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2020年12月9日、KDDI(au)はブランド間の移行手数料を撤廃すると発表しました。
auとUQモバイル間の乗換手数料の撤廃は以下の2段階で実施されるとのことです。
ココに注意
- まずは2021年2月以降、乗換手数料を実質無料化
- 次に2021年夏以降、乗換ではなくプラン変更とシンプル化(手数料なし)
実はこの2段階の施策により「手数料無料」にはワナがあります。
この記事ではKDDI(au)の「auとUQモバイル間の乗換手数料撤廃」について詳しく説明していきます。
目次
「auがブランド間移行手数料を撤廃」発表内容
KDDI(au)は2020年12月9日に「auとUQモバイル間の乗換手数料を撤廃(無料化)」という内容でニュースリリースを発表しています。
発表文は以下のリンクより見ることができます。
通信サービスの選択における利便性向上に向け、「au」と「UQ mobile」のブランド間の移行を円滑化(PDFが開きます) | KDDI
発表文のポイントは以下の2点になります。
KDDIの発表内容
- 2021年2月以降、ブランド間乗り換え手数料を撤廃(実質無料化)
- 2021年夏以降、ブランド間乗り換え手続きを簡素化
第一弾は「2021年2月以降は乗換(MNP)の手数料を実質無料化」ということです。
乗換の仕組みはMNPですが、現在MNPの場合に必要となる最大17,050円の手数料を無料にします、という内容です。
第二弾は「2021年夏以降は乗換(MNP)ではなく、プラン変更として手続きできるようにします」ということです。
第二弾以降は「乗換(MNP)」ではなく「プラン変更」となるため、そもそもの手数料がなくなるという仕組みです。
ココに注意
- 第一弾(2021/2~2021/夏)は「実質無料」
⇒ いったん請求後、UQモバイル側で割引
⇒ 割引は8か月分割(8か月縛り) - 第二弾(2021/夏予定)は「完全無料」
第一弾「ブランド間乗り換え手数料を撤廃(無料化)」
まず第一弾として2021年2月以降、auからUQモバイルへの乗換(または逆にUQモバイルからauへの乗換)に係る手数料を無料にします。
このたび政府からの指摘も踏まえ、2021年2月以降、「au」と「UQ mobile」のブランド間の移行に係る手数料など(「契約解除料」「番号移行(注 1)手数料」「新規事務手数料(「UQ mobile」では、SIM パッケージ料金)」)を見直し(注 2)(注 3)。
【「通信サービスの選択における利便性向上に向け、「au」と「UQ mobile」のブランド間の移行を円滑化」より抜粋】
現在、auからUQモバイルへの乗換(または逆も)については乗換(MNP)の仕組みでの乗り換えとなるため、最大17,050円の手数料が請求されます。
この手数料(最大17,050円)を2021年2月以降は無料とする、という発表内容です。
なお、正式なサービス開始日は別途発表となっています。
第二弾「ブランド間乗り換え手続きを簡素化」
第二弾は2021年夏以降のサービス予定となります。
加えて 2021 年夏以降、ブランド間の移行に係る手続きにおいても料金プラン変更と同様のシンプルな手順に変更します(注 4)。
【「通信サービスの選択における利便性向上に向け、「au」と「UQ mobile」のブランド間の移行を円滑化」より抜粋】
つまり、現在KDDI(au)では「auとUQモバイルは別会社(別ブランド)」という位置づけであり、auからUQモバイルへは乗換(MNP)という仕組みです(逆にUQモバイルからauへも同様)。
この仕組みを見直し「auとUQモバイルは同じ会社の別プラン」ということにする、ということです。
同じ会社の別料金プランなので、「乗換」ではなく「プラン変更」という仕組みと手続きにより、簡単に無料でプラン変更ができるようになります。
第一弾「手数料無料化」にはワナがある
そして、発表文をよく読むと、「第一弾」にはワナがあります。
2021年2月の手数料無料化を待ってauからUQモバイルへ乗り換えようと思っている方、注意が必要です。
第一弾:ブランド間の乗り換え時手数料を撤廃(無料化)
第一弾の「2021年2月以降、乗換手数料の無料化」について詳しく説明していきます。
現在のブランド間乗り換え手数料
現在、auをご利用の方がUQモバイルへ乗り換える場合の手数料は最大で以下のようになります。
auからUQモバイルへの乗り換え手数料
手数料項目 | 金額 | |
---|---|---|
移行元(au) | 契約解除料(違約金) | 10,450円 |
