「月額料金最安級」「契約縛りなし」の先駆けであり一気に人気プロバイダーとなったenひかりが新しいプラン「enひかりLite」を提供開始します。
「ADSL以上enひかり未満」「そんなに速くない光回線」と、面白いキャッチコピーを採用して登場しましたが、はたしてどんなサービスなのでしょうか?
ホームページ上では「急激に通信速度が遅くなる場合がある」とちょっとドキッとする記載もありますが、実はそんなことはないと思います。
この記事ではまだサービス開始前ですがenひかりLiteのサービス内容と通信速度を考察していきます。
「そんなに速くない光」のenひかりLite
「フレッツ光最安級」「契約縛りなし」の老舗として人気の「enひかり」にさらに安い月額料金設定「enひかりLite」が提供開始されました。
enひかりよりも「さらに安い月額料金」というメリットと同時に「ADSL以上enひかり未満」「そんなに速くない光」とちょっとドキッとするキャッチコピーで登場です。
上位プラン「enひかり」をさらに安く
まずは新サービス「enひかりLite」の価格メリットを通常プラン「enひかり」との比較により確認してみましょう。
費用項目 | enひかりLite | enひかり | |
---|---|---|---|
初期費用 | 事務手数料 | 2,200円(転用・事業者変更) 3,300円(新規) |
|
新規工事費 | ※工事費無料キャンペーン実施中 |
最大16,500円 | |
月額費用 | 基本料金 | 3,270円/月(マンション) 4,370円/月(戸建て) |
3,520円/月(マンション) 4,620円/月(戸建て) |
高速通信 IPv4 over IPv6 |
標準装備(無料) ※v6プラスのみ |
198円/月 ※以下より選択可能 ・v6プラス ・Transix ・Xpass |
|
割引サービス | 勝手に割り | 以下のスマホプランとセット割引(月額110円割引) ・UQモバイル(全プラン) ・ahamo ・povo1.0/2.0 |
|
契約形態 | 契約期間 | 契約期間の縛りなし | |
解約違約金 | 解約時違約金なし |
実質月額500円も安くなる
上記のように、月額料金がenひかり(通常プラン)に対して月額300円ほど安く設定されている点が最大の価格メリットとなります。
また、enひかりLiteは高速通信「v6プラス」標準装備(無料)であることから、別途有料(198円/月)のenひかり(通常プラン)と比較すると実質的には月額500円相当の価格メリットとなります。
ただでさえ「フレッツ光最安級」であるenひかりからさらに月額500円も安い価格設定となっており、価格メリットとしては現在のフレッツ光回線で最安と言えます。
「勝手に割り」適用でさらに月額110円割引
enひかりでは格安スマホプラン「UQモバイル」「ahamo」「povo1.0/2.0」のご契約者を対象として「勝手に割り」という独自割引サービスを提供しており、これはenひかりLiteでも適用されます。
割引額は月額110円割引、対象のスマホ回線数は1回線までの割引となります。
よって対象となる格安スマホプランをご利用であれば、最安で「月額3,160円/(マンション)/4,260円(戸建て)」という圧倒的な安さとなります。
契約縛りなし・解約違約金なし
enひかりLiteの契約形態はenひかり(通常プラン)と同様に「契約縛りなし」「解約時違約金なし」での契約となります。
いつ解約しても解約時に高額な違約金が発生するなどということのない、安心して気軽に申し込めるプランです。
今なら「工事費無料キャンペーン」
2024年1月8日より、enひかりLiteでは「新規工事費無料キャンペーン」が開始されています。
enひかりLiteはフレッツコラボ回線なので、すでにフレッツ光回線をご利用の方が「転用・事業者変更」で申し込む場合には工事不要ですが、現在フレッツ光回線をご利用でない場合には最大16,500円の新規工事費が発生します。
この新規工事費を無料にしてくれるのが「enひかりLite新規工事費無料キャンペーン」です。
上位プラン「enひかり」との違い
このように価格メリットについては上位プラン「enひかり」よりもさらに月額500円ほど安い価格設定がされています。
では「ADSL以上enひかり未満」「そんなに速くない光」とはどういうことでしょうか?
