楽天ひかりの高速通信「クロスパス」徹底解説、速くなる?対応ルーターは?設定は?

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楽天モバイル次世代高速通信規格「クロスパス」 01 楽天モバイルへ乗り換え
本記事はPRによる消費税込みの価格表示です

「楽天ひかり」というフレッツ光コラボをご存じですか?

かつては楽天グループ「旧フュージョンコミュニケーションズ」が「楽天ブロードバンド」という商品群で提供していたフレッツ光関連商品を、楽天モバイル株式会社が新たにフレッツ光コラボとして提供開始したサービスです。

フレッツ光コラボなので他に多くある同様のサービスとなんら変わらないのですが、他社フレッツ光コラボにない特徴は以下の点です。

「楽天ひかり」の特徴

  • 楽天モバイル「UN-LIMIT」とセット割引で安くなる
  • 「Rakuten Casa」で楽天モバイルの自宅基地局になれる
  • 次世代高速通信「クロスパス」対応、現在のところ楽天ひかりのみ

これらの特徴のうち、本記事では楽天ひかりが提供している次世代高速通信方式「クロスパス」について、詳しく説明していきます。

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  1. 楽天ひかりの特徴
    1. 楽天モバイル「UN-LIMIT Ⅵ」とセット割引で安くなる
    2. 「Rakuten Casa」で楽天モバイルの自宅基地局になれる
    3. 次世代高速通信「クロスパス」対応、現在のところ楽天ひかりのみ
  2. 楽天ひかりの料金体系とサービス
    1. 楽天ひかりの標準月額料金
    2. 楽天ひかりの標準初期費用
    3. 楽天ひかりのオプションサービス
    4. 楽天ひかりの契約形態・契約期間
    5. 「楽天ひかり」実施中キャンペーン概要
  3. 楽天ひかりのIPv6通信「クロスパス(DS-Lite)」とは?
    1. フレッツ光回線の問題点
    2. 混雑を回避する「IPv4 over IPv6」
    3. 高速化技術「IPv4 over IPv6」を整理する
    4. 「v6プラス(MAP-E)」か?「クロスパス(DS-Lite)」か?
    5. 楽天ひかりはクロスパス(DS-Lite)標準装備(無料)
    6. 楽天ひかりでクロスパス(DS-Lite)を使うための準備
    7. 楽天ひかりの口コミ・評価
  4. 楽天ひかり「楽天モバイルとセットで1年間無料」キャンペーン
    1. 「楽天ひかり」とは?特徴は?
    2. 「楽天モバイルとセットで1年間無料」キャンペーンの内容は?
    3. キャンペーンはお得なの?損するの?
    4. 「楽天ひかり」の特徴は?
    5. 楽天モバイルのキャンペーンと特徴
  5. 楽天モバイル小型基地局(フェムトセル)「Rakuten Casa」
    1. 「Rakuten Casa」とは?
    2. フェムトセル(小型基地局)とは?
    3. Rakuten Casaは「アンテナ基地局+WiFiルーター」
    4. 楽天モバイルが自宅でつながらないなら「楽天ひかり」
    5. Rakuten Casaの口コミ・評価
  6. 「楽天ひかり」のおすすめの申し込み方
    1. まずは「楽天モバイル」を使ってみよう
    2. 気に入らなければいつでも無料で解約
    3. 気に入ったら自宅は「楽天ひかり」
    4. 「Rakuten Casa」を申し込もう
    5. まずは楽天モバイルと一緒に1年使ってみる
    6. そして速度(クロスパス)に満足なら3年使ってみる
    7. 3年後に「Rakuten Casa」が手放せないなら継続利用、そうでなければ解約
    8. 楽天ひかりの基本的な考え方
  7. まとめ
    1. 楽天ひかりを申し込むべき人
    2. 楽天ひかりにメリットのない人はどうする

楽天ひかりの特徴

冒頭で書きましたが、楽天ひかりはフレッツ光コラボなので、サービス内容や通信品質においては他社のフレッツ光コラボと大きく変わることはありません。

ただし、楽天グループの光コラボとして、以下の特徴があります。

「楽天ひかり」の特徴

  • 楽天モバイル「UN-LIMIT」とセット割引で安くなる
  • 「Rakuten Casa」で楽天モバイルの自宅基地局になれる
  • 次世代高速通信「クロスパス」対応、現在のところ楽天ひかりのみ

楽天モバイル「UN-LIMIT Ⅵ」とセット割引で安くなる

楽天ひかりの第一の特徴として「楽天モバイルとセットで1年間無料」というキャンペーンが挙げられます。

「使わなければその月は0円」「どんなに使っても上限3,278円」という料金プランで人気の楽天モバイル「UN-LIMIT Ⅵ」と楽天ひかりを同時に利用することで、楽天ひかりの利用料金が1年間無料となるキャンペーンです。

楽天ひかりや楽天モバイルの「安さ」「お得さ」に関する特徴ですが、この特徴については以下の記事でまとめています。

「Rakuten Casa」で楽天モバイルの自宅基地局になれる

次の特徴として、楽天モバイルと楽天ひかりをご利用で、かつ自宅で楽天モバイルの電波(自社回線)が不安定・エリア外である場合、「Rakuten Casa」という小型基地局を楽天ひかりに接続することで、自宅が楽天モバイル自社回線エリアとなる、という仕組みが提供されます。

「Rakuten Casa」を導入(実質無料)することで、自宅がバリバリの楽天モバイル自社回線エリアとなり、「ギガ使い放題で月額最大3,278円」の楽天モバイルを使い倒すことができます。

「Rakuten Casa」って何?どうやって使う?料金は?などについて、以下の記事でまとめています。

次世代高速通信「クロスパス」対応、現在のところ楽天ひかりのみ

そして、割引サービスや楽天モバイルとのセット戦略以外での「フレッツ光コラボの高速化」として、楽天ひかりは新サービス「クロスパス」という高速通信サービスを提供しています。

ここからは、楽天ひかりのネット回線としての実力として、この「クロスパス」について詳しく説明していきます。

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楽天ひかりの料金体系とサービス

楽天ひかりの標準月額料金

まず、楽天ひかりの標準月額料金を見てみましょう。

楽天ひかりはいつでも何かのキャンペーンを実施していますが、まずはキャンペーン適用を除いての基本的な月額料金は以下のように定められています。

費用項目 ファミリープラン
(戸建て向け)
マンションプラン
(集合住宅向け)
月額費用 基本料金 4,180円/月 5,280円/月
オプション料金
IPv6クロスパス
0円(無料)
※別途「クロスパス対応ルーター」が必要

楽天ひかりは高い?安い?

