大手キャリアがスマホ代金と通信費の分離する方針で進めている「完全分離プラン」の波が格安SIMにも押し寄せています。
ソフトバンクの格安ブランド「ワイモバイル」でも、2021年2月28日より新料金プラン「シンプル(S/M/L)」を導入することになりました。
この新料金プラン導入により、従来の「スマホベーシック」は2月末で受付終了となります。
この記事ではワイモバイルの新しい料金プラン「シンプル(S/M/L)」の特徴と従来プラン「スマホベーシックプラン」との違いを詳しく説明しています。
新料金プラン「シンプル(S/M/L)」のメリット
「スマホベーシックプラン」からの変更点
ワイモバイルの新料金プラン「シンプル(S/M/L)」が2021年2月28日より提供開始されました。
同時に従来プラン「スマホベーシックプラン」は新規受付を終了しました(利用者は継続して利用できる)。
新料金プラン「シンプル」と従来プラン「スマホベーシックプラン」の違いは大きく以下の点です。
- 無料通話が別途オプションとなり、その分基本料金が安くなった
- そのうえで、毎月使えるギガが増量
無料通話が別途オプションとなり、その分基本料金が安くなった
「スマホベーシックプラン」では無料通話(10分かけ放題)が標準で提供されていました。
新プラン「シンプル」ではこの「10分かけ放題」を別途770円/月の有料オプションとしたことで、その分の基本料金が安くなりました。
費用項目 | プランサイズ | 基本データ容量 | |
---|---|---|---|
スマホベーシック プラン |
シンプル | ||
月額料金 | プラン(S) | 2,948円/月 | 2,178円/月 (770円/月安くなった) |
プラン(M) | 4,048円/月 | 3,278円/月 (770円/月安くなった) |
|
プラン(L) | 5,148円/月 | 4,158円/月 (990円/月安くなった) |
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無料通話 |
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|
- 電話を使わない人は無料通話オプション分安くなる
- 無料通話オプションをつけても従来プランとお値段変わらず
つまり、今までの利用者の中で「電話使わないし無料通話なんかいらないよ!」という人が、今までより安くつかるプランになりました。
そのうえで、毎月使えるギガが増量
無料通話をオプション化して基本料金を下げたうえで、プランサイズ(S/M/L)ごとの基本データ容量(ギガ)が増量されました。
プランサイズ | 基本データ容量 | |
---|---|---|
スマホベーシック プラン |
シンプル | |
プラン(S) | 3GB/月 | 3GB/月 (据え置き) |
プラン(M) | 10GB/月 | 15GB/月 (5GB/月増量) |
プラン(L) | 14GB/月 | 25GB/月 (11GB/月増量) |
このように新料金プラン「シンプル(M/L)」は従来プラン「スマホベーシックプラン(M/L)」より大幅に基本データ容量(ギガ)が増量されました。
割引サービスの割引額が大幅アップ
また、ワイモバイルの人気割引サービスである「家族割引(複数回線割引)」「おうち割光セット(光回線セット割引)」の割引額が大幅にアップしました。
複数回線契約で2回線目から1,188円割引
まず、複数回線割引として「家族割引」があります。
複数回線契約の2回線目から毎月割引適用されますが、この割引額が「月額550円割引」から「月額1,188円割引」へと大幅にアップしました。
料金プラン | 「家族割引」割引額 |
---|---|
シンプル(S/M/L) | 1,188円/月を割引 ※2回線目以降 |
スマホベーシックプラン(S/M/L/R) | 550円/月を割引 ※2回線目以降 |
家族で複数回線契約している場合は最安で「シンプル(S)」が月額990円となる大幅割引アップです。
光回線セット利用で1回線目から1,188円割引
またソフトバンク光・ソフトバンクエアーなどの光回線・固定回線とのセット割引「おうち割光セット」の割引額も大幅にアップしました。
料金プラン | 「おうち割光セット」割引額 |
---|---|
シンプル(S/M/L) | 1,188円/月を割引 ※1回線目から割引適用 |
スマホベーシックプラン(S/M/L/R) | 550円/月を割引 ※1回線目から割引適用 |
おうち割光セットは複数回線割引「家族割引」との併用はできませんが、「家族割引」と比べると「1回線目から割引(つまり全契約回線が割引)」というメリットがあります。
そしてその割引額が従来プラン「スマホベーシックプラン(S/M/L/R)」の月額550円割引から大幅アップで、新プラン「シンプル(S/M/L)」では月額1,188円割引となりました。
つまり「ほとんどの人が安くなる新プラン」
新料金プラン「シンプル(S/M/L)」は従来プラン「スマホベーシックプラン」に対して「ほとんどの人がお得になるプラン」に変わりました。
お得にならない人 (変わらない人) |
「1回線利用・割引なしでプラン(S)を利用」 かつ「10分かけ放題」が必要 |
---|---|
お得になる人 |
上記以外の人、つまり・・・
|
5G通信サービスの利用はできる?