「enひかりLite」契約時に提示される「enひかりLite 重要事項説明書」にそのヒントが記載されています。
enひかりLite 重要事項説明書 | enひかり
※PDFが開きます
通常プラン(enひかり)と比べ大幅に速度低下
「enひかりLite重要事項説明書」によると新サービス「enひかりLite」は「専用の通信帯域によるサービスなので混雑時に速度低下する」と記載されています。
本サービス専用に設計した通信帯域にてサービスを提供するためenひかり(以下「通常プラン」といいます。)と比べ混雑時等大幅に速度低下致します。
映像サービスやオンラインゲーム、メタバースサービス、WEB ミーティング等、通信量の多いサービスを常に快適にご利用されたいお客様にはお勧めできない通信品質となります。特に多くの方がインターネットを使う夜間帯等は混雑が発生する可能性が高いサービスです。
「enひかりLite重要事項説明書」の記載事項から注目すべきポイントは以下のようになります。
- 専用の通信帯域によるサービス
- 夜間の混雑時に速度低下する
- 通信量の多い時間帯(夜間)にはおすすめできない
このように、非常に正直というか生々しいサービス説明となっています。
「enひかり(通常プラン)」と同等のオプション「v6スタンダード」
enひかりLiteはenひかり(通常プラン)と比べると「混雑時の通信速度は遅くなる」と明記されているほどのサービスです。
おそらく、夜間(19時~22時くらい?)の通信混雑時間帯になると帯域オーバーによる速度低下(速度制限)が発生すると思われます。
この点において、一時的(月単位)に通常プラン「enひかり」と同様な「夜間でも快適」な通信サービスを利用できるオプションが「v6スタンダード」として提供されます。
一時的に混雑を回避したい場合は、本サービス専用オプション「v6 スタンダード」にて、月単位で混雑の影響を受けにくい通常帯域をご利用いただけます。
enひかりLiteご利用の方が「v6スタンダード」をオプション契約(月単位)することで、夜間でも快適なenひかり(通常プラン)と同等な通信サービスを利用することができる仕組みとなっています。
ただし「v6スタンダード」オプションは月単位の契約オプションとなるため、ある程度の計画性が必要です。
また、「v6スタンダード」オプションの月額オプション料金は月額650円/月となり、月単位でいつでもオプション追加・解除が可能です。
豊富なIPv4 over IPv6オプションは利用できない
enひかり(通常プラン)の特徴のひとつに「豊富なIPv4 over IPv6オプション」というのがあります。
他社サービスにはないenひかり独特なサービスであるため、これらを目当てにenひかりをご契約している方も多いと思います。
ただし、enひかりLiteではその中の以下のオプションは利用することができません。
また以下のオプションにつきましてもご利用頂けません。
・固定 IP サービス
・v6プラス
・transix
・Xpass
・en ひかり forBiz
「v6プラス」が「利用不可」となっていますが、正確には「v6プラス/Transix/Xpassからの選択不可」ということになります。
enひかりLiteは高速通信サービスとして「v6プラス」専用のサービスとなっています。
本サービスをご利用いただくには、「v6 プラス」対応ルーターが必要となります。
このためenひかりLiteご利用の場合には「v6プラス対応ルーターが必要」となります。
enひかり「ルーター大特価キャンペーン」は利用可能
enひかりLiteは高速通信「v6プラス」を前提とした通信サービスなので、v6プラス対応ルーターを別途用意する必要があります。
すでにv6プラス対応ルーターをお持ちの方はそのまま使えばよいですが、お持ちでない場合にはenひかりLite契約時にenひかりのルーター大特価キャンペーンを利用して格安で購入することもできます。
上記キャンペーンページには「enひかり契約者が対象」と記載されていますが、新プラン「enひかりLite」の契約でも対象となるキャンペーンです。
enひかりLiteの提供スケジュール
フレッツ光最安のenひかりLiteは全国一斉にスタートするサービスではありません。
まずは「東京地区」「大阪地区」からの提供開始となり、その他順次対象エリアの拡大が行われていきます。
enひかりLiteに興味がある方はenひかりLite専用サイトで対象地区の確認を行ってみてください。
※enひかりLiteの提供エリアは2024年7月より大幅に拡大されました。
2024年7月時点でのenひかりLite提供エリアは以下のよう拡大されており、ほぼ全国で広く利用できるサービスとなっています。
北海道 | 全域 |
---|---|
東北 | 青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県 |
関東 | 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、群馬県、栃木県、茨城県 |
中部 | 新潟県、長野県、山梨県、静岡県、愛知県、岐阜県、富山県、石川県、福井県 |
関西 | 大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、三重県、和歌山県 |
中国 | 岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県 |
四国 | 香川県、徳島県、高知県、愛媛県 |
九州 沖縄 |
福岡県、大分県、宮崎県、鹿児島県、熊本県、佐賀県、長崎県 沖縄県 |
「ADSL以上enひかり未満」のサービスとは?