楽天ひかりの基本的な(キャンペーン特典抜きで)月額料金は「ファミリープラン(戸建て向け)」で月額5,280円/月、「マンションプラン(集合住宅向け)」で月額4,180円/月が基本です。

この基本的な月額料金が「高い?」「安い?」というと、フレッツ光コラボでは「普通ですね」と言えます。

ドコモ光・auひかり・ソフトバンク光など、スマホとセットでの割引前提の光コラボよりは月額500円ほど安く、また大手通信キャリア以外でのフレッツ光コラボ商品としては「普通ですね」という料金体系です。

高速通信「クロスパス」無料提供

フレッツ光の夜間の速度低下を回避し、利用者の多い夜間の時間帯でも快適な通信サービスを提供してくれるのが「IPv4 over IPv6」通信サービス、もはやフレッツ光回線には必須の通信サービスです。

そして、楽天ひかりではこの「IPv4 over IPv6」通信サービスの中で最新鋭の「クロスパス」という通信サービスを無料で提供してくれます。

楽天ひかりの基本的な接続方法は従来通りの「IPv4通信によるPPPoE認証」ですが、別途「クロスパス」を申し込むことで「IPv6によるIPoE認証」「フレッツ光の速度低下を回避するIPv4 over IPv6サービス」を利用できるようになります。

「クロスパス」の利用料金は無料、ただし別途「クロスパス」対応のルーターが必要となります。

ココがおすすめ

  • 楽天ひかりの標準料金は高くない、いたって普通
    ⇒ ここからキャンペーンで安くなる
  • 高速通信「クロスパス」は無料で利用可能
    ⇒ ただし別途対応ルーターが必要

楽天ひかりの標準初期費用

つぎに、楽天ひかりの初期費用を見てみましょう。

費用項目 ファミリープラン
(戸建て向け)
マンションプラン
(集合住宅向け)
初期費用 初期登録費 880円(新規)
1,980円(転用・事業者変更)
工事費 16,488円(新規)
0円(転用・事業者変更)
19,800円(新規)
0円(転用・事業者変更)

「登録費用」が必要

NTTフレッツ光回線の「転用」や「事業者変更」ができるようになって以来、以前はなかった「初期手数料」「登録事務手数料」などの名目での費用を徴収する事業者が増えてきました。

現在ではこの登録費用は一般的になってきています。

楽天ひかりでも初期登録費が必要、「新規」での申し込みで880円、「転用」「事業者変更」での申し込みで1,980円です。

工事費用は高くない、36回分割払いに注意

また、「新規」での申し込みの場合にはNTTフレッツ光回線の引き込み工事が必要、この工事費用が「ファミリープランで19,800円」「マンションプランで16,488円」となります。

この工事費用は「高い?」「安い?」と考えると「いたって普通の工事費用」となります。

ただし、楽天ひかりの工事費の注意点としては工事費一括払いではなく「36回分割払い」となる点です。

総額では「ファミリープラン19,800円」「マンションプラン16,488円」ですが、実際には「ファミリープラン550円/月(36回払い)」「マンションプラン458円/月(36回払い)」の36回分割払いとなります。

分割払いの工事費は36か月間の月額料金に毎月上乗せして請求されます。

36回分割払いであるため、36回(3年間)以前に解約する場合には工事費の残債が最終月に一括請求されます。

ココに注意

  • 楽天ひかりの工事費(新規の場合)は高くない、普通
  • ただし「工事費は36回分割払い」に注意

楽天ひかりのオプションサービス

ひかり電話はNTT東西と契約

楽天ひかりをご利用の場合、自宅の固定電話として「ひかり電話」をオプション契約することができます。

ただし、楽天ひかりの「ひかり電話」はコラボ事業者としての楽天モバイル株式会社が提供しているのではなく、NTT東西が直接提供する「ひかり電話」を契約し楽天ひかり回線で利用する、という形態になります。

このため、楽天ひかりをご利用の方がひかり電話もご利用になる場合には、楽天ひかりの申込(契約)とは別にNTT東西へ「ひかり電話」を申し込み(契約)する必要があります。

当然、楽天ひかり回線に関する費用はプロバイダー費用もフレッツ光回線費用も楽天モバイル株式会社より請求されますが、ひかり電話の料金(機器レンタル料含む)は直接NTT東西より請求される、ということになります。

最近では多くのコラボ事業者が直接「ひかり電話」を自社ブランドで取り扱っており、ひかり電話の契約や請求も回線サービスに加算されて請求される形態が多いですが、楽天ひかりの場合には「ひかり電話はNTT東西と直接契約」という点に注意が必要です。

ただし、料金的には多くのコラボ事業者が提供するひかり電話と同じ料金体系となるため、費用に関して「損・得」はありません。

フレッツ・テレビ

また、ひかり電話と同様に「フレッツ・テレビ」も直接NTT東西と契約することになります。

フレッツ・テレビについても、事業者独自で提供しているコラボ事業者も増えてきましたが、楽天ひかりではNTT東西と直接契約になります。

ひかり電話についてもフレッツ・テレビについても、「NTT東西と直接契約」であっても「コラボ事業者提供」であってもサービスそのものは同じ(NTT東西が運用)であり、ほとんどの場合各種料金やレンタル機器も同じものなので、サービスに違いはありません。