ワイモバイルは2021年2月より高速通信5Gサービスを順次提供開始しています。
他社格安SIMなどでは5G通信を利用するためにプラン変更が必要であったりSIMカードの交換が必要だったりしますが、ワイモバイルでは新プラン「シンプル」はもとより旧プラン「スマホプラン」「スマホベーシックプラン」でもプラン変更・SIMカード交換なしで高速5G通信を利用することができます。
※ただし、旧EMOBILE時代からの継続契約(4GSプランなど)など、古いSIMカードをずっと継続利用している場合にはSIMカード交換が必要となる場合があります。
「スマホベーシックプラン」でも「シンプル」でも高速5G通信を利用することができます。
旧プラン利用者のプラン変更はできる?
ワイモバイルは今まで複数のプラン変更を行ってきました。
そのどのプランからも違約金などなしで新プラン「シンプル(S/M/L)」へプラン変更することができます。
ご利用の旧プラン | 「シンプル(S/M/L)」へのプラン変更条件 |
---|---|
スマホプラン | 契約形態は「2年契約・自動更新あり(違約金あり)」 ※ただし「シンプル(S/M/L)」へのプラン変更は違約金免除 |
スマホベーシック プラン |
契約形態は「契約期間の縛りなし」 ※よっていつでも「シンプル(S/M/L)」へのプラン変更が可能(違約金なし) |
スマホプランからのプラン変更
スマホプランは「2年契約自動更新」の契約プランであり契約更新月以外での解約やプラン変更では契約解除料金(10,450円)が請求されますが、「シンプル(S/M/L)」へのプラン変更においてはこの契約解除料金が免除されます。
スマホベーシックプランからのプラン変更
前プランであるスマホベーシックプランは「契約縛りなし・違約金なし」の契約プランです。
よって、いつでも新プラン「シンプル(S/M/L)」へプラン変更することができます。
新料金プラン「スマホベーシックプラン」の概要
プラン変更までのスケジュール
2019年10月:縛りなしのシンプルプランへ
ワイモバイルの新料金プラン「スマホベーシックプラン」は2019年10月1日より受付を開始しました。新プランの導入により、従来プラン「スマホプラン」は受付を終了しました。
2020年7月:速度制限時の通信速度が大幅アップ!
さらに2020年7月1日に「スマホベーシックプランM/L」のサービス改定が行われました。
プランのギガ(高速データ通信容量)を使い切った場合の速度制限時通信速度が128Kbpsから1Mbpsへと大幅に高速化、これにより速度制限時でも標準画質の動画もスムーズに見ることができるサービスになっています。
スマホ向け料金プラン「スマホベーシックプランM/R」を7月1日に改定 | ワイモバイル
新料金プラン「スマホベーシックプラン」の変更点概要
ワイモバイルの新料金プラン「スマホベーシックプラン」は、通信・通話サービスにおいては従来プラン「スマホプラン」とあまり変更がありません。
データ通信容量(ギガ)によって「S/M/L」の3つのプランサイズがありますが、これが「S/M/R」へ変更され、最大容量プランのギガが少し変更された程度です。
プランS | プランM | プランL/R | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 旧 | 1,980円 ⇒2年目以降は3,278円 |
3,278円 ⇒2年目以降は3,980円 |
4,980円 ⇒2年目以降は5,980円 |
新 | ずっと2,680円 | ずっと3,680円 | ずっと4,680円 | |
高速データ通信容量 (ギガ) |
旧 | 3GB ⇒3年目以降は2GB |
9GB ⇒3年目以降は6GB |
21GB ⇒3年目以降は14GB |
新 | ずっと3GB | ずっと10GB | ずっと14GB | |
さらに「増量オプション無料キャンペーン2」適用(※1) | ||||
低速通信 (速度制限時) |
旧 | ギガを使い切ったら128Kbps | ||
新 | 128Kbps | ギガを使い切っても1Mbps | ||
無料通話 | 旧 | 10分かけ放題(10分超過後は22円/30秒) ※スーパー誰とでも定額(月額1,100円)で完全かけ放題 |
||
新 | ||||
割引サービス | 旧 | 2回線目以降は(最大9回線まで)550円/月の「家族割引」適用 自宅ネット回線セット割「おうち割」適用 |
||
新 | ||||
契約形態 | 旧 | 2年契約自動更新、違約金10,450円 | ||