enひかりLiteは「フレッツ光最安級」の老舗サービス「enひかり」よりもさらに月額500円ほど安い月額料金のサービスです。
大きな価格メリットがある反面、重要事項説明書には「夜間の通信混雑時には速度低下するのでおすすめできない」という記載もあります。
キャッチコピーに「ADSL以上enひかり未満」との記載もありますが、はたして通信速度的にはどのようになるのでしょうか?
enひかりLite重要事項説明書に記載の「専用の通信帯域によるサービス」について考察してみましょう。
「狭帯域サービス」って何?まず前提知識
「通信帯域」とはフレッツ光網とインターネット網の接続を担っている通信設備の容量(大きさ)です。
帯域が大きければ通信量が多くても快適な通信ができるし、帯域が小さければ通信量が多くなってくると混雑して通信速度が低下してしまいます。
まずはこの「帯域(設備)を提供しているのは誰?」という点について、説明していきます。
IPv4時代のインターネット接続
IPv4時代には多くのISPが自社で設備を持ってフレッツ光回線を使ったインターネット接続サービスを提供していました。
このためISP(プロバイダー)によっては通信速度が速かったり遅かったりしました。
IPv6時代はVNEが一括して接続サービスを提供
IPv6時代になり「v6プラス」「Transix」などの高速通信サービス「IPv4 over IPv6」が登場しました。
IPv4時代と異なりISP(プロバイダー)は自社で設備を持たずにこれらIPv4 over IPv6提供する事業者(VNE)の設備を借りてインターネット接続サービスを提供するように変わってきました。
このため「どのプロバイダーと契約してもv6プラスならどこも同じ通信速度」と言われていたし実際そうでした。
VNEがISP別/サービス別に個別設備(帯域)を提供開始
どのプロバイダーへも同等な回線設備容量(帯域)を貸し出していた大手VNEですが、最近ではプロバイダー別/サービス別に帯域制御の仕組みを提供するようになりました。
これにより、プロバイダーはさまざまな通信サービスを提供できるようになりました。
夜間でも十分高速通信ができる「通常帯域サービス」、ゲームなどping応答時間を最優先した「広帯域サービス」などです。
そして、お昼は十分高速だけど夜間の混雑時にはちょっと遅くなる(帯域不足)というサービスが「狭帯域サービス」です。
「狭帯域」でコストを下げて低価格サービスを実現
「狭帯域サービス」はお昼など比較的通信データ量が少ない時間帯に最適化されており、データ量が増加する夜間になるとちょっと帯域(データ通信容量)が不足して遅くなります。
このため「通常帯域サービス」よりもコストを抑えて安くサービスを提供できる反面、やはり夜間の通信混雑時間帯になると通信速度が低下してしまいます。
つまり「ネット利用はお昼中心」「夜間は使わない、通信速度は必要としない」という利用者に対しては最安級のネット回線サービスを提供できるようになります。
このような「狭帯域」を使った低価格サービスが「enひかりLite」です。
「狭帯域サービス」の通信速度はどうなる?
enひかりLiteは比較的通信量の少ない時間帯に最適化された「狭帯域」によるサービスなので、通信量が増加する時間帯(主に夜間)には混雑による通信速度の低下が予想されます。
実際の通信速度がどうなるのか?についてはまだ始まったばかりのサービスなので未知数ですが、同じ「狭帯域」によるサービスとして先行しているSo-net光minicoの通信速度が参考になります。
enひかりLiteと同様な「狭帯域」を使った低価格光回線であるSo-net光minicoの一日の時間帯別通信速度は以下のようになっています。
※「みんなのネット回線速度」サイトより引用
このようにenひかりLiteと同様な「狭帯域」を使った低価格光回線の先行サービスであるSo-net光minicoの通信速度面からの特徴として「通常時間帯は問題なく高速」「夜間の時間帯になると一般的な光回線よりも通信速度は遅くなる」という特徴があることがわかります。
つまり「帯域」が通信量の少ない時間帯に最適化されていることから、比較的通信量の少ない時間帯「深夜~翌日夕方」は動画視聴も十分可能な通信速度が利用できますが、やはり通信量の多い(混雑する)時間帯である「夜間」になると複数端末での動画視聴は厳しいくらいの通信速度になる、ということです。
これば「狭帯域サービス」の特徴だと言えます。
enひかりLiteの通信速度を予測する
enひかりLiteはまだ始まったばかりのサービスなので、上記のSo-net光minicoのように全国平均としての通信速度がどのようになるのか?はわかりません。
「みんなのネット回線速度」サイトによると、通常プラン「enひかり」の時間帯別の通信速度は以下のようになっています。
enひかり(通常プラン)は夜間の通信混雑時でも十分な帯域を使ったサービスであり、上記のように時間帯によらず常に快適な通信速度が出ています。
enひかりLiteにおいても通信量が増加する「夜間」以外は上記と同じような高速通信が期待できますが、その反面として通信混雑が起こる「夜間の通信速度(赤枠の部分)」については「混雑により通信速度が大幅に制限されます」という状況になるでしょ。
- 通信混雑時(主に夜間)は通信速度が大きく落ちる(速度低下)
- 混雑時以外については上位プランと同等に快適、と思われる
enひかりLiteをおすすめできる人は?