ただ、ひかり電話と同様に請求元が異なる、という点が違うと思えばよいでしょう。

ココに注意

  • 楽天ひかりで「ひかり電話」「フレッツ・テレビ」利用可能
  • ただし、NTT東西へ直接申し込み・契約となる、請求もNTT東西から

楽天ひかりの契約形態・契約期間

楽天ひかりの初期費用と月額料金体系

ここまで説明してきたように、楽天ひかりの基本的な(キャンペーン適用しない)月額料金と初期費用は以下の通りです。

そして、この条件での楽天ひかりの契約期間は「契約期間の縛りなし」という契約が基本となります。

つまり、「いつ解約しても解約時の違約金などは不要」という契約です。

キャンペーンにより月額料金と契約期間が変わってくる

しかし、楽天ひかりは常にキャンペーンを実施しており、このキャンペーンが適用されることで月額料金や初期費用が大幅におトクになります。

そして、なにかのキャンペーンが適用された契約においては「2年契約・自動更新あり」または「3年契約・自動更新あり」での契約となります。

つまり、料金的にすごくお得なキャンペーンを適用してくれるかわりに、一定期間の定期利用契約となる、ということです。

楽天ひかりはこの「ファミリータイプで5,280円/月」「マンションタイプで4,180円/月」という基本的な月額料金に対して、随時キャンペーンにより「月額料金の割引額」と「契約期間」が変わってきます

注意すべきは「契約期間が適用されるキャンペーンで変わる」という点です。

契約期間について、まず楽天ひかりの基本的な契約形態は「契約期間の縛りなし(解約違約金なし)」となりますが、なにかのキャンペーンが適用されると「2年契約自動更新あり」や「3年契約自動更新あり」での契約となります。

よって、楽天ひかりを契約する場合には各種料金以外に「キャンペーンは適用されるのか?」「適用されるキャンペーンによって契約期間はどうなるのか?」に注意が必要です。

つまり、楽天ひかりを契約する場合には、契約時に適用されるキャンペーン内容だけでなく、そのキャンペーンの適用条件が「2年契約自動更新あり」なのか「3年契約自動更新あり」なのかも確認しておく必要があります。

キャンペーン適用での契約では解約時の違約金も必要

そして、キャンペーン適用により「2年契約自動更新あり」または「3年契約自動更新あり」での契約となった場合、当然ながら契約更新月以外での契約解除(解約)では「契約解除料金(違約金)」が必要となります。

この違約金についても、適用されるキャンペーンにより条件(金額)がことなるため、契約前に確認が必要です。

ココに注意

  • 楽天ひかりは適用キャンペーンにより契約条件(定期利用契約)が異なる
  • 契約期間・違約金など、キャンペーンと同時に確認しておこう!

「楽天ひかり」実施中キャンペーン概要

さて、ここまでが楽天ひかりの標準仕様ですが、これに対して適用されるキャンペーンで料金体系や契約形態がどう違ってくるのかを最新の適用キャンペーンで見てみましょう。

現在楽天ひかりで適用されるキャンペーンの概要は以下の通りです。

楽天ひかり実施中キャンペーン概要

  • 楽天モバイルと一緒に使うと1年間無料
  • 楽天モバイルと一緒に使わなくても1年間大幅割引
  • 契約期間の縛りは3年、更新月以外の解約違約金は10,450円

楽天モバイルと一緒に使うと1年間無料

まず、スマホで楽天モバイルをご利用であれば、楽天ひかりは「1年間月額料金無料」となります。

「ファミリープラン(戸建て向け)」も「マンションプラン(集合住宅向け)」もどちらも「1年間月額料金無料」です。

費用項目 ファミリープラン
(戸建て向け)
マンションプラン
(集合住宅向け)
月額費用 基本料金 0円/月(1年目)
4,180円/月
0円/月(1年目)
5,280円/月(2年目以降)
オプション料金
IPv6クロスパス
0円(無料)
※別途「クロスパス対応ルーター」が必要

2年目からは正規の月額料金となりますが、最初の1年無料だけで実質63,360円もの割引(またはキャッシュバック)と同等になります。

楽天モバイルをご利用の方で、「安くて速い光回線」を探している方はぜひ「まずは1年間使ってみる」ということをおすすめします。

楽天モバイルと一緒に使わなくても1年間大幅割引

また、楽天モバイルをご利用でなくても1年間の月額料金が大幅割引されます。

費用項目 ファミリープラン
(戸建て向け)
マンションプラン
(集合住宅向け)
月額費用 基本料金 1,980円/月(1年目)
4,180円/月
3,080円/月(1年目)
5,280円/月(2年目以降)
オプション料金
IPv6クロスパス
0円(無料)
※別途「クロスパス対応ルーター」が必要

この場合、ファミリープラン・マンションプランともに総額26,400円の割引(またはキャッシュバック)相当になります。

楽天モバイルと一緒に使った場合の割引(1年間無料)ほどのインパクトはありませんが、先に説明したように楽天ひかりの標準料金はフレッツ光コラボの中では「まぁ安いほう」なので、最新の高速通信サービス「クロスパス」を試してみるのも良いでしょう。

契約期間の縛りは3年、更新月以外の解約違約金は10,450円

そして、このキャンペーンが適用された場合の契約形態は以下のようになります。

契約形態 定期利用契約 3年契約・自動更新あり
契約更新月 37か月目(1か月間)
契約解除料金
※契約更新月以外
10,450円

契約期間の縛りは「3年契約・自動更新あり」です。

3年ごとに契約更新月が訪れ、契約更新月以外での解約については契約解除料10,450円が請求されます。

楽天モバイル契約者ならまずは1年使ってみるべき!

楽天モバイルをご利用の方なら、楽天ひかりは1年間の月額料金が0円です。

もし、1年使って気に入らなかった場合、解約しても違約金10,450円のみの料金となり、平均すると月額435円となります。

楽天モバイル契約者なら1年使って解約しても月額たったの435円です。

楽天モバイル契約者であれば、まずは1年使ってみて高速通信サービス「クロスパス」の通信速度や自宅小型基地局「Rakuten Casa」の使い勝手など、じっくり確かめてみると良いでしょう。

なお、実施中キャンペーンの詳しい情報は以下の記事を参考にしてください。

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楽天ひかりのIPv6通信「クロスパス(DS-Lite)」とは?

