auでも予約が始まり、同時に販売価格も提示されました。
auでのiPhone12シリーズ販売価格は(残念ながら)アップル公式のSIMフリー版iPhone12シリーズより少し高額に設定されています。
この記事では、auをご利用になる方向けに「おトクなiPhone12の購入方法」「わかりずらい料金プランの選び方」を説明していきます。
auのわかりにくい機種代金の仕組み
基本的なiPhone12シリーズ本体価格
2020年10月16日より、auでもiPhone12シリーズの予約が開始されました。
iPhone12シリーズは4つのモデル「iPhone12/iPhone12 mini/iPhone12 Pro/iPhone12 Pro MAX」で構成されていますが、まずは10月16日からは「iPhone12/iPhone12 Pro」の予約が開始です。
「iPhone12 mini / iPhone12 Pro Max」については、11月6日からの予約受付となります。
iPhone12シリーズ
iPhone12シリーズは2眼カメラ搭載の高性能CPU「A14 Bionic」搭載スマホです。
今回はiPhone12の予約開始となり、販売価格は以下のようになります。
モデル | 支払い方法 | 64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|---|
iPhone12 | 一括払い | 103,430円 | 108,260円 | 122,435円 |
分割払い(48回) | 2,410円/月×23回 + 48,000円(24回目) |
2,550円/月×23回 + 50,760円(24回目) |
2,845円/月×23回 + 57,000円(24回目) |
|
iPhone12 mini | 一括払い | – | – | – |
分割払い(48回) | – | – | – |
iPhone12 Proシリーズ
iPhone12 Proシリーズは基本性能はiPhone12そのままに、高性能3眼カメラを搭載し過去最高クラスの写真・動画撮影ができるモデルです。
今回はiPhone12 Proの予約開始となり、販売価格は以下のようになります。
モデル | 支払い方法 | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|---|
iPhone12 Pro | 一括払い | 127,495円 | 140,750円 | 168,170円 |
分割払い(48回) | 2,945円/月×23回 + 59,760円(24回目) |
3,250円/月×23回 + 66,000円(24回目) |
3,910円/月×23回 + 78,240円(24回目) |
|
iPhone12 Pro Max | 一括払い | – | – | – |
分割払い(48回) | – | – | – |
アップル公式SIMフリー版iPhone12と価格比較
auのiPhone12シリーズ販売価格をアップル公式SIMフリー版iPhone12シリーズと比較してみると、以下のようになります。
販路 | iPhone12販売価格(税込み) | ||
---|---|---|---|
64GB | 128GB | 256GB | |
アップル公式 | 94,380円 | 99,880円 | 111,980円 |
au | 103,430円 | 108,260円 | 122,435円 |
販路 | iPhone12 Pro販売価格(税込み) | ||
128GB | 256GB | 512GB | |
アップル公式 | 117,480円 | 129,580円 | 153,780円 |
au | 127,495円 | 140,750円 | 168,170円 |
このように、auでのiPhone12販売価格は10,000円~15,000円ほど高額に設定されています。
2年後に下取り・新機種交換なら「かえトクプログラム」で実質半額
auには機種代金の割引サービスとして「かえトクプログラム」という「機種代金が半額になる」仕組みがあります。
割引サービスというより「将来の下取りサービス」という内容なので、内容の理解が必要です。
「かえトクプログラム」のサービス概要
「かえトクプログラム」は「24回分割払い」でiPhoneを購入し、24か月目に「下取り・買い替え」することで、分割払い24か月目(最終支払い)が免除される、というプログラムです。