このように「enひかりLite」は「ADSL以上enひかり未満」「あんまり速くない」というキャッチコピーで登場しましたが、常に(一日中)「あまり速くない」わけではないと思われます。
仕組み上「比較的通信データ量の少ない時間帯に最適化された帯域(狭帯域)」によるサービスであるため、お昼・深夜など比較的データ通信量が少ない時間帯においては上位プラン「enひかり」同等の通信速度が期待できます。
そのうえで、データ通信量が増えてくる夜間(19時~22時くらい)になると帯域の不足による速度低下(速度制限)がかかるサービスとなるはずです。
ずばり「昼間利用がメインの人」
enひかりLiteがピッタリ!という方はずばり「お昼のネット利用が中心」の人です。
たとえば若い世代の方で基本的にネット利用はスマホ(モバイル通信)で済ませられるけど、仕事のテレワーク利用などで光回線が必要、などの人は該当します。
また、個人事業主などが日中の仕事場で使う光回線なども「お昼のネット利用中心」となるでしょう。
enひかりLiteが上位プラン「enひかり」より遅くなるのはデータ通信量が増えてくる夜間時間帯なので、夜間(19時~22時くらい)にあまりネットを使わない人にとってはenひかりLiteは非常に安く(日中の)高速通信が利用できる「低価格・高速な光回線」となります。
使ってみて遅かったらどうする?
enひかりLiteは低価格光回線である一方でデータ通信量が増加する夜間の通信速度が遅くなる、という特性があります。
この点について、enひかりLiteは柔軟なサービス設計になっています。
「v6スタンダード」で上位プランと同等へ
まずenひかりLiteには「v6スタンダード」という月単位のオプションサービス(630円/月)が用意されています。
「v6スタンダード」オプションを追加するとその月は上位プラン「enひかり」と同等の帯域(通常帯域)を利用できるようになり、夜間でも快適な通信速度となります。
ただし「v6スタンダード」は月単位のオプションであることから、オプション追加・削除は月単位となり、またその効果(夜間の高速化)も月単位となります。
たとえば「夏休みの二か月間は夜間も快適に使いたい」など計画的に付けうべきオプションとなります。
事務手数料2,200円でプラン変更ができる
また、「enひかりLite」と「enひかり」は事務手数料2,200円を負担することでプラン間の変更が可能です。
「enひかりLite」をご利用の方でも事務手数料2,200円を負担することで契約プランを上位プラン「enひかり」へ変更することができます。
逆も可能で、現在「enひかり」をご利用の方が「夜間はほとんど使わない」という場合においては事務手数料2,200円を負担することで「enひかりLite」へプラン変更することができます。
まとめ、「狭帯域」か?「通常帯域」か?
