・電話サポートの利用が可能です。
あまりスマホに詳しくない方でも安心して利用できる点もメリットです。
UQモバイル「ミニミニプラン」の料金プランと割引サービス
ミニミニプランをざっくりとメリット・デメリットで見てきましたが、ここからは料金プランと割引サービスを詳しく見ていきます。
UQモバイル新プラン「ミニミニプラン」は非常に複雑な料金プランになっています。
複雑な割引の仕組みにより「安いと思ったけど全然安くなかった!」とならないよう、ミニミニプランを徹底解説していきます。
まずは料金プラン、基本は月額2,365円(税込み)
ミニミニプランは広告では「月間データ容量4GBで1,078円/月」と表現されており、これだけ見るとまぁ安い部類に入ります。
しかし、割引を含まない基本料金は月額2,365円となっています。
ミニミニプランの基本料金および割引サービスは以下のようになっています。
費用項目 | 費用(月額) | |
---|---|---|
基本料金 | 2,365円/月 ※月間データ容量4GB/月 |
|
割引 | 自宅セット割 | -1,100円/月 |
家族セット割 | -550円/月 | |
au Payカードお支払い割 | -187円/月 |
つまり、ミニミニプランの基本仕様は「月間データ容量4GBで月額2,365円」というプランです。高いですね。
自宅セット割
自宅セット割が適用されると月額料金から1,100円が永年割引されます。
自宅セット割には「インターネットコース」と「でんきコース」があり、どちらかの条件を満たすと「自宅セット割」が適用されます。
「自宅セット割インターネットコース」はKDDI指定の自宅固定回線(auひかり・地域電力系光回線・CATVなど)とのセット利用で適用される割引です。
「自宅セット割でんきコース」はKDDIの自由電力サービス「auでんき」への加入で適用される割引です。
家族セット割
UQモバイルをご家族またはおひとりで複数回線契約している場合には「家族セット割」が適用され、永年月額550円が割引されます。
UQモバイルはサービス開始以来新しい料金プランをどんどん出していますが、この「家族セット割」で「複数回線契約」とみなされるのは以下の「カウント対象プラン」のみとなります。
そしてカウント対象プランでの契約が複数ある場合、「割引対象プラン」に対して月額550円の割引が適用されます。
カウント対象プラン |
|
---|---|
割引対象プラン |
|
例えば昔のプランに「スマホプラン」というのがありますがスマホプランとミニミニプランの契約があっても「スマホプランはカウント対象プラン」ではないため「複数回線契約」にはなりません。
また「くりこしプラン+5G」とミニミニプランの契約がある場合、どちらもカウント対象プランなので「複数回線契約」となりますが割引対象はミニミニプラン契約の回線のみ割引となります。
「自宅セット割」と「家族セット割」の重複適用は不可
自宅セット割と家族セット割の重複適用はできず、両方の割引条件を満たしている場合には割引額が大きい「自宅セット割」が適用されます。
au PAYカードお支払い割
毎月の月額料金のお支払方法を「au PAYカード払い」とした場合、「au PAYカードお支払い割」として月額187円が永年割引されます。
サービスの抱き合わせで「4GB/月で1,078円」
このようにUQモバイル新プラン「ミニミニプラン」はデータ通信容量4GBがついて月額2,365円です。
※無料通話オプションは別途有料オプション
UQモバイルの従来からの料金プランから見るとかなりの値上げされた料金プランとなります。
この月額2,365円に対してKDDI(au)のサービス利用・契約による割引を適用することで最安で月額1,078円まで安くすることができる割引に仕組みになります。
割引サービスをフル適用で月額1,078円
ミニミニプランを最も安く使うためには以下の割引サービスの組み合わせとなります。
費用項目 | 費用(月額) | |
---|---|---|
基本料金 | 2,365円/月 ※月間データ容量4GB/月 |
|
割引 | 自宅セット割 | -1,100円/月 |
au Payカードお支払い割 | -187円/月 |
「自宅セット割」「au PAYお支払い割」の2つの割引サービス適用で月額2,365円が月額1,078円となります。