新 | 契約期間の定めナシ、違約金ナシ | |||
スマホ代金 (スマホセット契約の場合) |
旧 | 一括払い・24回分割払い 割引サービス「月額割引」適用 |
||
新 | 一括払い・24回分割払い・36回分割払い 「月額割引」廃止 |
最大の特徴は「縛りナシ!違約金ナシ!」
従来の「スマホプラン」は「2年契約自動更新」でした。2年ごとに契約更新月が訪れ、契約更新月以外での解約では違約金(10,450円)が請求されていました。
新プラン「スマホベーシックプラン」では契約期間の縛りが撤廃され、同時に違約金も撤廃されました。
いつでも好きな時に違約金ナシで解約することができるようになりました。
プランは3タイプ(S/M/R)
従来の「スマホプラン」には「S/M/L」の3つのプランサイズがありましたが、新プラン「スマホベーシックプラン」も同様に「S/M/R」の3つのサイズがあります。
ただし「プランR」は従来の「プランL」よりも少しギガが少なくなり、料金もその分安くなっています。
料金体系は少しスッキリ
従来の「スマホプラン」は複雑な割引サービスによって「2年目からは高くなる」「3年目からはギガが少なくなる」というプラン体系でした。
新プラン「スマホベーシックプラン」では、料金も毎月のギガも「ずっと変わらない」というとてもスッキリしたプランとなっています。
毎月使えるギガの仕組みは変わらず
このように、「ずっと同じ料金」「ずっと同じギガ」の料金体系となり、今までの「2年目から高くなる?」「3年目からギガが損する?」という心配をなくしたことに加えながら、「新規割」「増量オプション無料キャンペーン2」によりお得感をだしている料金体系となっています。
スマホプラン | |||
---|---|---|---|
プランS | プランM | プランR | |
月額基本料金 | ずっと2,680円 | ずっと3,680円 | ずっと4,680円 |
基本データ容量(ギガ) | ずっと3GB | ずっと10GB | ずっと14GB |
音声通話 | 10分かけ放題 ※10分超過分は22円/30秒 |
||
割引サービス | 新規割 新規契約・MNP契約の場合、6か月間770円/月を割引 |
一方で、料金的および契約形態に大きな変更があります。
ギガを使い切っても低速通信1Mbps
そして、2020年7月より「スマホベーシックプランM/R」では速度制限時の通信速度が128Kbpsから1Mbpsへと大幅に高速化されました。
従来はプランの高速データ通信容量(ギガ)を使い切った場合の速度制限時が128KbpsとYahoo!JAPANのトップページも見れないほどの低速に速度制限されていましたが、2020年7月より「スマホベーシックプランM/L」では、この速度制限時の通信速度が1Mbpsへと大幅に速度アップです。
低速通信でも1Mbpsあれば、標準画質の動画もずっと見ることができる通信速度です。
スマホプラン | |||
---|---|---|---|
プランS | プランM | プランR | |
低速通信時速度 ※速度制限時 |
128Kbps | 1Mbps |
新料金プラン「スマホベーシックプラン」の仕組み
料金プラン体系
新料金プラン「スマホベーシックプラン」は従来プラン「スマホプラン」と同じように、3つのプランサイズで構成されています。
スマホプラン | |||
---|---|---|---|
プランS | プランM | プランR | |
月額基本料金 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
基本データ容量(ギガ) | 3GB | 10GB | 14GB |
低速通信速度 | 128Kbps | 1Mbps | |
音声通話 | 10分かけ放題 ※10分超過分は22円/30秒 |
||
割引サービス | 新規割 新規契約・MNP契約の場合、6か月間770円/月を割引 |
従来プランの「スマホプラン」とあまり変わらない内容で、少し月額料金が高くなった印象がありますが、そうではありません。
従来プラン「スマホプラン」は契約から2年目以降は月額1,100円ほど料金が高くなる設計でしたが、新料金プラン「スマホベーシックプラン」の月額料金はずっと変わりません。
そして、最大の特徴は新料金プラン「スマホベーシックプラン」には「契約期間がない」という点です。いつ解約しても違約金は発生しません。
料金と割引サービス
新規割