MNP転出手数料 | 3,300円 | |
移行先(UQモバイル) | 新規契約手数料 ※SIMパッケージ料 |
3,300円 |
上記のように乗り換え時に必要な手数料は最大で15,500円(税抜き)です。
UQモバイルからauへの乗り換え手数料
逆にUQモバイルからauへ乗り換える場合の手数料は、以下のようになります。
手数料項目 | 金額 | |
---|---|---|
移行元(UQモバイル) | 契約解除料(違約金) | 10,450円 ※ただし「スマホプラン」は違約金なし |
MNP転出手数料 | 3,300円 | |
移行先(au) | 新規契約手数料 | 3,300円 |
UQモバイルでは最新の主力プラン「スマホプラン」なら解約時の手数料は不要、それ以外の「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」では解約時の手数料は10,450円となります。
このため、UQモバイルからauへ乗り換える場合の手数料は「スマホプラン」からなら手数料6,600円、「スマホプラン以外」からなら手数料17,050円となっています。
ココに注意
- auからUQモバイルへの乗換手数料は最大17,050円
- UQモバイルからauへの乗換手数料は6,600円~17,050円
- この手数料が実質無料となる(2021/2以降)
乗り換え手数料改定はKDDI(au)内での乗換のみ
今回の「乗換手数料撤廃(無料化)」の対象となるのはKDDI(au)内での乗換のみが対象となります。
発表文の文末に以下の注意点が記載されています。
- 番号移行とは、au と UQ mobile との間を、ご利用中の電話番号そのままで移行いただくことです。
KDDI・沖縄セルラー間の乗りかえ(MNP)は対象外です。番号移行ではない、解約・新規のお手続きでは手数料が発生(※1)します。【「通信サービスの選択における利便性向上に向け、「au」と「UQ mobile」のブランド間の移行を円滑化」より抜粋】
「auからUQモバイルへの乗換」または「UQモバイルからauへの乗換」に係る手数料が撤廃(無料化)されますが、他社(KDDI以外)への乗換については従来通りの手数料が請求されます。
ココに注意
- 手数料撤廃(無料化)は「au⇒UQモバイル」「UQモバイル⇒au」のみ
- 他社(KDDI以外)への乗換手数料は従来通り(最大17,050円)
手数料はいったん請求、割引で還元
そして第一弾で注意すべきは「手数料撤廃(無料化)」ではなく「割引で対応」という点です。
発表文の文末には以下の注意書きが記載されています。
- 当面は、「契約解除料」「番号移行手数料」「新規事務手数料(UQ mobile では、SIM パッケージ料金)」を一度請求させていただきますが、翌月以降の移行先のご利用料金から割り引き(※2)します。
なお、au から UQ mobile への移行時に、当社指定のお申込み方法以外のお申込みは対象外です。【「通信サービスの選択における利便性向上に向け、「au」と「UQ mobile」のブランド間の移行を円滑化」より抜粋】
つまり乗り換え時の手数料がなくなるのではなく、「手数料はいったん請求(最大17,050円)」「乗換先(UQモバイル・au)のプラン料金から毎月割引」という仕組みで実質無料となります。
ココに注意
- 第一弾では「手数料はいったん請求」「乗換先プランより毎月割引」
- つまり「手数料撤廃」ではなく、「実質無料」となる仕組み
第一弾では「手数料撤廃」ではなく「手数料実質無料」というのが実態になります。
この点については、システムの変更に時間を要すると考えると、仕方のないことかもしれません。
第二弾:ブランド間の乗り換え手続きを簡素化
2021年夏以降は第二弾として「ブランド間の乗換手続きを簡素化」となります。
おそらく第一弾は暫定措置であり、第二弾が最終系の仕組みだと思われます。
「乗換」ではなく「プラン変更」へ
2021年夏以降は「乗換(MNP)」の仕組みではなく、シンプルに「プラン変更」の仕組みとなります。
「auからUQモバイルへ乗り換える」ではなく、プランを変更するだけの仕組みです。
この仕組みにより、そもそも手数料が発生しなくなるということです。
手続き簡素化の時期
2021年夏以降は第二弾「手続きを簡素化」により、auとUQモバイルの関係はシンプルに「プランの違い」となり、自由に手数料なしでプラン変更ができるようになります。
よって2021年2月から2021年夏までの約半年間は「手数料無料」の仕組みがちがうため、注意が必要です。
注意!:やっぱりau!ワナがある!?