楽天ひかりの大きな特徴は最新の高速通信サービス「クロスパス」が無料提供される、という点です。

ここからは、楽天ひかりの大きな特徴である「クロスパス」とは何?について説明していきます。

フレッツ光回線の問題点

楽天ひかりはフレッツ光回線を使ったフレッツ光コラボなので、回線契約もプロバイダー(接続)契約もすべてコミで提供されます。

そして、現在のフレッツ光には共通の問題があります。

現在のインターネットはスマホや動画・音楽などのリッチコンテンツの爆発的な普及により、お昼・夕方以降の通信の混雑時間帯になると動画再生もスムーズにできないほど速度低下してしまいます。

これは光回線が込み合っているのではなく、フレッツ光網とインターネットの接続点で行われている「接続認証が混雑して、認証待ちが発生している」からです。

光回線には余裕があっても、データ通信の度に行われる接続認証が待たされていることで、通信の混雑時間帯では通信速度が低下しています。

混雑を回避する「IPv4 over IPv6」

この「接続認証が混雑し、待たされている」という問題を解決する技術・通信方式が「IPv4 over IPv6」という技術です。

「IPv4 over IPv6」という技術を使った通信サービスを使うことで、「混雑している接続認証を迂回できる」ことで通信速度の低下を回避することができます。

すでにこのサービスは広く普及しており、「v6プラス」や「Transix」などのサービスがシェアを占めています。

高速化技術「IPv4 over IPv6」を整理する

現在日本国内でサービス提供されている「IPv4 over IPv6」サービスをまとめると、以下の5つのサービスとなります。

高速化の考え方 技術規格 サービス商品
※通信サービス
サービス名称 提供元(VNE)
IPv4 over IPv6
※なりすまし
MAP-e v6プラス 日本ネットワークイネイブラー
IPv6オプション BIGLOBE
OCNバーチャルコネクト NTTコミュニケーションズ
DS-Lite Transix インターネットマルチフィード
クロスパス アルテリアネットワークス

ここで注意すべきは「技術規格」である「MAP-E」か「DS-Lite」か、という点です。

技術規格が同じであれば、サービス商品が違っても基本的な通信規格は同じものとなります。

楽天ひかりが提供している「クロスパス」は技術規格が「DS-Lite」方式であり同規格のサービスには「Transix」があります。

「v6プラス(MAP-E)」か?「クロスパス(DS-Lite)」か?

この「混雑している接続認証を迂回」することで通信混雑を迂回して速度低下を回避できる仕組みにはいくつかのサービスがあります。

「v6プラス」「Transix」「OCNバーチャルコネクト」など、そして楽天ひかりが提供する「クロスパス」です。

サービスには複数ありますが、基本的な技術(混雑を迂回する技術)には2通りあり「MAP-E」と「DS-Lite」に分けられます。

「MAP-E」技術の代表的サービスは「v6プラス」、「DS-Lite」技術の代表的サービスは「Transix」です。

では、どちらの技術が優れている?どちらが速い?というと「どちらも優れていて、同じくらい速い」となります。

なぜなら、これらの技術は「通信を速くするための技術」ではなく、単に「混雑している接続認証を迂回する」だけの技術だからです。

なので、「IPv4 over IPv6」に対応している技術であれば、「MAP-Eがいい?DS-Liteがいい?」というのはあまり考える必要はありません。

楽天ひかりはクロスパス(DS-Lite)標準装備(無料)

楽天ひかりも「混雑している接続認証を迂回するIPv4 over IPv6」サービスに対応しています。

楽天ひかりが提供している「IPv4 over IPv6」サービスは「クロスパス」というサービスで、技術的にはTransixと同じ「DS-Lite」方式の技術になります。

楽天ひかりでは、この「クロスパス」による高速通信サービスを標準機能として無料(追加料金なし)で提供しています。

楽天ひかりでクロスパス(DS-Lite)を使うための準備

楽天ひかりを利用する場合は、ぜひこの高速通信サービス「クロスパス」を利用すべきです。

むしろ、「クロスパス」を利用しない場合にはお昼・夕方以降の通信の混雑時間帯では動画再生もできないほどの低速通信となることを覚悟しないといけません。

楽天ひかりで「クロスパス」を利用するためには、大きく2つの手続き・手順があります。

NTTフレッツ光のIPv6オプションを契約する

楽天ひかりの「クロスパス」はIPv6を利用したサービスです。

そのため、NTTフレッツ光の「IPv6オプション」を契約する必要があります。

「契約」が必要ですが初期費用や月額料金は一切不要、「申し込み」という感じです。

そして、楽天ひかりを利用契約した場合の「NTTフレッツ光IPv6オプション」の申し込み手続きは楽天ひかり側が手続き代行してくれます。

「クロスパス」対応ルーターの準備

インターネットに接続するためにはルーターが必要です。

そして楽天ひかりの「クロスパス」を利用するためには、そのルーターが「クロスパス対応ルーター」である必要があります。

「クロスパス」の基本技術はTransixと同じ「DS-Lite方式」なので、広く普及しているTransix対応ルーターであれば、少し設定を変更することで「クロスパス」で利用することができます。

ただし、あまり機械いじりに自信のない方は楽天ひかりが動作確認し設定手順まで公開している「楽天ひかり認定のクロスパス対応ルーター」を購入したほうがい良いでしょう。

楽天ひかりのIPv6(クロスパス)対応ルーター | 楽天モバイル

楽天ひかりの口コミ・評価

楽天ひかりの速さ自慢

楽天ひかりのお手軽自慢

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楽天ひかり「楽天モバイルとセットで1年間無料」キャンペーン

「楽天ひかり」とは?特徴は?

「楽天ひかり」は楽天モバイルが提供しているフレッツ光コラボによる光回線サービスです。

以前は「楽天コミュニケーションズ社(旧フュージョンコミュニケーションズ)」が楽天ひかりを提供していましたが、楽天グループの再編により楽天モバイルへ引き継がれました。

回線品質(速度)はフレッツ光回線なのでどこもあまり変わらず、高速通信サービス「クロスパス(DS-Lite)」にも対応しています。

フレッツ光回線として品質が他と変わらないなら、あとは「楽天ひかりっておトクなの?」で検討すればよいでしょう。

「楽天モバイルとセットで1年間無料」キャンペーンの内容は?

そして「楽天ひかり」が現在実施しているキャンペーンが「楽天モバイルとセットで1年間無料」キャンペーンです。

通常は戸建てタイプで月額5,280円、マンションタイプで月額4,180円の楽天ひかりが、楽天モバイル「UN-LIMIT」を契約中であれば「1年間無料」となるキャンペーンです。

また、楽天モバイルは「あまり使わない月(1GB/月未満)は無料」の4段階従量制プランとなっているので、楽天モバイル&楽天ひかりを利用した場合の毎月の料金イメージは以下のようになります。

楽天モバイル
UN-LIMIT V
楽天ひかり
1年目 無料
~3,278円/月
無料
2年目以降 無料
~3,278円/月
4,180円/月(マンションタイプ)
5,280円/月(戸建てタイプ)

キャンペーンはお得なの?損するの?