新料金プラン「スマホベーシックプラン」では、新規契約・MNP契約(ソフトバンクからのMNP含む)を対象として「新規割」という割引サービスを受けることができます。
この「新規割」は、利用開始から6か月間の月額料金から毎月700円を割引してくれるサービスです。
データ増量オプション無料キャンペーン2
ワイモバイルでは毎月のデータ通信容量(ギガ)を大幅に増量してくれる月額500円の「データ増量オプション」があります。
「データ増量オプション(月額500円)」により、以下のように毎月のデータ通信容量が増量されます。
スマホベーシックプラン | ||||
---|---|---|---|---|
プランS | プランM | プランR | ||
データ通信容量 | 基本容量 | 3GB | 10GB | 14GB |
データ増量オプション | 1GB | 3GB | 3GB | |
データ通信容量(合計) | 4GB | 13GB | 17GB |
この「データ増量オプション」は本来月額500円の有料オプションですが、新規契約・MNP契約(ソフトバンクからの番号移行含む)の場合において利用開始から13か月間は無料で適用されます。
スマホ向け料金プランの高速データ通信容量を拡大 | ワイモバイル
なお、無料適用は契約月から13か月間で、その後は有料(550円/月)となります。不要な場合には手動でのオプション解除が必要です。
家族割引サービス
ワイモバイルは従来プラン「スマホプラン」のころから、複数回線の契約がある場合には2回線目以降の月額基本料金から毎月500円を割引してくれる「家族割引」という割引サービスがあります。
この「家族割引」は新料金プラン「スマホベーシックプラン」でも適用されます。
例えば、家族4人(4回線)の「スマホベーシックプラン」や「スマホプラン」がある場合にお父さんの回線を「主回線」とし、それ以外の家族の回線を「副回線」と登録すると、最大で9回線までの「副回線」に対して月額500円の割引をしてくれます。家族4回線では3回線分の1,500円割引となるわけです。
この「家族割引」の対象となるのは新料金プラン「スマホベーシックプラン」と従来プラン「スマホプラン」が混在していても適用されます。
おうち割光セット
ワイモバイルを運営するソフトバンクには「ソフトバンク光」という光回線サービスや「ソフトバンクAir」というモバイル回線サービスがあります。
これら固定回線サービスと「スマホベーシックプラン」「スマホプラン」を同時に利用する場合に「おうち割光セット」というセット割引が適用されます。
割引は最大10回線までのスマホ回線に適用され、割引額も最大で毎月500円~2,000円もの割引となるお得な割引サービスです。
ただし、「おうち割光セット」を「スマホベーシックプラン」へ適用される場合の割引額は減額され、以下のようになりまして。
料金プラン(新・旧) | 割引額 |
---|---|
スマホベーシックプラン(S/M/R) スマホプラン(S) |
550円/月 |
スマホプラン(M/R) | 770円/月 |
スマホプラン(L) | 1,000円/月 |
つまり、新プラン「スマホベーシックプラン」ではプランのサイズ(S/M/R)に関わらず一律500円の割引額になりました。
よって、「家族割引」と同等の割引額に減額されたことで、新プラン「スマホベーシックプラン」では「おうち割光セット(ソフトバンク光)」にこだわる必要はありません。
※むしろ、ソフトバンク光よりもお得な光回線へ乗り換えてさらに通信費を安くする工夫ができます。
新料金プラン「スマホベーシックプラン」の無料通話
スマホベーシックプランにはすべてのプランサイズ「S/M/R」において「1回10分までの無料通話」が標準装備です。
10分超過後の通話料金は22円/30秒となります。
新プラン「スマホベーシックプラン」と従来プランの違い
料金はどうなる?
従来プラン「スマホプラン」は複数の割引サービスで最初の1年目を安く見せるプランでした。2年目には1,000円ほど高くなる、というワナのある料金体系です。
新料金プラン「スマホベーシックプラン」では「ずっと同じ料金」で分かりやすくなりました。そして月額料金的には従来プラン「スマホプラン」の2年間の真ん中あたりの料金設定になっています。
つまり、ざっくりとですが「2年利用前提ならお得でも損でもない」「3年以上使うなら料金は安くなっていく」と比較評価できます。
全般的には従来プランより損になることはなく、「新料金プランは少しお得、使い続けるほどお得」になります。
データ容量(ギガ)はどうなる?