このように、KDDI(au)が発表した「乗り換え時手数料の撤廃」は「第一弾」と「第二弾」の二段階に分けて実施されます。
最終的な仕組みは第二弾で「auもUQモバイルも同じ会社の別料金プラン」という仕組みになります。
第一弾は経過措置、第二弾が最終系
第一弾は第二弾までの経過措置としての手続き期間となります。
しかし、この第一弾には大きな罠があるので注意が必要です。
第一弾に潜む罠
発表文の注意書きを見てみましょう。
発表文の文末には小さく以下の3つの注意書きが記載されています。
- 番号移行とは、au と UQ mobile との間を、ご利用中の電話番号そのままで移行いただくことです。
KDDI・沖縄セルラー間の乗りかえ(MNP)は対象外です。番号移行ではない、解約・新規のお手続きでは手数料が発生(※1)します。- 当面は、「契約解除料」「番号移行手数料」「新規事務手数料(UQ mobile では、SIM パッケージ料金)」を一度請求させていただきますが、翌月以降の移行先のご利用料金から割り引き(※2)します。
なお、au から UQ mobile への移行時に、当社指定のお申込み方法以外のお申込みは対象外です。- 移行に関わる各種手数料の見直しと合わせ、「UQ モバイル→au 番号移行プログラム」を改定し、「データ MAX 5G」「データ MAX 4G LTE」などの対象プランにご加入の場合のご利用料金からの割り引き(月額 3,020 円を 12 カ月間)は継続します。
- au および、UQ mobile から発売した一部機種は別途お手続きが必要となります。
【「通信サービスの選択における利便性向上に向け、「au」と「UQ mobile」のブランド間の移行を円滑化」より抜粋】
※1:他社への乗換手数料は従来通り
今回の発表により、auとUQモバイル間での乗換(最終的にはプラン変更)での手数料は撤廃(無料化)されます。
しかしこの手数料無料化は「auとUQモバイル間の乗換」時にのみ適用され、他社への乗換時には従来通り「解約手数料」「MNP転出手数料」「初期費用」が発生します。
※2:手数料は撤廃、でも請求されます
「手数料はいったん請求し翌月以降のご利用料金からの割引」となります。
つまり「手数料は実質無料」ということになり、いったんは支払う必要があります。
そして支払った手数料(最大17,050円)を、乗り換え先(auまたはUQモバイル)の月額料金から割引される、という割引の仕組みとなります。
つまり第一弾は乗り換え先で8か月縛り
たとえばauからUQモバイルへ「実質手数料無料」で乗り換えたとします。
この場合、いったん手数料最大17,050円が請求され、この17,050円はUQモバイルの月額料金から割引される仕組みです。
UQモバイルで最安の「スマホプラン(S)」の月額料金は2,178円/月なので、最大8か月間はUQモバイルを使い続けないと全額割引(つまり手数料無料)にはなりません。
全額割引される前にUQモバイルを解約すると割引はそこで停止、つまり「手数料無料」にはならないという点に注意が必要です。
ココに注意
第一弾(2021年2月~夏)の注意点
- 手数料はいったん請求され、乗り換え先の月額料金より割引
- 手数料は最大17,050円、最安プランは月額2,178円、つまり8か月縛り
- 手数料実質無料はKDDI(au)内のみ、他社への乗換は従来通り(最大17,050円)
au解約マニュアル
2月までまってUQモバイルに乗り換える
今回の発表により、2021年2月以降はauからUQモバイルへの乗換手数料が実質無料になります。
ただし、乗換手数料(最大17,050円)はいったん請求され、乗り換え先のUQモバイルの月額料金から毎月割引される仕組みです。
つまり、乗り換え先のUQモバイルでも最安の「スマホプラン(S)月額2,178円」で実質8か月間の契約縛りとなります。
2月を待たずにauを解約・乗換する
「2年契約N」プランなら違約金がたったの1,100円
auの料金プランは2019年10月より「2年契約N」が導入されており、「2年契約N」適用プランなら解約違約金が1,100円となります。
従来からの2年縛り契約から「2年契約N」へプラン変更する場合、従来の2年縛りの違約金は不要で乗り換えることができるし、プランの仕様・料金は変わりません。