楽天ひかりはフレッツ光回線を使ったサービス、そして高速通信「クロスパス(DS-Lite)」にも対応しています。

フレッツ光コラボとして「おトク?損?」を考える場合には、フレッツ光コラボ最安級の「enひかり」と比較してみると良いです。

フレッツ光最安級のサービス | enひかり

「enひかり」はフレッツ光最安クラスかつ契約の縛りのないシンプルプランで人気のフレッツ光コラボ、戸建てタイプ月額4,730円、マンションタイプ月額3,630円です。

この両者を3年間の利用を前提に3年総額を比較してみると、以下のようになります。

enひかり 楽天ひかり
1年目 4,730円 無料
2年目以降 4,730円 5,280円
3年総額 170,280円 126,720円

フレッツ光最安級の「enひかり」が3年間の総額170,280円とこれでも十分安いのですが、楽天ひかりのキャンペーン適用価格では126,720円と驚くほど安くなります。

楽天モバイル「UN-LIMIT」と一緒に使うなら、楽天ひかりは(3年利用を前提に)非常にお得な光回線と言えます。

「楽天ひかり」の特徴は?

高速通信「クロスパス(DS-Lite)」標準対応

フレッツ光回線は国内最大のユーザーを抱えることから、お昼や夕方の通信の混雑する時間帯になると通信速度が非常に遅くなります。

これはフレッツ光とインターネットの接続地点である「PPPoE認証」が込み合ってくるからです。

この混雑地点を迂回して通信の混雑時間帯であってもサクサクの通信ができる仕組みが「クロスパス(DS-Lite)」や「v6プラス」です。

もはや、フレッツ光回線では必須のサービスになりました。

楽天ひかりでは「クロスパス(DS-Lite)」に標準対応(無料)しており、お昼・夕方の通信の混雑時間帯であっても通信速度が遅くなることはありません。

次世代規格IPv6とは | 楽天モバイル

自宅が楽天モバイル自社回線エリアになる「Rakuten Casa」対応

自宅の光回線が楽天ひかりであれば、自宅が楽天モバイル自社回線エリアになります。

楽天モバイルが提供する「Rakuten Casa」という小型4G基地局を楽天ひかりに接続することで、「Rakuten Casa」が楽天モバイル自社回線の小型基地局(アンテナ)になる仕組みです。

Rakuten Casa | 楽天モバイル

楽天ひかり利用者であれば、簡単な手続きで「Rakuten Casa」をレンタルすることができます。

利用料金は初期費用が3,000円、月額費用は無料、解約時(撤去時)の費用は機器(Rakuten Casa)の返送料負担、となります。

なお、初期費用3,300円は後日楽天ポイントで全額還元されるため、実質無料となります。

楽天ひかりは安くて便利、楽天モバイルとセット利用におすすめ

楽天ひかりは楽天モバイル「UN-LIMIT」とセットで1年間無料で実質フレッツ光最安となります。

また、楽天ひかり利用者は楽天モバイルの小型基地局「Rakuten Casa」を利用できることで、自宅が楽天モバイル自社回線エリアに変身します。

楽天モバイルは周波数帯が1.7GHzと少し高周波なので障害物や自宅内では繋がりにくいという特徴があります。

しかし、自宅内に「Rakuten Casa」があればつながりにくいなんてことはなくなります、だって自宅内に基地局があるんですから。

また、自宅内が自社回線エリアになると「UN-LIMIT」もギガ使い放題となります。

※ただし光回線があるので自宅内で「UN-LIMIT」がギガ使い放題になってもあまりメリットはありませんが・・・

「3年契約自動更新」なので解約タイミングに注意

注意してほしいのは、楽天ひかりの契約形態は「3年契約自動更新」であることです。

3年間の継続利用と3年目に訪れる「契約更新月」以外での解約では違約金10,450円が請求される、という契約形態です。

よって、楽天ひかりをご利用になる場合には「まずは3年間きちんと使ってみる」ということになります。

※ただし、1年で解約しても違約金は10,450円で月額料金は無料、「1年間10,450円のフレッツ光回線」と考えると、やはりフレッツ光最安です。

楽天モバイルのキャンペーンと特徴

「3か月無料」キャンペーン

楽天ひかりは楽天モバイル「UN-LIMIT」と一緒に使わなければ意味がありません。

楽天モバイル「UN-LIMIT」は月額3,278円でギガ無制限、さらには通話料無料・SMS送受信無料のサービスまであります。

弱点はまだ楽天モバイルの自社回線エリアが狭いため、多くの地域でKDDI(au)の電波を借りて運営していることです。

そして、楽天モバイル自社回線エリアが広がったとしても、電波の周波数帯が他社より少し高い「1.7GHz」であるため、他社よりも建物内での繋がりやすさが劣ることが心配されます。

そんな心配もありますが、楽天モバイル「UN-LIMIT」は現在「3か月間無料」のお試しキャンペーンを実施しています。

月額料金も無料、初期費用も無料、いつでも解約できて違約金も無料です。

自宅に遊んでいるスマホがあるなら、お試し気分で楽天モバイル「UN-LIMIT」を3か月間使ってみることをおすすめします。

楽天自社回線エリアならギガ使い放題

楽天モバイル「UN-LIMIT」は楽天モバイル自社回線エリア内であればギガ無制限の使い放題になります。

月額3,278円でギガ無制限、さらに楽天自慢のRCSアプリ「Rakuten LINK(楽天リンク)」を使えば、通話料無料・SMS送受信無料のサービスも利用できます。

現時点ではまだ自社回線エリアが狭いのですが、予定を超える速さで自社回線エリアは拡大されているので、今後に期待ではあります。

自社回線エリア外でもau回線が5ギガ使える

楽天モバイル「UN-LIMIT」は全国で使えますが、楽天モバイル自社回線エリア以外のエリアはKDDI(au)の回線を借りて「パートナーエリア」として運用しています。

自宅エリアが楽天自社回線エリアでなくても、高速・高品質なauの電波が月額3,278円で月に5ギガまで使えます。

月に5ギガを超過しても動画視聴にも十分な「低速通信でも1Mbps」の比較的高速通信が無制限で使えます。

つまり、「自宅は楽天モバイル自社回線エリアではない」という方も、月額3,278円でau回線が5ギガ使えて低速通信でも1Mbpsと、十分おトクな仕様になっています。

そして「楽天ひかり」とセットで自宅が自社回線エリアに!