auでのiPhone12の分割払いは以下のようになります。「24回目の支払金額」に注目してください。
モデル | 支払い方法 | 64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|---|
iPhone12 | 一括払い | 103,430円 | 108,260円 | 122,435円 |
分割払い(48回) | 2,410円/月×23回 + 48,000円(24回目) |
2,550円/月×23回 + 50,760円(24回目) |
2,845円/月×23回 + 57,000円(24回目) |
|
iPhone12 mini | 一括払い | – | – | – |
分割払い(48回) | – | – | – |
モデル | 支払い方法 | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|---|
iPhone12 Pro | 一括払い | 127,495円 | 140,750円 | 168,170円 |
分割払い(48回) | 2,945円/月×23回 + 59,760円(24回目) |
3,250円/月×23回 + 66,000円(24回目) |
3,910円/月×23回 + 78,240円(24回目) |
|
iPhone12 Pro Max | 一括払い | – | – | – |
分割払い(48回) | – | – | – |
このように、auでiPhone12を分割払いで購入する場合は最終回24回目の支払額が高額に設定されており、その分毎月(1~23回目)が安く設定されています。
そして、iPhone12の分割購入から24か月目に「かえトクプログラム」を行使(機種変更と端末返却)することで、この24回目の高額な分割払いが免除される仕組みです。
「かえトクプログラム」で2年間を約半額で使える
auでiPhone12を購入し2年後に新型iPhoneへ「かえトクプログラム」を使って機種変更する場合のiPhone12の機種代金は以下のようになります。
モデル | 支払い方法 | 64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|---|
iPhone12 | 一括払い | 103,430円 | 108,260円 | 122,435円 |
分割払い(48回) | 2,410円/月×23回 総額55,430円 |
2,550円/月×23回 総額57,500円 |
2,845円/月×23回 総額65,435円 |
|
iPhone12 mini | 一括払い | – | – | – |
分割払い(48回) | – | – | – |
モデル | 支払い方法 | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|---|
iPhone12 Pro | 一括払い | 127,495円 | 140,750円 | 168,170円 |
分割払い(48回) | 2,945円/月×23回 総額67,735円 |
3,250円/月×23回 総額74,750円 |
3,910円/月×23回 総額89,930円 |
|
iPhone12 Pro Max | 一括払い | – | – | – |
分割払い(48回) | – | – | – |
このように「かえトクプログラム」を使った場合、iPhone12を返却(下取りではない)することを前提に2年間の総額が約半額で使えるプログラムになっています。
24か月目に「かえトクプログラム」を行使しない場合はどうなる?
auの分割払い(24回払い)では「かえトクプログラム」を前提に最終回(24回目)の支払額が高額に設定されています。
「かえトクプログラム」を行使するとこの高額な24回目の支払額が免除されますが、「かえトクプログラム」を行使しない場合にはどうなるのでしょうか?
24か月目に「かえトクプログラム」を行使しない場合には、高額な24回目の支払額がさらに24回分割払いとして再設定されます。
つまり「かえトクプログラム」を行使しない場合には24回目の支払額がさらに24回払いとなり、トータルで48回払いとなります。
「かえトクプログラム」は24か月目しか行使できないのか?
「かえトクプログラム」の仕組みの基本は「24か月目に行使」です。
しかし、iPhoneの発表・発売のずれがあったり、「2年ごとじゃなく毎年最新のiPhoneにしたい」という方もいらっしゃるでしょう。