データ通信容量(ギガ)については、「3年目からは毎月のギガが少なくなる」というワナがなくなりました。
新プラン「スマホベーシックプラン」では、ずっと同じギガが使えるようになります。
さらに2019年11月28日までに契約した場合は「データ増量オプション無料キャンペーン」の対象となり、2年間のギガがさらに多くなります。
スマホベーシックプラン | ||||
---|---|---|---|---|
プランS | プランM | プランR | ||
データ通信容量 | 基本容量 | 3GB | 10GB | 14GB |
データ増量オプション | 1GB | 3GB | 3GB | |
データ通信容量(合計) | 4GB | 13GB | 17GB |
このように、新プラン「スマホベーシックプラン」は特に11/28までの申し込みでお得度の高いサービスになっています。
無料通話はどうなる?
「10分かけ放題」標準装備
無料通話についても従来プランと変わりません。
「1回10分までの通話は何度でも無料」「10分超過後の通話料は22円/30秒」と、いままでのスマホプランの無料通話を引き継いでいます。
ワイモバイルの特徴である「10分かけ放題」はそのまま、さらに月額1,100円のオプションで完全かけ放題にできる点も同じです。
さらに「スーパー誰とでも定額」で完全無料通話
さらに格安SIMでは唯一の完全かけ放題「スーパー誰とでも定額(月額1,100円)」も今まで通り利用可能です。
月額1,100円のオプション「スーパー誰とでも定額」で、国内通話が何度でも何時間でも無料通話となります。
契約期間・違約金はどうなる?
新料金プラン「スマホベーシックプラン」では契約期間の縛りがなくなります。なので、いつ解約しても契約解除料(違約金)が請求されることはありません。
新料金プランでの「料金はずっと同じ」「契約期間がない」という点は非常に良いプラン改定だと思います。
スマホ代金はどうなる?
一方で、「完全分離プラン」の前提から、今後はスマホ代金が割高になることが予想されます。
「完全分離プラン」ではスマホ代金を通話・通信料から完全に分離させることが目的であるため、従来プランにあったスマホ代金の割引(補填)サービスである「月額割引」が廃止されます。
ワイモバイルでは「スマホもお求めやすく」として、スマホ代金自体を割引販売していくようですが、実質的にスマホセットでの契約では少し割高になるのではないでしょうか?
従来プラン「スマホプラン」利用者はどうなる?
従来プランは継続利用可能
現在、従来プラン「スマホプラン」をご利用の方は2019年10月以降も変わらず利用し続けることができます。
従来プランに適用されている割引サービスやオプションもそのままです。
新料金プランへのプラン変更は?
契約更新月にプラン変更可能
従来プラン「スマホプラン」から新プラン「スマホベーシックプラン」へのプラン変更は、スマホプランの契約更新月(3か月間)に違約金等なしでプラン変更することができます。
ワイモバイルの契約更新月は25か月目から3か月間が設定されており、その期間内であれば違約金なしでの解約や新プラン「スマホベーシックプラン」へのプラン変更などができます。
ワイモバイル2年継続利用ならいつでも変更可能
現在の「スマホプラン」の契約更新月以外での「スマホベーシックプラン」へのプラン変更には現在の「スマホプラン」契約解除料10,450円が必要となります。
ただし、「ワイモバイルを継続2年以上利用している」方はこの契約解除料10,450円が免除されます。
つまり、スマホプランの契約が2年以上経過している場合には、いつプラン変更しても違約金10,450円は免除(つまり無料)でプラン変更できます。
また、「ワイモバイルを2年以上継続利用」がポイントです。つまり「スマホプラン」は2年以上使っていなくても、その前に旧プラン「4G-Sプラン」などから「スマホプラン」へプラン変更した場合などで、同じ回線(電話番号)で継続2年以上の継続利用があれば違約金免除の対象となります。
機種変更サービスと同時にプラン変更可能
また、スマホプランのご利用が2年に満たない方やワイモバイルの継続契約が2年に満たない方でも「機種変更サービスの利用と同時」にプラン変更可能となります。
この場合、ワイモバイルからの機種購入を条件として違約金10,450円が免除され、実質無料で新プラン「スマホベーシックプラン」へプラン変更することができます。
旧「スマホプラン」契約者は新プラン「スマホベーシックプラン」へ変更すべき?