たとえば従来の「auピタットプラン」をご利用であれば、「2年契約N」適用の「auピタットプランN」へ違約金不要・月額料金変わらずで乗り換えることができます。
まずは請求書を確認し、プラン名称の末尾に「N」がついているかどうかを確認してみてください。
契約プラン名称の末尾に「N」があれば「2年契約N」適用で解約時違約金は1,100円です。
契約プラン名称の末尾に「N」がなければ従来プランとなり、解約時違約金は10,450円です。
契約プラン名称の末尾に「N」がない場合、すぐにでも「2年契約N」へプラン変更しておきましょう。
「2年契約N」プランならUQモバイル乗換で3,000円もらえる
さてauの契約プランを「2年契約N」にした場合、他社(UQモバイル含む)への乗換手数料は以下のようになります。
手数料項目 | 金額 | |
---|---|---|
移行元(au) | 契約解除料(違約金) | 1,100円 |
MNP転出手数料 | 3,300円 | |
移行先(UQモバイル) | 新規契約手数料 ※SIMパッケージ料 |
3,300円 |
総額で手数料7,700円となります。
そして、UQモバイルは現在「SIMのみ契約で最大10,000円キャッシュバック」のキャンペーンを実施しています。
いったんauからUQモバイルへ乗り換えてを上記の手数料7,700円を支払いますが、「SIMのみ契約(スマホセットではない)」「他社(au含む)からのMNP」という条件で10,000円のキャッシュバックがもらえます。
つまり、差し引き2,700円のおトク、ということになります。
auからUQモバイルへの乗換を検討している方は、手数料撤廃(実質無料)となる2021年2月を待つより、auで「2年契約N」にプラン変更したうえで解約しUQモバイルで10,000円のキャッシュバックをもらうほうがお得になります。
UQモバイル「スマホプラン」には解約手数料はない
auからUQモバイル「スマホプラン」に乗り換えると、いつでも違約金なしで解約することができます。
UQモバイル「スマホプラン」には契約期間の縛りがないため、解約時の違約金もありません。
このため、auからUQモバイルを経由することで、いつでも違約金なしで解約することができます。
2021年2月を待ってauからUQモバイルへ乗り換えた場合、「乗換手数料はUQモバイルの月額料金から割引」という仕組みのため、実質最大8か月縛りとなります。
また、2月を待たずに「2年契約N」と「UQモバイルキャッシュバックキャンペーン」を利用して乗り換えると、実質2,700円のおトクとなりますが、キャッシュバックを受け取るまでの4か月間の縛りとなります。
このことから、auからお得に他社へ乗り換えるためには乗換手数料実質無料となる2021年2月を待つよりも、au「2年契約N」へプラン変更したうえでUQモバイルのキャッシュバックキャンペーンを利用したほうが、おトクになります。
もっともおトクなauの解約マニュアル
auを少しでもお得に解約・乗換る場合、手数料が実質無料となる2021年2月を待つ必要はありません。
以下の手順で解約・乗り換えるのが一番お得になります。
step
1au「2年契約N」へプラン変更
まずau側で「2年契約N」へプラン変更します。
現在契約しているプラン名称の末尾に「N」がない場合は「2年契約N」対応のプランへ変更することで、解約時の違約金が10,450円から1,100円になります。
たとえば「auピタットプラン」をご利用であれば「auピタットプランN」へプラン変更する、ということです。
「2年契約N」へプラン変更する場合の手数料・違約金等は発生しません。
ココがおすすめ
- とにかくauの「2年契約N」へプラン変更
- 「2年契約N」への変更手数料は無料
- 「2年契約N」なら解約時の手数料もたったの1,100円
step
2auからUQモバイルへ乗り換える
auからMNP予約番号を取得し、UQモバイルへ乗換(MNP)契約します。
この場合、au側で「解約手数料(1,100円)」と「MNP転出手数料(3,300円)」が請求されます。
また、UQモバイル側での契約時に「契約手数料(SIMパッケージ代)3,300円」が請求されます。
合計7,700円の手数料となりますが、UQモバイル利用開始から4か月後に最大10,000円のキャッシュバック(現金)がもらえます。