「かえトクプログラム」を行使できるのは「13~24か月目」となります。
よって、2年(24か月)より前に機種変更することができるし、また毎年新型iPhoneに機種変更することもできます。
ただし、この場合においても「免除されるのは最終回(24回目)の支払いのみ」となります。
たとえば、13か月目(1年後)に新型iPhoneに機種変更し「かえトクプログラム」を行使してiPhone12をauへ返却したとしても、免除されるのは最終回(24回目)の支払いのみであり、13~23回目の分割払いは支払い続けないといけません。
「かえトクプログラム」の旨味は24か月目
よって13~24か月目の間で「かえトクプログラム」を行使することができますが、「かえトクプログラム」によりお得になるのはやはり24か月目に行使するということになります。
「かえトクプログラム」の特徴は「24か月目の支払額が高額」「その分1~23回目が安くなる」「かえトクプログラム行使で高額24回目が免除」です。
つまり、せっかく1~23回目の支払額が安く設定されているので、できるだけ24か月目まで使ったほうがお得になる、と言えます。
「かえトクプログラム」のまとめ
つまり、ずっとauでiPhoneを乗り換えていくことを前提とした場合には以下の使い方になります。
- auでiPhone12を24回払いで購入
- 24か月目にauで新しいiPhoneを購入する
- その時にiPhone12はauへ返却する
- iPhone12の24回目の分割払いは免除される(実質半額になる)
iPhoneは毎年10月に新型が発表されるのが一般的になっています。
そして、「2年ごとに新しいiPhoneへ機種交換する」「その時、古いiPhoneは下取りに出す」「ずっとauで使う」という前提で、機種代金が実質半額になる、という仕組みです。
- 2年(24か月)ごとに新しいiPhoneへ機種変更する
- 古いiPhoneは下取りに出す
- ずっとauで使う
結論:ずっとauでiPhoneなら下取りは有利
ずっとauでiPhoneなら「かえトクプログラム」
このように、auでiPhoneを購入する場合、本体価格だけならアップルストアで購入したほうが安くなります。
アップルでSIMフリー版を購入し、auの回線契約をすれば、auでセット購入するよりも安くなります。
しかし、以下の条件に合致する方は、auでiPhoneを購入する方が安くなります。
- ずっとauを使い続ける人
- iPhoneを2年ごとに新機種に機種変更する人
- 古いiPhoneは下取りに出す人
上記の3点すべてに合致するなら、auで24回分割払い購入したうえで、2年(24か月)ごとに新しいiPhoneに機種変更しましょう。
アップルは毎年10月に新型iPhoneを発表します。
発表後の予約・発売などに多少のずれがあるので、2年ごと11月または12月あたりを基準として「かえトクプログラム」を利用しましょう。
そうでないならアップルストアでSIMフリー版
上記3点に合致しない人は、auで購入するよりアップル公式で購入したほうが本体価格は安くなります。
また、アップル公式であっても分割払い(最大38回払い・金利不要)や下取りサービス(Apple Trade In)が提供されます。
auの高速5G専用料金プラン
au5G対応料金プラン
auでiPhone12を使う場合には5G専用プランに申し込む必要があります。
auの5G料金プランはちょっと複雑ですが、基本は以下の2つになります。
- ギガ大容量の「データMAX 5G」
- ギガ使った分だけの「ピタットプラン5G」
「データMAX 5G」はギガ無制限の使い放題プランですが、テザリングで使えるギガには制限が設けられています。
「ピタッとプラン」は最大7GBまでの使った分だけを支払う従量制プランです。
そして、ギガ大容量の「データMAX 5G」プランにおいて、映像サービスとセットになって4つの「データMAX 5G」に分かれます。また、テザリングで利用できるギガの制限も変わってきます。
プラン名称 | 映像オプション | テザリング容量 |
---|---|---|
データMAX 5G | 映像オプションなし | 30GB |
データMAX 5G ALL STARパック |
|
80GB |
データMAX 5G テレビパック |
|
70GB |
データMAX 5G NetFlixパック |
|
60GB |
すべてのプランにおいて、au5Gエリアでは5G通信、5Gエリア外(4Gエリア)では4G通信が利用できます。