そして、楽天モバイル「UN-LIMIT」とセットで使うと「楽天ひかり」がお得になる、というのが今回のポイントです。

楽天モバイルと一緒に使うと「楽天ひかり」の月額料金が1年間無料、それによって3年間の総額で楽天ひかりはフレッツ光最安の光回線となります。

また、自宅が楽天モバイル自社回線エリアではない、または自社回線の電波が弱い、という方でも楽天ひかりを使えば自宅が楽天モバイル自社回線エリアになります。

この二点が「楽天ひかり」のおすすめポイントになります。

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楽天モバイル小型基地局(フェムトセル)「Rakuten Casa」

「Rakuten Casa」とは?

楽天モバイルの弱点は「自社回線エリアがまだ狭い」「周波数帯が少し高い(1.7GHz)ので自宅内の電波が弱い場合がある」という点です。

自社回線エリアは予定以上の速さで広がっていますが、エリアが広がっても自宅での繋がりやすさはまた別の話です。

そして、楽天ひかりを使えば「自宅が楽天モバイル自社回線エリアになる」「自宅に楽天モバイルのアンテナ基地局を設置できる」というメリットがあります。

この仕組みを実現するのが、楽天ひかりで提供されている「Rakuten Casa(楽天カーサ)」という小型基地局(フェムトセル)のサービスです。

フェムトセル(小型基地局)とは?

自宅に設置できる楽天モバイルの小型基地局「Rakuten Casa」は特別な仕組みではなく、単純に「楽天モバイルのアンテナ基地局」「小規模用の小型基地局」として設計された基地局で「フェムトセル」と呼ばれる機械です。

「フェムトセル(小型基地局)」は楽天モバイルだけでなく、ドコモ・au・ソフトバンクでも自宅での電波環境が悪い方を対象に提供されています。

スマホを使うためにはスマホとアンテナ基地局が電波でつながり、さらにアンテナ基地局と楽天モバイルのシステムが光回線でつながることで、通信が可能となります。

この通信の仕組みにおいて、楽天モバイルの電波を出すアンテナ基地局が「Rakuten Casa」であり、アンテナ基地局(Rakuten Casa)と楽天モバイルのシステムが繋がる光回線が「楽天ひかり」という配置になります。

Rakuten Casaはフェムトセルという「楽天モバイル小型基地局」であり電波法に基づき楽天モバイルの電波を出力しています。

そのため、Rakuten Casaを設置した場合には事業者(楽天モバイル)が管理監督省庁(総務省)へ設置場所(あなたの住所)・運営責任者(あなたの氏名・連絡先)を報告する義務があります。

ただし、総務省の管理監督対象はあくまで事業者(楽天モバイル)ですから、あなたの住所・氏名が公開されたり総務省から直接何か言われたりすることはありません。

無線局免許状等情報 | 総務省ホームページ

Rakuten Casaは「アンテナ基地局+WiFiルーター」

Rakuten CasaにはWiFi機能が付いています。

つまり、Rakuten Casaとは「楽天モバイルの小型基地局とWiFiルーターが合体」したものです。

Rakuten Casaを自宅の楽天ひかりに接続することで、楽天モバイルアンテナ基地局になり、かつWiFiルーターにもなる、という仕組みです。

楽天モバイルが自宅でつながらないなら「楽天ひかり」

「Rakuten Casa」を自宅に設置すると、Rakuten Casaから楽天モバイルの電波が出るようになります。

いままで自宅が楽天モバイル圏外であったり電波が弱かったとしても、Rakuten Casaを設置すると自宅が楽天モバイル自社回線のアンテナになるわけです。

自宅で楽天モバイルが繋がりにくい、という人はぜひ「Rakuten Casa」を設置して、自宅を楽天モバイル自社回線エリアにしてみましょう。

Rakuten Casaの口コミ・評価

楽天モバイル公式も「Rakuten Casaでお願い!」

管理人
管理人
10月28日は東京都内でKDDI(au)のパートナーエリアが縮小し始めた日。

「さっそく自宅の電波状況が悪くなった」とのツイートに楽天モバイル公式がすかさず「Rakuten Casaでお願いします!(笑)」

自宅以外でもいろんなところで使われてる「Rakuten Casa」

管理人
管理人
楽天モバイルに限りませんが、電波の届きにくい場所にフェムトセル(小型基地局)を設置して電波状況を改善しています。

楽天ひかりの「Rakuten Casa」もいろんなところで見つかっていますね。

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「楽天ひかり」のおすすめの申し込み方

まずは「楽天モバイル」を使ってみよう

「楽天ひかり」を契約する前に、まずは楽天モバイル「UN-LIMIT V」を使ってみましょう。

楽天ひかりは楽天モバイル「UN-LIMIT」の利用前提のフレッツ光コラボであり、楽天モバイル「UN-LIMIT」の利用がなくてはおトクでもなければ便利でもありません。

まずは楽天モバイル「UN-LIMIT」を使ってみましょう。

気に入らなければいつでも無料で解約

楽天モバイル「UN-LIMIT」は初期費用無料・解約時の違約金も不要、月額料金も「使った分だけ」「あまり使わない月(1GB/月未満)なら無料」という4段階従量制プラン、とお試し利用がしやすいプランになっています。