現在すでに旧プラン「スマホプラン」をご利用の方で、2年以上経過している人(最初の契約更新月を過ぎている人)はぜひ新プラン「スマホベーシックプラン」にプラン変更すべきです。
今のままだと契約時よりもギガが少なくなっているうえに、「2年契約自動更新」の対象となっており、解約時には10,450円の違約金が請求されてしまいます。
新プラン「スマホベーシックプラン」にプラン変更することで、ギガも契約当初のギガがずっと使えるし、月額料金も安くなるし、解約時の違約金もなくなります。
しかも、新プランへのプラン変更にあたって旧プランの違約金等は発生しません。
旧プランのご利用からすでに2年以上過ぎている方は、ぜひ新プラン「スマホベーシックプラン」にプラン変更しましょう。
新料金プラン「スマホベーシックプラン」の評価
料金プランはシンプルでわかりやすくお得!
このように、新料金プラン「スマホベーシックプラン」のポイントは以下の点です。
- 契約期間の縛りの無い自由な契約プラン
- 料金もずっと同じ料金(途中で高くならない)
- ギガもずっと同じ、3年目から少なくならない
⇒ さらに11/28までの契約で「データ増量オプション無料キャンペーン」適用、さらにギガが増える! - 無料通話は「10分かけ放題」継続
⇒ 「スーパー誰とでも定額」継続、留守電無料も継続
新料金プラン「スマホベーシックプラン」は利用途中に料金が高くなることもなく、また契約期間の縛りもなく、シンプルで分かりやすい内容になりました。
一方で、「今までよりお得になったか?」というと「あまり変わらない」という印象です。
これらのことから、料金プランについては今までとあまりあまり変わらない、と言えます。もちろん、わかりやすくシンプルで、そして「悪くはない」とも言えます。
スマホが欲しいなら早めの申し込みが良い??
一方で、この新料金プランは携帯各社の「完全分離プラン」によるプラン改定です。通話・通信料金とスマホ代金を完全に分離しましょう、という業界の取り組み事項です。
そのため、おそらく10月からはワイモバイルの別の大きな魅力である「スマホセットが安く買える」の点については改悪が予想されます。
具体的には現在導入されているスマホ代金の割引(補填)サービスである「月額割引」の撤廃です。
よって、スマホセットを安くで契約・購入したい方は9月中の申し込みをおすすめします。
知らないと損!ワイモバイルの割引とキャンペーン
Y!mobile(ワイモバイル)は宣伝広告を撃ったりホームページに大々的に掲載しないけれど、とてもたくさんのキャンペーンを実施しています。
Y!mobile(ワイモバイル)で実施中のキャンペーン | ワイモバイル
現在実施中のキャンペーンの中から、特にお得度の高いキャンペーンをご紹介します。
データ増量無料キャンペーン
データ増量オプションとは
「データ増量オプション」とは、月額500円の有料オプションで毎月使えるデータ通信容量(ギガ)を増量してくれるオプションです。
500円払ってどれくらい増量してくるか、というと・・・
ワイモバイルの新プラン「スマホベーシックプラン」に「データ増量オプション」を適用すると以下のようになります。
費用項目 | スマホベーシックプラン | |||
---|---|---|---|---|
S | M | R | ||
月額料金 | 基本料金 | ずっと2,680円 | ずっと3,680円 | ずっと4,680円 |
データ通信容量 (ギガ) |
基本容量 | ずっと3GB | ずっと10GB | ずっと14GB |
データ増量オプション ※月額550円 |
1GB増量 | 3GB増量 | 3GB増量 | |
合計 | 4GB | 13GB | 17GB |
ワイモバイルではギガが足りなくなった時の追加チャージ代金は「500MBで500円」なので、「データ増量オプション」をオプション契約しておけば月額550円のオプション料金で毎月1GB~3GBがよりたくさん通信できるということになります。
また、旧プランの「スマホプラン」にも「データ増量オプション」は適用でき、その場合は以下のようになります。
費用項目 | スマホプラン | |||
---|---|---|---|---|
S | M | L | ||
月額料金 | 基本料金 | 3,278円 | 3,980円 | 5,980円 |
データ通信容量 (ギガ) |