ココがおすすめ
- 「手数料実質無料化(2021年2月以降)ならUQモバイル8か月縛り
- 今なら乗換(MNP)で最大10,000円キャッシュバック(4か月縛り)
- キャッシュバックで差し引き2,700円のおトク
step
3キャッシュバック受け取り後はご自由に
UQモバイルのキャッシュバックキャンペーンは、UQモバイル利用開始から4か月目にもらえます。
キャッシュバックをもらったらそのままUQモバイルを使い続けてもよいし、UQモバイルを解約してもよいです(ご自由に)。
なお、UQモバイル「スマホプラン」はいつ解約しても違約金等は発生しませんが、他社への転出(MNP転出)の場合にはMNP転出手数料3,300円となります。
ココがおすすめ
- キャッシュバックは4か月後に振り込み
- UQモバイル「スマホプラン」なら解約手数料なし
まとめ、auとUQモバイルの統一
まずは手数料撤廃、次はブランド統合への流れ
KDDI(au)はauとUQモバイル間の乗換手数料を撤廃します(2021年2月以降)。
また、最終的には「乗換(MNP)」ではなく「プラン変更」の仕組みになります(2021年夏以降)。
現在はKDDIはauとUQモバイルを「別会社(別ブランド)」としており乗換は「乗換(MNP)」の仕組みとなっていますが、まずは乗り換え時の手数料を撤廃、そして最終的には「乗換」ではなく「プラン変更」手続きとして、「同一ブランドのプラン変更」という仕組みに変更していきます。
これにより、auとUQモバイル間は「シンプルにプラン変更」「プラン変更の手数料なし」となります。
ただし、この仕組みによりKDDI(au)の乗り換え時手数料撤廃」は「auとUQモバイル間のみ」となり、他社への乗り換え時には従来通りの手数料が必要となります。
ソフトバンクでは「他社への乗り換え時にも手数料撤廃」を発表しているので、今後のKDDIの対応に注目です。
2021年夏までは縛りが長い
今回の「手数料撤廃(無料化)」にはいくつかのワナがあります。
ワナというか、システムの都合上仕方のないことかもしれませんが・・・
ココに注意
- 手数料無料ではなく、乗り換え先で手数料分を割引
- 最安プラン「スマホプラン(S)」で8か月縛り
まず2021年2月以降は手数料撤廃を予定していますが、その仕組みは「いったん手数料は徴収」「乗換先(UQモバイル)での月額料金から割引」という仕組みになっており、手数料実質無料です。
UQモバイルの最安プランは「スマホプラン(S)」で月額料金は2,178円なので、手数料17,050円分の割引は最大で8か月間になります。
つまり、「手数料無料」ではなく「実質無料」「8か月かけて割引」という仕組みです。
なお、おそらくですが2021年夏以降の「乗換の簡素化(プラン変更化)」によって、完全に手数料無料となると思われます。
よって、2021年2月以降から夏までは、実質UQモバイルで最大8か月間の縛りとなります。
まずはauの「2年契約N」へプラン変更
現在auをご利用の方は契約プランを確認してみてください。
契約プラン名称の末尾に「N」がついていますか?
契約プラン名称の末尾に「N」がついていなければ、今すぐにでも「2年契約N」へプラン変更しましょう。
たとえば「auピタットプラン」から「auピタットプランN」へのプラン変更です。
プラン変更手数料は無料、違約金等も無料、月額料金もかわらず、「2年契約N」なら解約手数料が10,450円からたったの1,100円になります。
そのうえでUQモバイルのキャッシュバックを利用
auの契約プランを「2年契約N」にプラン変更したうえで、UQモバイルへ手数料(最大7,000円)を支払って乗り換えるのがもっともお得になります。
いったんは手数料7,700円を支払いますが、UQモバイルの「最大10,000円キャッシュバック」により、乗換4か月目には最大10,000円がキャッシュバックされます。
2021年2月を待って乗り換えるよりも「4か月早く自由になる」「手数料も3,000円お得になる」という仕組みです。
auからUQモバイルへ「最も早く乗り換える」「もっともお得に乗り換える」のはこの手順です。
またUQモバイル「スマホプラン」には契約期間の縛りがないため、いつでも解約手数料無料で解約することができます。