楽天モバイル自社回線エリアならギガ無制限、パートナーエリア(au)でも月5ギガまで使えて5ギガ超過後も1Mbpsで動画もみることができます。

自社回線エリアでもパートナーエリアでも、Rakuten LINK(楽天リンク)を使えば通話料無料・SMS送受信料無料になります。

そして、なにより契約の縛りがないので、使ってみて気に入らなければいつでも違約金なしで解約できます。

今なら楽天モバイルはお試し気分で利用することができます。

気に入ったら自宅は「楽天ひかり」

楽天モバイル「UN-LIMIT」を使ってみてある程度気にいってから楽天ひかりを申し込むと良いでしょう。

楽天ひかりは楽天モバイルの無料期間とは関係なく、楽天ひかりの利用開始から1年間無料です。

なお、万が一楽天ひかりの契約後に楽天モバイルを解約する場合には、楽天ひかりも一緒に解約すべきです。

楽天ひかりは楽天モバイルと一緒に使わないとお得でもないし便利でもありません。

「Rakuten Casa」を申し込もう

楽天ひかりが開通したら「Rakuten Casa」を申し込んでみましょう。

現在、Rakuten Casaは全国で使えるエリアが広がっていますが、まだ一部の九州などではRakuten Casaは使えないなどのエリア制限もあります。

ただし、Rakuten Casaの対応エリアも広がっているので、エリア外だったとしても少し待ってからまた申し込んでみると良いです。

「Rakuten Casa」の提供条件として楽天ひかりでは以下の適用条件を提示しています。

個人のお客様
  • 楽天モバイル(楽天回線)を契約(※1)していること
  • 楽天回線対応製品を使用(※2)していること
  • 楽天モバイルが指定するインターネット回線を契約(※3)していること
  • 楽天モバイル(楽天回線)のご契約住所にRakuten Casaを設置(※4)いただくこと
  • Rakuten Casaの設置規約および重要事項説明書にご同意いただくこと
法人のお客様
  • 楽天モバイルが指定するインターネット回線を契約していること
  • Rakuten Casaの設置規約にご同意いただくこと

(※1)「楽天モバイル(楽天回線)を契約していること」とは?

「楽天モバイル(楽天回線)」というと、「?」と思う方も多いと思いますが、「楽天モバイルのUN-LIMIT Vプラン」と置き換えてもらえると良いです。

楽天モバイルは現在自社回線エリアをもつ「第四のキャリア」としてサービス提供していますが、それまではドコモ・auから回線を借りて提供する格安SIM(MVNO)のサービスを行っていました。

そのため、自社回線設備(UN-LIMITプラン)でのサービスを「楽天モバイル(楽天回線)」と表記し、ドコモ・auから回線を借りているサービスを「楽天モバイル(ドコモ・au回線)」と分けて表記する場合があります。

(※2)「楽天回線対応製品を使用していること」とは?

Rakuten Casaを自宅に設置し、初期設定を行う場合にスマホに初期設定用アプリをインストールして設定する必要があります。

そのため、楽天モバイルの自社回線エリアまたはパートナーエリアでデータ通信ができるスマホが必要となります。

これを「楽天回線対応製品」と表記しています。

つまり、楽天モバイルが自社回線エリア・パートナーエリア(au回線)において、通話およびデータ通信が可能と動作確認をしているスマホを持っている必要があります。

楽天回線対応製品 | 楽天モバイル

※そもそも、楽天モバイル「UN-LIMIT」の契約前提なので、楽天モバイル動作確認済のスマホは持っていることが前提ですね。

(※3)「楽天モバイルが指定するインターネット回線」とは?

「楽天モバイルが指定するインターネット回線」として現在していされているのが「楽天ひかり」だけとなります。

指定インターネット回線一覧 | 楽天モバイル

妄想ですが、現在東京都内でKDDI(au)のローミング終了により自宅内が突然圏外になった、という報告が多く上がっているようです。

この解決策のひとつとして、楽天ひかり以外のフレッツ光回線も「指定のインターネット回線」となるのでは?と思っているのですが、どうでしょうか・・・

(※4)「ご契約住所にRakuten Casaを設置すること」とは?

まず、楽天モバイル「UN-LIMIT」と楽天ひかりの契約者は同一かつ同一住所である必要があります。

そして、「その住所(契約住所)にRakuten Casaを設置する」ということです。

Rakuten Casaはルーター機能がありますが、基本は「4G小型基地局」で小さいながらも立派な4G LTEのアンテナ基地局です。

アンテナ基地局なので提供元の楽天モバイルは「アンテナ基地局をここに設置しました」と総務省に報告する義務があるわけです。

第11条 運用者の指定等
1 設置契約者(注:あなた)は、電波法の規定により、当社(注:楽天モバイル)が設置契約者を運用者として、その名称、代表者名、担当者名等、住所、および電話番号その他の連絡先の情報を総理大臣へ届け出ることをあらかじめ承認するものとします。

「Rakuten Casa設置規定(個人向け)」より抜粋

なので、Rakuten Casaは契約住所以外の場所に自由に持ち運んで設置することはできません(電波法違反になります)。

まずは楽天モバイルと一緒に1年使ってみる

楽天モバイル「UN-LIMIT」をご利用であれば、まずは1年間楽天ひかりを使ってみましょう。

楽天モバイル「UN-LIMIT」とセットなら楽天ひかりは1年間無料で使えます。

無料であっても「速度が遅すぎる」などであれば本末転倒です。

まずはルーターがちゃんと「クロスパス」対応の設定になっているのかを確認、そしてどうしても「遅すぎる」のであれば1年の無料期間中に解約しましょう。

1年で楽天ひかりを解約する場合は解約違約金が10,450円必要ですが、「10,450円で1年間使えた」と考えると損ではありません。

管理人
管理人
楽天モバイル「UN-LIMIT」利用者ならまずは1年間無料で楽天ひかりを使ってみよう!

  • 1年以内に解約しても違約金10,450円、10,450円で1年使えるってとても安い!
  • あくまでも楽天モバイルとセットで使おう!楽天モバイル解約なら楽天ひかりにメリットなし!

そして速度(クロスパス)に満足なら3年使ってみる

そして楽天ひかりの高速通信(クロスパス)に満足できるなら、次は3年を目途に継続利用してみましょう。

2年目以降は月額4,180円(マンションタイプ)月額5,280円(戸建てタイプ)の料金となりますが、1年目の無料も含めると「3年間の総額はフレッツ光最安級」です。

楽天モバイル「UN-LIMIT」を継続利用、そして楽天ひかりの高速通信「クロスパス」に不満がなければ、次は3年間をめどに継続利用するのがお得な使い方です。

管理人
管理人
楽天ひかりの通信速度に満足なら3年間使ってみよう!