v6プラスのサービス提供元であるJPIX(旧JPNE)がプロバイダー別/サービス別に通信帯域を制御できるサービスの提供を開始したことで、私たち利用者にとっては光回線選びの選択肢が増えてきました。
簡単な切り分けとして「夜間もたくさん動画を見たいなら通常帯域のサービス」「お昼中心のネット利用なら狭帯域のサービス」という選択肢です。
enひかりLiteとenひかり(通常帯域)の損得勘定
標準的な「夜間でも快適」な帯域を使った「enひかり」と、昼間の通信量に最適化され夜間はちょっと速度不安のある「enひかりLite」の料金体系は以下のようになります。
価格の面から両者の損得を見てみましょう。
費用項目 | enひかりLite | enひかり | |
---|---|---|---|
初期費用 | 事務手数料 | 2,200円(転用・事業者変更) 3,300円(新規) |
|
新規工事費 | 最大16,500円 | ||
月額費用 | 基本料金 | 3,270円/月(マンション) 4,370円/月(戸建て) |
3,520円/月(マンション) 4,620円/月(戸建て) |
高速通信 IPv4 over IPv6 |
標準装備(無料) ※v6プラスのみ |
198円/月 ※以下より選択可能 ・v6プラス ・Transix ・Xpass |
|
割引サービス | 勝手に割り | 以下のスマホプランとセット割引(月額110円割引) ・UQモバイル(全プラン) ・ahamo ・povo1.0/2.0 |
|
契約形態 | 契約期間 | 契約期間の縛りなし | |
解約違約金 | 解約時違約金なし |
新サービス「enひかりLite」は「夜間の通信速度がちょっと不安(遅くなる)」というリスクに対して、料金的には「月額500円ほど安くなる」という圧倒的な価格メリットがあります。
enひかりLiteはenひかり(通常プラン)に対して月額基本料金が安く設定されているうえ、高速通信に必要な「v6プラス」が標準装備(無料)となっていることから月額500円もの価格差があるわけです。
「ネットの利用はお昼中心」「夜間に動画は見ない」という方にとっては今までにない選択肢のひとつとしておすすめです。
夜間利用も多いなら上位プラン「enひかり」
enひかりLiteは比較的データ通信量の少ない時間帯に最適化された帯域を利用したサービスです。
このためコストを抑えた低価格サービスであると同時にデータ通信量が増加する夜間の時間帯には混雑による速度低下が発生してしまいます。
このことから「昼間のネット利用が中心」の方へはenひかりLiteがおすすめ、「夜間も快適に動画視聴したい!」という方には上位プラン「enひかり」がおすすめ、という選択肢になります。
上位プラン「enひかり」は夜間の通信速度も心配することなく、以下のような快適な通信速度を一日中(時間帯によらず)利用することができます。
特に通信混雑による夜間の時間帯においても、以下のように長期間にわたり「安定して高速」な状態を維持しているおすすめの光回線です。
そして上位プラン「enひかり」であっても料金体系はフレッツ光最安クラス、しかも契約縛りなしでの契約形態となります。
費用項目 | enひかり月額料金 | ||
---|---|---|---|
戸建て向け | 集合住宅向け | ||
初期費用 | 契約事務手数料 | 3,300円(新規) 2,200円(転用・事業者変更) | |
標準工事費 | 16,500円(派遣工事・宅内工事あり) 8,360円(派遣工事・屋外工事のみ) 2,200円(派遣なし、局内工事のみ) |
||
月額料金 | 基本料金 | 4,620円/月 | 3,520円/月 |
v6プラス オプション |
198円/月 ※Transixも選択可能(198円/月) |
||
v6プラスルーター レンタル |
提供なし ※特価販売あり |
||
割引サービス | 「勝手に割り」 ※ahamo(アハモ)・povo1.0/2.0・UQモバイルとセット利用で110円/月を割引 |
||
契約 | 契約期間 | 契約期間の縛りなし | |
解約手数料 | なし(無料) | ||
支払い方法 | クレジットカード払い 口座振替払い |
「昼間の利用がメイン」ならenひかりLite、「夜間でも動画をたくさん見る!」なら上位プランのenひかり、という切り分けとなるでしょう。
上位プラン「enひかり」の詳しい情報は以下の記事を参考にしてみてください。
夜間でも「安定・高速」のとくとくBB光
「夜間でもネット利用が多い」という方におすすめのもうひとつの「安くて速い」光回線がとくとくBB光です。
夜間でも安定した高速通信で、かつenひかり(通常プラン)と同程度の価格で人気の光回線です。
すべての時間帯で高速通信
とくとくBB光の全時間帯の通信速度(全国平均)は以下のようになります。
一日を通して通信速度が安定して高速であることがわかります。
夜間の混雑時間帯も安定・高速を維持
そして通信が混雑して通信速度が遅くなりがちな夜間の時間帯での通信速度尾推移が以下のようになります。
※上段の青い線が「v6プラス通信」