- ギガ無制限の「データMAX 5G」と使った分だけ「ピタットプラン5G」
- 「データMAX 5G」は映像サービスセットで4つに分かれる、料金・テザリング容量が変わる
ギガ大容量の「データMAX 5G」
料金体系と割引体系の全体像
大容量50ギガまで使える「データMAX 5G」の基本料金は以下のようになります。
料金項目 | 月額料金 | 備考 | |
---|---|---|---|
基本料金 | データMAX 5G | 8,650円/月 8,480円/月(2年契約) |
毎月50ギガ 動画・SNSデータフリーあり |
通話料:22円/30秒 | |||
映像オプション | なし | – | テザリング30GB/月まで |
ALL STARパック | 2,500円 | テザリング80GB/月まで | |
テレビパック | 1,700円 | テザリング70GB/月まで | |
Netflixパック | 1,000円 | テザリング60GB/月まで | |
音声通話 オプション |
通話定額2 | 1,800円/月 | 国内通話の通話料無料 |
通話定額ライト2 | 800円/月 | 5分間の通話料金が無料 5分超過後は22円/30秒 |
|
割引サービス | 5Gスタート割 | -1,000円/月 | 5G契約者に適用 割引期間12か月間 |
スマホ応援割3 | -1,000円/月 | 5G契約者に適用 割引期間12か月間 |
|
auスマートバリュー | -1,000円/月 | 自宅ネット回線とのセット割 auひかりなど 最大10回線契約まで割引 |
|
家族割プラス | -550円/月(2回線契約) -1,000円(3回線契約) -2,020円(4回線以上契約) |
回線ごとに割引適用 | |
勝手に割引 | -1,628円/月 | 月間データ量が2GB以下の場合に割引 |
基本プラン「データMAX 5G」
「データMAX 5G」は毎月のデータ通信量が無制限の使い放題プランです。
どれだけ使っても速度制限がかかることはありません。
テザリングも利用できますが、「ギガ無制限」ですがテザリングで利用できるギガには制限があり、映像オプションによって変わります。
映像オプション | オプション料金 | テザリング容量 |
---|---|---|
なし | – | 30GB |
ALL STARパック | 2,550円/月 | 80GB |
テレビパック | 1,870円/月 | 70GB |
Netflixパック | 1,000円/月 | 70GB |
また、「データMAX 5G」プランは音声通話が含まれており、通話料金は従量制で22円/30秒となります。
音声通話には無料通話オプション「通話定額2(完全かけ放題)」または「通話定額ライト2(5分かけ放題)」を追加することができます。
2年契約なら月額170円割引
「データMAX 5G」は契約期間の定めのないのが基本で、いつでも違約金なしで解約できます。
この基本契約に対し、「2年契約自動更新」を約束することで、月額170円の月額料金割引が受けられます。
「2年契約自動更新」契約だと月額170円割引ですが、2年契約しなくても解約時の違約金はたったの1,000円です。
よって、6か月以上継続利用するなら「2年契約自動更新の方がおトクになる」という計算になります(1,000円 ÷ 170円)。
映像オプションは必要ならプラン選択
「データMAX 5G」プランに映像サービスを追加できますが、オプション追加ではなくプラン選択になります。
つまり、必要な映像サービスをセットにした料金プランを契約する、ということです。
プラン名称 | 映像オプション | テザリング容量 |
---|---|---|
データMAX 5G | 映像オプションなし | 30GB |
データMAX 5G ALL STARパック |
|
80GB |
データMAX 5G テレビパック |
|
70GB |
データMAX 5G NetFlixパック |
|
60GB |
お好きな映像サービスがあれば該当するプランを選ぶと良いでしょう。
また、映像サービスの選択によって、テザリングで利用できるギガが変わる点にも注意してください。
2つの音声通話かけ放題オプション
音声通話のかけ放題オプションは2つあります。
無料通話オプション | 月額料金 | 無料通話の仕様 |
---|---|---|
通話定額2 | +1,800円/月 | 国内通話無料 ※一部例外の番号あり |