割引額が大きい「自宅セット割」を適用させるためには、自宅の固定回線としてKDDI指定の光回線・ケーブルテレビ回線・ホームルーター(WiMAX)を同時契約する必要があります(自宅セット割インターネットコース)。
または自宅の電力契約を「auでんき」と契約することで「自宅セット割でんきコース」としての割引適用となります。
複数回線契約で月額1,628円
自宅セット割が適用されなくても、家族または一人でミニミニプランを複数回線契約している場合には「家族セット割」が提供されます。
この場合、「家族セット割」の割引が550円
大きな変化!?ミニミニプランの通信・通話サービス
余ったデータ容量の次月繰り越しに対応
ミニミニプランは毎月4GBのデータ容量が付与されるプランですが、付与されるデータ容量の有効期限は2か月間です。
つまり、毎月貰ったデータ容量はその月で使い切らなくても(余っても)翌月末まで繰り越して使うことができる仕組みになっています。
大手キャリアの多くのプランではデータ通信容量の有効期限は1か月間なので余ったデータ容量は月末には消えてしまいますが、ミニミニプランなら有効期限2か月であり翌月末まで無駄なく使いきることができます。
使い勝手の良い低速通信(節約モード)に対応
UQモバイルの大きな特徴として「節約モード」という低速通信サービスがあります。
これはアプリでいつでも通信速度を「高速通信・低速通信」切り替えることができる機能で、「低速通信」の場合には基本データ容量を消費せずに通信することができるサービスです。
このため、通常の待ち受け状態やメール・SNSなどの利用時には「低速モード」に設定しておくことでデータ通信料無料で使うことができる、UQモバイルの特徴的なサービスです。
ミニミニプランではこの「節約モード」の機能に対応しています。
なお、ミニミニプランでの低速通信(節約モード)時の通信速度は300Kbpsとなります。
無料通話は別途有料オプション
ミニミニプランの音声通話料金は22円/30b秒の従量課金です。
基本料金内に無料通話オプションは含まれませんが、必要に応じて3つの無料通話オプションから選んでオプション契約することができます。
UQモバイルが提供する無料通話オプションは他社のオプションよりも使い勝手の良い仕様になっており、以下の3つのオプションが提供されます。
無料通話オプション | 月額料金 | 無料通話サービス |
---|---|---|
通話パック | 550円/月 | 60分無料通話 |
通話放題ライト | 880円/月 | 10分かけ放題 |
通話放題 | 1980円/月 | 国内通話かけ放題 |
では無料通話オプションについて説明していきます。
オプション① 60分無料通話「通話パック」
60分相当の通話料金が無料(割引)されるのが「通話パック」です。
UQモバイルの標準通話料金は22円/30秒の従量課金ですが、通話パックにより毎月の通話料金から2,640円が割引されるという無料通話オプションです。
つまり月額550円を払ってオプション加入すると最大2,640円の通話料金が割引される、というかなりお得なオプションになります。
電話を掛ける回数は少ないけど毎月何回かは長電話をする、という人におすすめの無料通話オプションです。
オプション② 10分かけ放題「通話放題ライト」
国内通話での一回の通話の最初の10分間が通話料無料となるのが「通話放題ライト」月額880円です。
いわゆる10分無料通話で、通話の最初の10分間は通話料金無料、10分超過後は22円/30秒の従量課金という通話料金になります。
短い時間の音声通話発信をよく使う、という人におすすめのオプションになります。
なお、「通話放題ライト」をオプション契約すると留守番電話サービスも追加料金なしで使えるようになります。
オプション③ 国内通話かけ放題「通話放題」
国内通話が通話時間無制限でかけ放題になるオプションが「通話放題」月額1,980円です。
一部の電話番号を除き通話回数・通話時間が無制限に通話料金無料となるので、電話をよくかける人・仕事でスマホを使う人におすすめの無料通話オプションです。
無料通話は「着信転送」「留守電再生」も対象
UQモバイルの無料通話オプションの特徴として「着信転送時の転送通話料金」「留守番電話のメッセージ再生時通話料金」も無料通話になる、という点で他社の無料通話に対して優位性があります。
着信転送時の転送通話料金や留守番電話メッセージ再生時の通話料金も「通話放題」「通話放題ライト」では無料通話対象、「通話パック」では通話料金割引の対象となります。