直近2年間の夜間の通信速度において、安定して高速通信(約300Mbps)を維持していることがわかります。
とくとくBB光は「安くて速い」人気の光回線サービスで利用者も増加傾向にありますが、利用者増加にたいする回線(帯域)の増強もきちんと行われていることがわかります。
この「夜間でもずっと安定して高速」「時期により速度のバラつきが小さい」というのは光回線を選ぶ点で大切なことであり、この点において「とくとくBB光」は安心して継続利用できるおすすめの光回線サービスです。
とくとくBB光の料金体系・契約形態
とくとくBB光の料金プランおよび契約形態は以下のようになります。
費用項目 | GMO光アクセス ※特別キャンペーン |
||
---|---|---|---|
ファミリー (戸建て) |
マンション | ||
初期費用 | 事務手数料 | 3,300円 | |
基本工事費 ※「新規」の場合 |
26,400円 ※36回分割払い |
25,300円 ※36回分割払い |
|
特典により無料 | |||
月額料金 | 基本料金 | 4,818円/月 | 3,773円/月 |
v6プラス 利用料 |
無料 ※v6プラス標準提供 |
||
v6プラスルーター レンタル |
無料 ※v6プラス対応ルーター無料レンタル |
||
契約形態 | 契約期間 | 3年契約・自動更新なし | |
解約時 違約金 |
解約違約金なし |
新規工事費は36回分割払いでも実質無料
とくとくBB光へ「新規(現在フレッツ光回線を使っていない)」で申し込む場合にはフレッツ光回線の新規工事費が発生し、約26,400円が必要です。
この高額な工事費は36回分割(3年間)での分割払いとなりますが、とくとくBB光を使い続ける限り毎月の工事費割賦金(分割払い金)と同額の割引が適用されることで実質工事費無料となります。
「通常帯域」で最安級の月額料金
とくとくBB光の月額料金は「通常帯域」サービスのフレッツ光回線としては最安級となり以下のようになります。
費用項目 | GMO光アクセス ※特別キャンペーン |
||
---|---|---|---|
ファミリー (戸建て) |
マンション | ||
月額料金 | 基本料金 | 4,818円/月 | 3,773円/月 |
v6プラス 利用料 |
無料 ※v6プラス標準提供 |
||
v6プラスルーター レンタル |
無料 ※v6プラス対応ルーター無料レンタル |
毎月の基本料金および高速通信「v6プラス」の利用に必要な「v6プラスオプション」「v6プラス対応ルーター」までを含めて「月額4,818円(戸建て)/3,773円(マンション)」という価格設定です。
「v6プラスオプション」「v6プラス対応ルーターレンタル」までが無料(標準)で提供されることから、月額費用トータルでフレッツ光コラボ最安級と言えます。
契約は「最低利用期間3年」でも「解約違約金なし」
とくとくBB光の契約形態は「最低利用期間3年」となり、いわゆる「3年縛り」です。
しかし、この契約期間中(契約から3年以内)に解約しても解約時違約金は請求されません。
つまり、実質的に「契約縛りなし」と同じことになっています。
このように夜間でも安定した高速通信を提供するサービスとして「とくとくBB光」はおすすめの光回線です。
安いだけでなく、夜間通信速度の全国平均を見てもずっと「安定して高速」な状態を維持している点に注目です。
キャンペーンにも積極的
とくとくBB光はキャンペーンにも積極的で、特に他社回線からの乗り換えに対するキャンペーン特典がすごいことになっています。
他社回線サービスを解約してとくとくBB光へ乗り換える場合に発生する他社への解約費用をキャッシュバックで補填してくれます。
「ほぼすべての他社回線からの乗り換えをサポート」「ほぼすべての解約費用を補填」というキャンペーンになっており、光回線だけでなくポケットWi-FiやWiMAX、そしてホームルーターなどからの乗り換えについてもほぼ全額をキャッシュバックで補填してくれます。
とくとくBB光の詳しい情報は以下の記事を参考にしてみてください。
「狭帯域サービス」は昼間利用の方の大きな選択肢
「v6プラス」という通信サービスの提供元であるJPIX(旧JPNE)がプロバイダー別/サービス別に帯域制御できるサービスの提供を始めたことで、光回線サービスにおいて「通信速度と価格のバランス」についての選択肢が増えてきました。
いわゆる「狭帯域」という仕組みによる光回線サービスは今まで以上の低価格であるメリットに対して「夜間の混雑時間帯は通信速度が低下する」「お昼の時間帯は十分高速」という仕組みになっています。
「お昼のネット利用がメイン」「夜間の動画はスマホで済ませる」など、夜間の速度低下を気にしない人は今まで以上に安い光回線を選べるようになりました。
※「楽天モバイル UN-LIMIT」と同程度の安さですね!
一方でやはり夜間においても快適に動画視聴したい!という方は安さに惑わされず通常帯域のプランから選ぶ必要があります。
これらの点について、enひかりLite・So-net光minicoなどの低価格サービスは利用者の選択肢が広がるサービスだと言えます。