通話定額ライト2 | +800円/月 | 通話開始から5分間は通話無料 5分超過後は22円/30秒 |
必要であればかけ放題オプションの追加ができます。
「データMAX 5G」に適用される割引サービス
このように、「データMAX 5G」の基本は月額7,500円で50ギガしかも対応する動画・SNSサービスの利用ではギガを消費しない、というのが基本サービスです。
そして、ここから複雑な割引サービスが適用されていきます。
「5Gスタート割」で1,100円割引
「5Gスタート割」で12か月間1,000円の割引が適用されます。
「データMAX」に映像オプションをつけたプランでも付けないプランでも、「5Gスタート割」は適用されます。
「スマホ応援割Ⅲ」で割引
「データMAX 5G」プラン(映像オプション付きを含む)に「新規契約」「乗換(MNP)」または「機種変更」した場合に、6か月間1,000円~1,700円の割引が適用されます。
「新規」「乗換」の場合には5G対応スマホの購入を伴わない「持ち込み契約」(SIMフリー版iPhone12での契約など)でも適用されます。
割引額は映像オプションの有無によって異なり、以下の割引額になります。
契約プラン | 映像オプション差額 | 「スマホ応援割Ⅲ」割引額 |
---|---|---|
データMAX 5G | – | 1,000円/月 |
データMAX 5G ALL STARパック | 2,550円/月 | 1,550円/月 |
データMAX 5G テレビパック | 1,870円/月 | 1,870円/月 |
データMAX 5G Netflixパック | 1,000円/月 | 1,400円/月 |
上記のように映像オプション付きのプランで契約しても、6か月間は割と大きな割引「スマホ応援割Ⅲ」が適用されます。
「auスマートバリュー」で1,100円割引
自宅のネット回線に「au光」または「auAir」をご利用の場合、セット割引「auスマートバリュー」で毎月1,000円の割引が適用されます。
もし家族で複数回線のauスマホをご契約であれば、最大10回線契約まで1台ごとに1,000円/月の割引となります。
月間データ使用量が2GB以下なら1,628円割引
ギガ無制限の使い放題「データMAX 5G」ですが、もし月間のデータ使用量が2GB以下であればその月の基本料金から1,628円が割引されます。
複数回線契約で割引「家族割プラス」
家族で複数回線契約があり「データMAX 5G」をご利用の場合、契約回線数に応じて「家族割プラス」が適用されます。
契約回線数に対する割引額は以下のようになります。
契約回線数 | 割引額(1回線) |
---|---|
1回線のみ | 割引なし |
2回線契約 | 500円割引/1回線 |
3回線契約 | 1,100円割引/1回線 |
4回線以上契約 | 2,020円割引/1回線 |
なお「家族割プラス」の割引適用を受けるためには「家族割プラスグループ」として契約回線を申請する必要があります。
「家族割プラスグループ」の適用条件は「同一住所にお住まい」となります。
「データMAX 5G」まとめ
上記をまとめると「データMAX 5G」は以下のようになります。
料金項目 | 月額料金 | 備考 | |
---|---|---|---|
基本料金 | データMAX 5G | 8,650円/月 8,480円/月(2年契約) |
毎月50ギガ 動画・SNSデータフリーあり |
通話料:22円/30秒 | |||
映像オプション | なし | – | テザリング30GB/月まで |
ALL STARパック | 2,500円 | テザリング80GB/月まで | |
テレビパック | 1,700円 | テザリング70GB/月まで | |
Netflixパック | 1,000円 | テザリング60GB/月まで | |
音声通話 オプション |
通話定額2 | 1,800円/月 | 国内通話の通話料無料 |
通話定額ライト2 | 800円/月 | 5分間の通話料金が無料 5分超過後は22円/30秒 |
|
割引サービス | 5Gスタート割 | -1,000円/月 | 5G契約者に適用 割引期間12か月間 |
スマホ応援割3 | -1,000円/月 | 5G契約者に適用 割引期間12か月間 |
|
auスマートバリュー | -1,000円/月 | 自宅ネット回線とのセット割 auひかり/電力系・CATV系光回線 最大10回線契約まで割引 |
|