「通話放題」「通話放題ライト」では留守番電話もついてくる
また、「通話放題」「通話放題ライト」の利用者は留守番電話サービスが含まれている「電話基本パック」オプションが無料で使えます。
- 留守番電話サービス
- 割り込み通話サービス
- 三者通話サービス
- 迷惑電話撃退サービス
「電話基本パック」は月額440円の独立した通話オプションなのですが「通話放題」「通話放題ライト」の加入者はオプション料金(440円)無料で利用することができる、という仕組みです。
なお、「電話基本パック(440円/月)」のオプション料金は無料ですが独立オプションなので別途申し込みが必要です。
ミニミニプランがおすすめな人、おすすめできない人
ミニミニプランの基本スペックは毎月4GBで月額2,365円です。これに各種割引を適用することで最安で1,078円/月になる仕組みとなっています。
一方、ソフトバンクが提供する人気格安プラン「LINEMOミニプラン」なら割引なしで毎月4GBで月額990円です。
両者の基本スペックは以下のようになります。
UQモバイル ミニミニプラン |
ソフトバンク LINEMOミニプラン |
||
---|---|---|---|
月額基本料金 | 2,365円/月 | 990円/月 | |
月間基本データ容量 | 4GB/月 | 3GB/月 | |
音声通話 サービス |
基本 通話料金 |
22円/30秒 | |
無料通話 | 別途オプション | ||
データ通信 サービス |
余ったデータの 次月繰越 |
〇 | × |
これからわかるように、ミニミニプランは割引適用がない場合には非常に高額なプランであり、この条件であればソフトバンクが提供する「LINEMOミニプラン」やソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルの「シンプル(S)」を検討すべきです。
つまり、割引適用されない場合にはミニミニプランはおすすめではない、と言うことができます。
KDDI(au)のサービスにドップリな人←〇
ではミニミニプランがおすすめな人は?となると「KDDI(au)のサービスにドップリな人」ということになります。
ミニミニプランをKDDI(au)のサービスと併用することで各種割引が適用されてミニミニプランは劇的に安くなります。
ミニミニプランに適用可能な割引サービスは以下のようになります。
費用項目 | 費用(月額) | |
---|---|---|
基本料金 | 2,365円/月 ※月間データ容量4GB/月 |
|
割引 | 自宅セット割 | -1,100円/月 |
au Payカードお支払い割 | -187円/月 |
ミニミニプランに「自宅セット割」は必須!
代表的な割引サービスが「自宅セット割」であり、自宅セット割が適用されることで毎月1,100円もの割引が適用されミニミニプランは「月間4GBで月額1,265円」とかなり安いプランとなります。
「自宅セット割」には「自宅セット割・インターネットコース」と「自宅セット割・でんきコース」があります。
「インターネットコース」は自宅の固定回線にKDDI指定の光回線・ケーブルテレビ回線やWiMAXなどのホームルーターを併用することで適用されます。
「でんきコース」はKDDIが提供する自由電力サービス「auでんき」を契約することで適用されます。
どちらのコースでも「自宅セット割」が適用されるとミニミニプラン1回線に対して月額1,100円もの割引となり、ミニミニプランは月額2,365円となります。
さらに安くする「au PAYカードお支払い割」
ミニミニプランの毎月の利用料金の支払い方法に「au PAYカード」を指定することで「au PAYカードお支払い割」が適用され、月額187円の割引となります。
自宅セット割とau PAYカードお支払い割の両方が適用されることで、ミニミニプランは月額2,365円から月額1,078円(税抜き980円)と劇的に安くなります。
毎月のデータ使用量が3~4GB程度の人←×
ミニミニプランの月額基本料金は2,365円ですが、KDDIのサービスにどっぷり浸かって割引適用することで最安で「4GBを月額1,078円」と安くすることができます。
ここまでできるならミニミニプランはおすすめですが、すでに他社(KDDI以外)の固定回線を使っていたり電力会社契約がある場合にはミニミニプランは安くなりません。
費用項目 | 費用(月額) | |