基本容量 | 2GB | 6GB | 14GB |
データ増量オプション ※月額550円 |
1GB増量 | 3GB増量 | 7GB増量 | |
合計 | 3GB | 9GB | 21GB |
こちらも同様に、旧プラン「スマホプラン(L)」だとたった500円で7GBもの増量をしてくれます。
このように月額550円のオプション料金で、通常の追加チャージの2倍~14倍ものギガを増量してくれるお得なオプションが「データ増量オプション」です。
キャンペーンの概要
そして、この「データ増量オプション」を「13か月間無料で提供します!」というのが「データ増量無料キャンペーン2」です。
ワイモバイルの新プラン「スマホベーシックプラン」に新規・乗り換え(MNP)で契約した方全員が対象となります。
ソフトバンクや他社格安SIMからの乗り換え(MNP)でも対象となります。
下取りプログラム
下取りプログラムとは
ワイモバイルでスマホセットを契約する場合、今お使いのスマホや使っていないスマホを下取りしてくれるサービスがあります。
下取りしてくれるのはSIMフリースマホ以外にも他社大手キャリアから購入したスマホなども下取り対象機種になっています。
下取りしてもらった場合、下取り代金は現金等で支払われるのではなく、毎月の月額料金からの割引となっています。
例えば「下取り代金は総額6,000円(500円×24回割引)」ということです。
下取り対象機種や下取り価格は毎月見直されており、3月や9月など通信サービスの需要の高い時期には下取り価格が非常に高くなるようです。
ワイモバイルでスマホセット契約する場合、使わないスマホがある場合はぜひ利用してみましょう。
機種変更サービスでも下取り可能
この「下取りサービス」は、新規での契約時以外にワイモバイルの機種変更サービスを利用する場合にも下取りしてくれます。
ワイモバイルから過去に購入したスマホだけでなく、別に購入したスマホや使わなくなったスマホなどがあれば、機種変更時にも利用してみましょう。
ケータイ・スマホに契約変更で、国内通話ずーっと無料キャンペーン
キャンペーン概要
現在Y!mobile(ワイモバイル)のPHSをご利用の方が、スマホプラン・ケータイプランSSへの契約変更を行った場合、通常月額1,100円の完全かけ放題オプション「スーパーだれとでも定額」を次回機種変更まで無料とするキャンペーンです。
「スーパーだれとでも定額」は国内の固定電話・携帯電話へ掛けた場合の通話料金が回数・通話時間に制限なく無料となるオプションです。
外部リンクスーパーだれとでも定額 | ワイモバイル
対象者
現在Y!mobile(ワイモバイル)のPHSをご利用の方が対象ですが、以下の条件がつきます。
- 契約変更先のプランはスマホプラン・ケータイプランSSであること
- スマホ購入を伴う契約変更であること(SIMのみ発行は対象外)
- 一部のPHS/3Gデュアル機からの変更は対象外
キャンペーン期間
2017年8月1日から終了日未定
注意点
同番での移行が可能
Y!mobile(ワイモバイル)では2018年3月いっぱいをもってPHSの新規契約を終了する、と発表しています。いつまでPHSが使えるか(停波するか)はわかりませんが、サービス終了に向けて動き出しています。これ以降、PHSでの料金プラン変更や機種変更なども受け付けられなくなります。
“ワイモバイル”で提供中の一部料金プランなどの受付停止について | ワイモバイル
既存のPHSユーザーをスマホ契約に誘導するためのキャンペーンですね。
現在では携帯電話番号にも「070番号」が割り当てられているため、今お使いのPHS番号からは同じ番号でスマホへの移行が可能です(電話番号は変わらない)。
なお、現在Y!mobile(ワイモバイル)では別キャンペーンとしてPHSからスマホへ契約変更する場合の手数料(通常3,000円)が無料となるキャンペーンも実施中です。
次回機種変更まで、とは
この「次回機種変更まで無料」の「次回機種変更」とはいつのことでしょうか?
Y!mobile(ワイモバイル)では既存のユーザーがお得に機種変更できるサービスを提供しています。
「次回機種変更」とはこのサービスを利用して機種変更することを言い、ご自分でSIMフリースマホなどを入手・購入してSIMを差し替えて使う場合は機種変更には当たりません。
ケータイ・スマホに契約変更で、国内通話ずーっと無料キャンペーン | ワイモバイル