家族割プラス | -550円/月(2回線契約) -1,000円(3回線契約) -2,020円(4回線以上契約) |
回線ごとに割引適用 | |
勝手に割引 | -1,628円/月 | 月間データ量が2GB以下の場合に割引 |
ギガ使った分だけの「ピタットプラン5G」
「ピタットプラン5G」はあまりギガを使わない人向けの段階性(使った分だけ)の料金プランです。
料金項目 | 月額料金 | 備考 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 「ピタットプラン5G」 | 0~1GB:3,150円/月 1GB~4GB:4,650円/月 4GB~7GB:6,150円 |
|
音声通話 オプション |
通話定額2 | 1,800円/月 | 国内通話の通話料無料 |
通話定額ライト2 | 800円/月 | 5分間の通話料金が無料 5分超過後は22円/30秒 |
|
割引サービス | auスマートバリュー | -550円/月 | 自宅ネット回線とのセット割 auひかり/電力系・CATV系光回線 最大10回線契約まで割引 |
家族割プラス | -550円/月(2回線契約) -1,000円(3回線以上契約) |
回線ごとに割引適用 |
まず最初に、「ピタットプラン5G」は毎月のギガが1GB未満の人向けのプランです。
「ピタットプラン5G」は段階性プランですが、使ったギガの料金を「データMAX 5G」と比較してみると、以下のようになります。
毎月のギガ | 月額料金 | |
---|---|---|
ピタットプラン5G | データMAX 5G | |
0~1GB | 3,150円 | 7,230円 |
1~2GB | 4,650円 | 7,230円 ※「勝手に割引」適用 |
2~4GB | 4,650円 | 8,650円 |
4~7GB | 6,150円 | 8,650円 |
7GB~9.5GB | 8,655円 ※2.5GBチャージ(2,550円) |
8,650円 |
「ピタットプラン5G」は「使った分だけ請求」のプランですが、使いすぎた場合(7GBを超過)には低速通信128Kbpsに速度制限され、使い物にならなくなります。
この場合は「1GB=1,000円」でギガを追加チャージすることで、高速通信を復活させることができます。
そして、「ピタットプラン5G」で2.5GBを追加チャージ(合計9.5GB)した時点で、基本料金が「ギガMAX5G」と同額の8,650円になります。
つまり、「毎月9ギガまでならピタットプラン5Gがおトク」「9ギガ超えるならギガMAX5Gがおトク」という計算になります。
毎月9GB以上使う人は「データMAX 5G」と同額となり、さらに「データMAX 5G」ならどれだけ使ってもギガ無制限となります。
割引についても「ピタットプラン5G」では「5Gスタート割」「スマホ応援割」が適用されません。
また、複数契約時のセット割引「家族割プラス」についても割引額の最大が1,000円となります(「データMAX 5G」では最大2,020円割引)。
同様に、自宅ネット回線とのセット割引「auスマートバリュー」についても割引額が500円となります(「データMAX 5G」では1,100円割引)。
- 毎月9GB以上使うなら「データMAX 5G」がおトク
- 「ピタットプラン5G」には「5Gスタート割」が適用されない
- 「ピタットプラン5G」には「スマホ応援割」が適用されない
- 「ピタットプラン5G」には「家族割プラス」の割引が最大1,000円まで
- 「ピタットプラン5G」には「auスマートバリュー」の割引が最大500円まで
auでiPhone12を契約するメリット・デメリット
iPhone12はauで買う?アップルで買う?
auが販売するiPhoneはアップル公式のSIMフリー版より高額に価格設定されています。
ただし、auで購入すると「かえトクプログラム」という2年ごとの乗り換えサービスを利用することで、2年ごとに有利に新型iPhoneへの乗り換えができる仕組みがあります。
以下の条件に当てはまる人はauでiPhone12を購入し「かえトクプログラム」を活用したほうが良いでしょう。
- ずっとauで使う
- 2年ごとに新型iPhoneに乗り換える
- 古いiPhoneは下取りに出す
そうでない人はアップル公式のSIMフリー版を購入する方が良いでしょう。
アップル公式であっても分割払いや下取りサービスを利用することができます。
料金プランはどれをえらぶべき?