  • 楽天ひかりが遅いですか?まずはルーター「クロスパス」の設定を見直そう!
  • それでも遅いなら、もっと安いフレッツ光コラボに乗り換えよう

3年後に「Rakuten Casa」が手放せないなら継続利用、そうでなければ解約

楽天ひかりの最大のメリットは2つあります。

一つ目は「楽天モバイルとセット利用で1年間無料」であること、この特典により「3年総額ではフレッツ光最安級」となりコストメリットがあります。

二つ目は「Rakuten Casaで自宅が楽天モバイルの自社回線エリアになる」ということ、これによりもし3年後の状態で「楽天モバイルが自宅で圏外」という状況であればRakuten Casaによって自宅でも安定した楽天モバイルの電波を掴むことができます。

3年後の楽天モバイルの電波状況がどうなっているか、現時点では想像もできません。

「外出中は問題ないけど自宅では電波が入りづらい」という状況であれば、もはやRakuten Casaは手放せない、つまり「楽天ひかり」は手放せない、ということになります。

また、「Rakuten Casaなくても自宅内でもちゃんと電波が届く」のであれば、もはやRakuten Casa(楽天ひかり)は必要ありません。

この場合(Rakuten Casaが不要な場合)には、さっさともっと安いフレッツ光回線に乗り換えるべきでしょう。

しかし、「Rakuten Casaがなければ自宅では電波が入り辛い」のであれば、やはりRakuten Casa(楽天ひかり)は継続利用となります。

管理人
管理人
3年目は「契約更新月」、契約継続?解約?

  • Rakuten Casaが必要(自宅が楽天モバイルの電波不安定)なら継続利用しよう
  • そうでなければ(Rakuten Casaなしでも十分電波がある)楽天ひかりは不要、もっと安いフレッツ光コラボへ!
  • そもそも、楽天モバイルとセット利用でなければ楽天ひかりにメリットなし!

楽天ひかりの基本的な考え方

楽天ひかりのメリットは3つあります。

楽天ひかりのメリット

  • 楽天モバイル「UN-LIMIT」とセットで1年間無料、3年総額でフレッツ光コラボ最安級
  • 最新の高速通信サービス「クロスパス」が無料で使える
  • Rakuten Casaで自宅が楽天モバイル自社回線エリアになる

この3つが楽天ひかりのメリットです。

まずは楽天ひかりは楽天モバイル「UN-LIMIT」契約者でなければあまりメリットがありません。

「1年間無料で3年総額でフレッツ光最安級」のコストメリットがないからです。

そして、3年目以降は楽天モバイルの電波状況次第です。

Rakuten Casa(楽天ひかり)がなければ自宅で楽天モバイルの電波が入らないのであれば、楽天ひかりにはメリットがあります。

Rakuten Casaがなくても自宅内が十分楽天モバイルの電波が入るのなら、楽天ひかりにメリットはありません。

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まとめ

「楽天ひかり」おすすめの使い方

  • 楽天ひかりは楽天モバイルとセットで使う
  • 1年無料で使ってみて通信速度に不満ならとっとと解約
    ⇒ 1年で解約しても違約金10,450円、フレッツ光最安!(笑)
  • 3年使ってみて楽天モバイルの自宅電波が十分(Rakuten Casa不要)ならとっとと解約
    ⇒ 契約更新月の解約ならフレッツ光最安級
  • 通信速度に満足、自宅で楽天モバイルの電波が弱い、なら4年目以降も継続利用

楽天ひかりを申し込むべき人

楽天モバイル「UN-LIMIT」をご利用の方

楽天ひかりは楽天モバイル「UN-LIMIT」ご利用の場合に「3年間の総額でフレッツ光最安級」となります。

まず、楽天モバイル「UN-LIMIT」をご利用でない方は楽天ひかりを契約するメリットはありません。

もっと安いフレッツ光を選ぶべきです。

楽天モバイル「UN-LIMIT」をご利用で、自宅の光回線を検討している場合は、ぜひ「まずは1年間無料」で使ってみましょう。

楽天ひかりの通信速度に満足の方

まずは楽天モバイル「UN-LIMIT」とセットで楽天ひかりを1年間使ってみましょう。

どうせ1年間無料です。

しかし、いくら安いと言っても、光回線としての通信速度に満足できなければ継続利用する意味はありません。

1年間無料で楽天ひかりを使ってみて、もし通信速度に満足できない場合には解約しましょう。

解約時には違約金10,450円が必要ですが、1年使って10,450円と考えるとやはりフレッツ光コラボ最安級です(笑)。

1年使って通信速度にも満足であれば、3年契約を目途に継続利用してみましょう。

3年後の楽天モバイルの電波状況

そして3年後には楽天ひかりの契約更新月がやってきます。

契約更新月であれば無料で解約、それを逃すとまた3年契約となります。

3年後(契約更新月)に自宅が楽天モバイルの電波が十分であれば(Rakuten Casaが必要ないなら)、楽天ひかり(Rakuten Casa)にこだわる必要はありません。

とっとと契約更新月で解約して、安いフレッツ光コラボに乗り換えましょう。

逆に自宅では楽天モバイルの電波が繋がりにくい(Rakuten Casaが必要)であれば、ずっと楽天ひかりを使ってみると良いでしょう。

楽天ひかりにメリットのない人はどうする

自宅の光回線を検討している方で楽天モバイル「UN-LIMIT」をご利用なら楽天ひかりは一番の検討候補になります。

まずは1年無料お試し、そして速度に満足なら次は3年を目途に使ってみて、4年目以降の継続は自宅内での楽天モバイルの電波状況を見て判断しましょう。

そして、楽天ひかりのメリットがなくなった場合はとっとと解約してフレッツ光最安級の光回線へ乗り換えましょう。

今から3年後の各社のフレッツ光コラボがどんなサービスになっているのかわかりませんが、現時点でのフレッツ光コラボ最安級でおすすめは「enひかり」です。

フレッツ光最安の月額料金に加えて、「契約期間の縛りなし」「いつでも違約金なしで解約できる」というシンプルなサービス設計になっています。

もちろん高速通信「v6プラス」対応、さらには最新の10ギガ通信サービス「フレッツ光クロス」にも対応しています。

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