---|---|---|
基本料金 | 2,365円/月 ※月間データ容量4GB/月 |
|
割引 | 自宅セット割 | -1,100円/月 |
家族セット割 | -550円/月 | |
au Payカードお支払い割 | -187円/月 |
この場合、割引なしで「4GB/月で月額2,365円」でミニミニプランを利用することはおすすめできません。
他に検討すべきスマホプラン
このようにミニミニプランは必要な月間データ量が3~4GB程度の方で、自宅の光回線がKDDI系だったり電力会社にauでんきを利用している人にお勧めできるサービスです。
KDDIのサービスに取り込まれることで標準月額料金2,365円のミニミニプランは割引適用後に最安で月額1,078円まで安くなります。
4GBで月額1,078円であれば料金的には安くておすすめのプランと言えます。
月間3GB~4GBなら検討すべき他社格安プラン
自宅の固定回線をKDDI(auひかり、など)にしたり自宅電力を「auでんき」にできるならミニミニプランに自宅セット割を適用することで価格的にもおすすめプランになります。
割引が適用されない場合には「4GBで月額2,365円」という非常に高い料金プランです。
この場合(割引適用されない場合)にはソフトバンクの「LINEMOミニプラン」がおすすめです。
LINEMOミニプランは「月間3GBで月額990円(税込み)」という現在人気の格安スマホプラン、さらに人気アプリLINEの利用時においてはデータ通信が消費されない(データカウントフリー)のサービスなのでLINEヘビーユーザーはさらにお得になります。
割引適用しないならLINEMOミニプランをおすすめ
ミニミニプランの広告を見て「4GBで1,078円って安い!」と魅力を感じている方へ、まったく安くありません。
ソフトバンクが提供する格安プランLINEMO(ラインモ)の「LINEMOミニプラン」なら毎月3GBで月額990円、しかも割引なしにこの値段です。
しかもLINEMO(ラインモ)なら人気アプリ「LINE」が使い放題(データカウントされない)ため、LINEのヘビーユーザーであればLINEによるデータ通信料は無料になる、というメリットがあります。
一方で、LINEMOはオンライン専用プランなので手続きや相談などはすべてスマホアプリから行うことになります。
ミニミニプランなら実店舗・サポート電話なども利用可能、という点はミニミニプランのメリットになります。
「毎月3GBで月額990円」のLINEMOミニプランについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
ミニミニプランのまとめ
2023年6月1日よりUQモバイルの新料金プラン「ミニミニプラン」「コミコミプラン」「ミニミニプラン」がスタートしました。
シンプルで分かりやすかった旧プラン「くりこしプラン+5G」から大きく変わり、プランごとに特徴のあるちょっと複雑な料金プランとなりました。
「15GBで月額2,178円」「1GBまでなら月額990円」とうたっているミニミニプランですが、実は月額基本料金3,465円と割高(値上げ)で、KDDIの抱き合わせ割引てんこ盛りでやっと安いプランになる仕組みです。
ミニミニプランは「自宅セット割」前提プラン
ミニミニプランに割引サービス「自宅セット割」が適用されると月額1,100円もの割引となり、やっとそれなりに安いプランとなります。
自宅セット割はKDDI指定の自宅固定回線(光回線やホームルーター)を併用する「インターネットコース」と、自宅電力をKDDIが提供する「auでんき」と契約する「でんきコース」に分かれています。
つまりミニミニプランはKDDI指定の固定回線を契約するか、または自宅電力をauでんきと契約するか、のどちらかが前提となる点に注意してください。
自宅セット割が適用できるのであればミニミニプランは料金的にも悪くありません。
毎月3GB~4GBならソフトバンク「LINEMOミニプラン」を検討
自宅セット割が適用できない場合にはミニミニプランを選ぶべきではありません。
「毎月4GBで月額2,365円」のミニミニプランよりも、ソフトバンクが提供する人気格安プラン「LINEMOミニプラン」がおすすめです。
月間3GB/月が使えて月額990円(税込み/割引抜き)、しかも人気アプリLINEの通信はカウントフリー(データ容量を消費しない/無料通信)で使えるプランです。