auでiPhone12などの5Gスマホを使う場合には、料金プランはギガ大容量の「データMAX 5G」と、ギガ使った分だけの「ピタットプラン5G」から選べます。
ただし、使った分だけの「ピタットプラン5G」は「毎月1GB未満しか使わない場合だけデータMAX 5Gより安くなる」という変なプランになっています。
- 1GB以上使った月は「ピタットプラン5G」と「データMAX 5G」は同額になる
- 「ピタットプラン5G」は5GB以上で速度制限(128Kbps)
- 「データMAX 5G」なら毎月50GB使える
- どちらも最大6,500円
よって、「毎月1GB以上使う人」は「データMAX 5G」を契約するべきでしょう。
もっと安く、お得に使うならUQモバイルも検討しよう
auのサブブランド「UQモバイル」の特徴
UQモバイルはauが運営するサブブランドの通信サービスです。
auが大容量向け、UQモバイルがあまりギガを使わない人向け、のプランになっています。
よって、現状では「50ギガ使える大容量のau・データMAX 5G」を選ぶか、あまりギガを使わない人は「小容量向けのUQモバイル」を選ぶのが良いでしょう。
すくなくとも、auの使った分だけ「ピタットプラン5G」を選ぶならUQモバイルを選ぶべきです。
そして、UQモバイルならau運営なので、今までauを使っている人には違和感のないサービスになっています。
たとえば、「無料で使える留守番電話」やスマホ決済「auまとめて支払い」など、auスマホと同様のサービスをそのまま利用することができます。
また、通信の快適さについてもauと同様に、お昼・夕方の通信混雑など関係のない高速通信が可能です。
UQモバイルの料金プラン
UQモバイルの料金プランは「スマホプラン(S/R)」と、2つのプランサイズからなります。
スマホプラン | ||
---|---|---|
S | R | |
月額基本料金 | ずっと1,628円 | ずっと2,728円 |
高速データ通信容量 (ギガ) |
ずっと3GB | ずっと10GB |
余ったギガの繰り越し | 翌月末まで繰り越して使える | |
低速通信 | 低速でも300Kbps(SNS使い放題) アプリで高速・低速切り替え可能 |
低速でも1Mbps(SNS使い放題) アプリで高速・低速切り替え可能 |
音声通話 | 22円/30秒 ※無料通話は別途オプション |
|
割引サービス | 2回線目から月額550円割引「UQ家族割」 ポケットWi-Fi(WiMAX2+)とセットで月額550円割引「ギガMAX月割」 |
|
契約形態 | 縛りナシ!違約金ナシ! |
毎月のギガ3GBの「スマホプラン(S)」を見ると、月額2,178円で使えます。
この時点でauの「ピタットプラン5G」を選ぶ意味がなくなります。
また、大容量でいえば毎月のギガ10GBの「スマホプラン(R)」なら月額3,278円と、au「データMAX 5G」の少し下になります。
プランサイズ「S/R」は月単位でサイズ変更可能なので、使ってみて足りない・多い場合にはより自分に必要なプランサイズにプラン変更することができます。
契約形態についても、契約期間の縛りがなくいつでも違約金なしで解約できるなどの自由度の高いプラン設計です。
よって、「毎月50ギガ必要ならau・データMAX 5G」「毎月14ギガ以内ならUQモバイル・スマホプラン」という使い分けが良いでしょう。
- 3GB~10GBがauより安く使える(半額程度)
- au同様の高速通信
- 無料の留守番電話・auまとめて支払いなども使える
- 「auスマートバリュー」割引も継続できる
UQモバイルの詳しい通信サービスはこちらの記事を参考にしてください。
また、UQモバイルが実施中のキャンペーンについてはこちらの記事を参考にしてください。
UQモバイルで使えるiPhoneは?
UQモバイルではSIMフリー版のiPhoneが使えます。
また、au版のiPhoneであればSIMロックを解除せずにそのままつかうことができます。
そして、UQモバイルではiPhone7/8/SE(第二世代)をセット販売しています。
UQモバイル版iPhoneSE(第二世代)
UQモバイルではUQモバイル版のiPhoneSE(第二世代)を販売しています。
iPhone SE 機種代金 | |||
---|---|---|---|
64GB | 128GB | ||
販売価格 | 32,400円 | 43,200円 | |
分割払い | 24回 | 1,350円/月 | 1,800円/月 |
36回 | 900円/月 | 1,200円/月 |
「新規契約」「他社からの乗り換え(MNP)」以外に、auからの乗り換え(MNP)であってもこの格安の機種代金が適用されます。
iPhoneSE(第二世代)で安くau回線を使う場合、UQモバイルは非常に条件の良いサービスと言えます。
iPhone12シリーズならアップル公式SIMフリー版
UQモバイルからは現時点ではiPhone12シリーズの販売はありません。
恒例により、数年後にはUQモバイルからもiPhone12シリーズが発売されると思いますが、最新型である期間は販売されないでしょう。
この場合、UQモバイルでiPhone12シリーズを使うならアップル公式でSIMフリー版を購入し、UQモバイルで回線契約(SIMのみ契約)となります。
販路 | iPhone12販売価格(税込み) | ||
---|---|---|---|
64GB | 128GB | 256GB | |
アップル公式 iPhone12(SIMフリー) |
94,380円 | 99,880円 | 111,980円 |
販路 | iPhone12 Pro販売価格(税込み) | ||
128GB | 256GB | 512GB | |
アップル公式 iPhone12(SIMフリー) |
117,480円 | 129,580円 | 153,780円 |
現在、UQモバイルで(スマホセット契約でない)SIMのみ契約の場合には現金10,000円がキャッシュバックされるキャンペーンを実施しているので、アップル公式SIMフリー版iPhone12を購入しても実質10,000円割引と考えても良いでしょう。
また、アップル公式サイトからの購入でも、分割払いや下取りサービスを利用することができます。
下取りサービス「Apple Trade In」 | アップル
ただし、UQもモバイルでiPhone12を利用する場合には、iPhone12の販売以降にUQモバイルでの動作確認を見てからの購入手続きをおすすめします。
auではiPhone12を利用する場合には「SIMカードの交換(iPhone12専用SIM)」または「電話連絡によるSIMカード情報の更新」が必要、となっています。
当然ながら、このような仕様変更はau回線を使った格安SIM(UQモバイル含む)にも影響するものと想定されます。
UQモバイルでのご利用にあたっては動作確認の報告を待ってから購入手続きすることをおすすめします。
まとめ
auに忠誠を誓うなら「かえトクプログラム」
iPhone12シリーズはauで購入するよりもアップル公式でSIMフリー版を購入したほうが安くなります。
ただし、「かえトクプログラム」を適用することで、今後のiPhoneの買い替えを安くすることができます。
以下に該当する人は「かえトクプログラム」を使ってauでiPhone12シリーズを購入するのもよいでしょう。
- ずっとauで使う
- 2年ごとに新型iPhoneに乗り換える
- 古いiPhoneは下取りに出す
そうでない人は、アップル公式でSIMフリー版iPhone12シリーズを購入しましょう。
毎月10GB以上使うなら大容量「データMAX 5G」
auでiPhone12シリーズを契約する場合、大容量「データMAX 5G」か使った分だけ「ピタットプラン5G」を選ぶことになります。
ギガ無制限の「データMAX5G」と使った分だけ支払う「ピタットプラン5G」ですが、料金面からの境界線は「月に10GB使うか?」になります。
毎月10GB使わないなら、「ピタットプラン5G」の上限7GBに追加2.5GBをチャージしても「データMAX5G」より安くなります。
毎月10GB以上使うなら大容量無制限の「データMAX 5G」の方が安くなります。
あまりギガを使わないならUQモバイルを検討
そして、「毎月10ギガも使わないよ!」という人は、auの「ピタットプラン 5G」よりも毎月3GB~10GBが安く使えるUQモバイルを検討してみてください。
毎月3GBで月額2,178円、そして毎月10GBなら月額3,980円です。
この値段に「10分かけ放題(770円/月)」「完全かけ放題(1,870円/月)」をオプション追加することができます。
また、auで使い慣れた「auかんたん決済」も使えます。